四半期報告書-第41期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 10:28
【資料】
PDFをみる
【項目】
45項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界の経済環境は、新型コロナウイルス感染症の流行継続に加え、新たな変異株であるオミクロン株の急拡大による経済活動の抑制懸念があるものの、各国の政府主導による景気刺激対策及びワクチン接種の進展により、ポストコロナに向けた経済活動の正常化が進みました。
我が国の経済は、大都市圏を中心に断続的に続いた緊急事態宣言が2021年9月末で全面解除され、企業収益及び個人消費は本格的な回復が期待された一方、新型コロナウイルス感染症の流行継続とオミクロン株の感染拡大懸念により、先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取巻く業界は、自動車関連分野においては前連結会計年度から継続する自動車需要の回復に伴い、EV化等で多様化した素材及び部材の出荷が好調に推移し、また半導体・電子部品関連においても自動車のEV化や5Gに対応した製品の生産量増大に加え、デジタルシフトによる経済活動の広がりやリモートワークの浸透により、関連素材、IT機器向け半導体の需要が高水準で推移いたしました。しかしながらこれらの需要回復に起因した半導体や関連部品の供給不足が顕在化し、これに伴う一部の需要家における生産調整は物流の混乱や原料・素材不足と共に生産の完全な回復を依然として妨げました。
このような経済環境のもと、当社グループにおいては、半導体、情報通信関連向け需要の増加により半導体製造装置向け等の加工部品の出荷、及びスマートフォン等IT機器向け電子・電池材料の取扱いが堅調でありました。また国内の自動車向け金属精密プレス部品、及び小型モーター向けカーボンブラシ等の出荷が増加した他、非鉄原料、アルミ圧延品並びに伸銅品等の取扱いも伸長し、当社グループの収益に大きく貢献いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における連結経営成績は、売上高114,176百万円(前年同期は152,455百万円)、営業利益8,430百万円(前年同期は3,910百万円)、経常利益8,805百万円(前年同期は4,142百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,537百万円(前年同期は1,781百万円)となりました。
なお、当社グループは2022年3月期の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日公表分。以下、「収益認識会計基準」という。)等を適用しております。このため、経営成績に関する説明においては、連結売上高及び連結段階利益の前年同期比(%)を記載しておりません。収益認識会計基準等の適用の詳細については「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの業績は次のとおりであります。また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。
なお、第1四半期連結会計期間において、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値であります。
・商社流通-電子機能材事業
スマートフォン・タブレット端末向け部材は、新型コロナウイルス感染症により制限されていた経済活動が段階的に回復したことにより前年同期に比べ好調でした。また、二次電池関連部材及び環境関連部材の需要は半導体部品の供給不足に起因した、一部の需要家による一時的な減産、生産調整等の不透明要素はあったものの、リモートワークの進行による需要増加を背景に高水準な受注が継続いたしました。一方、レアメタル・レアアース等は、自動車関連需要の回復が継続し、売上・利益は共に大きく増加いたしました。これにより、前述の取扱量の回復等により、セグメント利益は大きく改善いたしました。
この結果、当セグメントにおける売上高は26,363百万円(前年同期は40,199百万円)、セグメント利益は3,183百万円(前年同期は1,204百万円)となりました。
・商社流通-アルミ銅事業
製品分野においては、自動車のEV化・軽量化の進展に伴い、アルミ・銅を主とする非鉄金属製品の需要は拡大いたしましたが、半導体部品の供給不足による一部の需要家の減産・生産調整が部品・素材メーカーに波及し、一時的に製品需要が減少いたしました。一方、国内の建築需要は堅調に推移しており、関連部材の取扱いは前年同期に比べ増加いたしました。これによりアルミ圧延品及び伸銅品の取扱い共に前年同期に比べ増加いたしました。また、当第3四半期連結累計期間より当セグメントに加わったチタン・新素材においては、チタン展伸材の輸出取引が欧州の景気回復等を受けて前年同期に比べ増加いたしました。
原料分野においては、銅・アルミ市況は当第3四半期連結累計期間を通して高騰を続けており、コロナ禍での巣ごもり消費の増加等による家電製品向け、及びEV化の進展に伴う自動車関連向け需要の増加等もあり、主力の銅、アルミスクラップ、アルミ再生塊の取扱いが好調に推移いたしました。
この結果、当セグメントにおける売上高は45,497百万円(前年同期は82,971百万円)、セグメント利益は1,631百万円(前年同期は554百万円)となりました。
・製造-装置材料事業
材料分野においては、めっき材料は米国及び中国の両拠点において旺盛な需要拡大が続く電子材料関連、及び自動車向けの出荷が前年同期に比べ大きく増加いたしました。また、小型モーター向けカーボンブラシ、ブレーキ摩擦材向けカシュー樹脂製品、及び溶接材料は国内外における自動車需要の回復に伴い、出荷は前年同期に比べ順調に推移いたしました。装置分野においては、国内外での鉄鋼向け大型マーキング装置及びペイント等消耗材料の出荷が増加した他、建築向け試験装置等のオーバーホール等が業績に貢献いたしました。
この結果、当セグメントにおける売上高は26,761百万円(前年同期は17,699百万円)、セグメント利益は1,233百万円(前年同期は24百万円)となりました。
・製造-金属加工事業
精密研削加工部品は、半導体実装装置需要自体は堅調であるものの、半導体等の不足の影響による取引先の生産調整等を受けて出荷は前年同期に比べ減少いたしました。また精密切削加工部品においてはリモートワークの拡大に伴う半導体需要の増加により、半導体製造装置向けの出荷が好調に推移いたしました。金属精密プレス部品は、国内外における旺盛な自動車向け需要を取り込み出荷は高水準で推移いたしました。なお、空調機器向け金属加工部品は国内の空調関連向け出荷が堅調に推移いたしました。
この結果、当セグメントにおける売上高は20,753百万円(前年同期は15,909百万円)、セグメント利益は2,754百万円(前年同期は2,359百万円)となりました。
・財政状態に関する説明
①財政状態
a.流動資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は131,512百万円であり、前連結会計年度末比24,908百万円の増加となりました。主な内訳は、棚卸資産の増加15,368百万円、受取手形及び売掛金の増加9,145百万円、並びに現金及び預金の増加188百万円であります。
b.固定資産
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は42,340百万円であり、前連結会計年度末比1,027百万円の増加となりました。主な内訳は、連結子会社における有形固定資産の取得、及び連結範囲の拡大等による有形固定資産の増加1,983百万円、無形固定資産の償却による減少686百万円、及び投資その他の資産の減少269百万円であります。
c.流動負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は91,020百万円であり、前連結会計年度末比13,008百万円の増加となりました。主な内訳は支払手形及び買掛金の増加7,572百万円、短期借入金の増加2,737百万円、コマーシャル・ペーパーの増加1,999百万円、及び1年内返済予定の長期借入金の減少77百万円であります。
d.固定負債
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は26,884百万円であり、前連結会計年度末比350百万円の増加となりました。主な内訳は長期借入金の増加331百万円、及び社債の減少149百万円であります。
e.純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は55,948百万円であり、前連結会計年度末比12,576百万円の増加となりました。主な内訳は利益剰余金の増加5,240百万円、2021年12月に実施した公募増資の実施等による資本金の増加2,780百万円及び資本準備金の増加2,780百万円、為替換算調整勘定の増加1,658百万円、その他有価証券評価差額金の増加107百万円、並びに繰延ヘッジ損益の増加62百万円であります。
②経営成績
a.売上高
売上高は、テレワーク等のオンラインでの経済活動の拡大に伴う半導体、電子材料関係、及び自動車を中心とした世界的な需要拡大によりグループ全体で好調に推移いたしました。取扱品及び製品別でみると、商社流通では、スマートフォン・タブレット端末向け電池・電子材料、レアメタル、及び磁性材向けレアアースの取扱いが増加した他、アルミ圧延品、伸銅品、アルミ再生塊、及び銅スクラップ等の非鉄原料の取扱いも好調に推移いたしました。
製造では半導体実装装置向け精密研削加工部品が取引先の生産調整等の影響により出荷が前年同期に比べ減少いたしましたが、通信、IT向け精密切削加工部品の出荷が堅調に推移した他、めっき材料、金属精密プレス部品、及び小型モーター向けカーボンブラシ等の出荷は景気回復により市場が急拡大する自動車需要を取り込み、大きく出荷が落ち込んだ前年同期に比べ好調でありました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は114,176百万円(前年同期は152,455百万円)となりました。
b.売上総利益
商社流通及び製造の収益が共に好調であったことから、当第3四半期連結累計期間における売上総利益は19,368百万円(前年同期は13,270百万円)となりました。
c.販売費及び一般管理費
取引拡大に伴う営業費用の費消が前年同期に比べ大きく増加し、当第3四半期連結累計期間における販売費及び一般管理費は10,938百万円(前年同期は9,360百万円)となりました。
d.営業利益
上記の結果、当第3四半期連結累計期間における営業利益は8,430百万円(前年同期は3,910百万円)となりました。
e.営業外収益、営業外費用
受取配当金の増加、及び為替差益等により、営業外収支(営業外収益-営業外費用)は375百万円の収入超となりました(前年同期は232百万円の収入超)。
f.経常利益
上記の結果、当第3四半期連結累計期間における経常利益は8,805百万円(前年同期は4,142百万円)となりました。
g.特別利益、特別損失
投資有価証券売却益等の特別利益308百万円を計上する一方、投資有価証券評価損等の特別損失61百万円を計上いたしました。
h.親会社株主に帰属する四半期純利益
税金等調整前四半期純利益9,052百万円から、法人税等2,423百万円、連結子会社15社における非支配株主に帰属する四半期純利益91百万円を差引き、当第3四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益は6,537百万円(前年同期は1,781百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動について特記すべき事項はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。
(5)経営者の問題認識と今後の方針について
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営の問題認識と今後の方針について重要な変更はありません。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。