四半期報告書-第57期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/12 11:27
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
≪セグメント別業績≫(単位:百万円)
売 上 高セグメント利益又は損失(△)
(営業利益又は損失(△))
当第1四半期前第1四半期増減額前年同期比(%)当第1四半期前第1四半期増減額前年同期比(%)
ビジネスウェア
事業
17,73338,999△21,26645.5△7,384859△8,243-
カード事業1,2551,319△6395.2533587△5390.8
印刷・メディア
事業
2,1483,209△1,06166.9△265△49△215-
雑貨販売事業4,4883,949538113.6337220116153.0
総合リペア
サービス事業
1,4393,201△1,76244.9△424△48△376-
フードサービス
事業
1,6662,293△62772.6△15584△240-
その他7703,883△3,11219.8△77△411334-
調整額△621△1,035414-△115△16-
合計28,88055,821△26,94051.7△7,4481,247△8,695-

(注) 1.セグメント別売上高、セグメント利益又は損失(△)(営業利益又は損失(△))はセグメント間取引相殺消去前の数値であります。
2.前連結会計年度より、従来「その他」に含まれていた「フードサービス事業」について、量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
また、当第1四半期連結会計期間より、従来、報告セグメントとして開示しておりました「カジュアル事業」は、2020年4月6日をもって(株)イーグルリテイリングが清算結了したことにより、量的な重要性が低下したため、報告セグメントから除外し「その他」としております。
なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、当第1四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気は急速に悪化し、極めて厳しい状況で推移いたしました。先行きにつきましては、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていくなかで、各種政策の効果もあって、極めて厳しい状況から持ち直しに向かうことが期待されますが、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響などにより、依然として不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループにおきましても、主にビジネスウェア事業や総合リペアサービス事業において、店舗の臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどにより、当第1四半期連結累計期間の当社グループにおける業績は以下のとおりとなりました。
売上高 288億80百万円(前年同期比51.7%)
営業損失 74億48百万円(前年同期は営業利益12億47百万円)
経常損失 72億7百万円(前年同期は経常利益14億78百万円)
親会社株主に帰属する四半期純損失 92億13百万円
(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失41億50百万円)
セグメント別の営業の状況は、以下のとおりであります。
なお、以下のセグメント別売上高、セグメント利益又は損失は、セグメント間の内部取引相殺前の数値であります。
≪ビジネスウェア事業≫
[青山商事(株) ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司]
当事業の売上高は177億33百万円(前年同期比45.5%)、セグメント損失(営業損失)は73億84百万円(前年同期はセグメント利益(営業利益)8億59百万円)となりました。
当事業の中核部門であります青山商事(株)のビジネスウェア事業につきましては、政府による外出自粛や接触機会7~8割削減等の要請を踏まえ、お客様並びに従業員の健康と安全確保、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどにより、当第1四半期(4月~6月)のビジネスウェア事業既存店売上高は前年同期比46.1%となりました。
なお、メンズスーツの販売着数は前年同期比41.5%の165千着、平均販売単価は前年同期比89.0%の24,602円となりました。
また、コスト構造最適化に向け、非効率な32店舗を閉店いたしました。
当第1四半期(4月~6月)の店舗の出退店等につきましては、以下のとおりであります。
<ビジネスウェア事業における業態別の出退店及び期末店舗数(2020年6月末現在)>(単位:店)
業態名青山商事(株) ビジネスウェア事業青山洋服商業(上海)有限公司
洋服の青山ザ・スーツカンパニーユニバーサルランゲージユニバーサルランゲージメジャーズホワイトザ・スーツカンパニー合計洋服の青山
出店(4月~6月)0000000
閉店(4月~6月)246002323
期末店舗数(6月末)7855095685527

(注) 1.「ザ・スーツカンパニー」には「TSC SPA OUTLET」を、「ユニバーサル ランゲージ」には「UL OUTLET」を含めております。
2.青山洋服商業(上海)有限公司の出店・閉店は2020年1月~3月、期末店舗数は2020年3月末の店舗数であります。
≪カード事業≫[(株)青山キャピタル]
当事業につきましては、外出自粛要請等に伴う消費マインドの冷え込みなどから、ショッピング収入が減少したことなどにより、売上高は12億55百万円(前年同期比95.2%)、セグメント利益(営業利益)は5億33百万円(前年同期比90.8%)となりました。
なお、2020年5月末現在の「AOYAMAカード」の有効会員数は430万人となりました。
≪印刷・メディア事業≫[(株)アスコン]
当事業につきましては、主な取引先である流通小売業からの受注が減少したことなどにより、売上高は21億48百万円(前年同期比66.9%)、セグメント損失(営業損失)は2億65百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)49百万円)となりました。
≪雑貨販売事業≫[(株)青五]
当事業につきましては、衛生用品や日用品等の購入を中心に客数が増加したことなどにより、売上高は44億88百万円(前年同期比113.6%)、セグメント利益(営業利益)は3億37百万円(前年同期比153.0%)となりました。
なお、2020年5月末の店舗数は112店舗であります。
≪総合リペアサービス事業≫[ミニット・アジア・パシフィック(株)]
当事業につきましては、海外の店舗においてロックダウンの影響を受けたことや、国内においても店舗の臨時休業や時間短縮営業を行ったことなどにより、売上高は14億39百万円(前年同期比44.9%)、セグメント損失(営業損失)は4億24百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)48百万円)となりました。
当第1四半期(4月~6月)の店舗の出退店等につきましては、以下のとおりであります。
<総合リペアサービス事業における出退店及び期末店舗数(2020年6月末現在)>(単位:店)
地域ミスターミニット
日本オセアニアその他合計
出店(4月~6月)3003
閉店(4月~6月)5005
期末店舗数(6月末)31729736650

(注) 「オセアニア」はオーストラリア、ニュージーランド、「その他」はシンガポール、マレーシアであります。
≪フードサービス事業≫[(株)glob フードサービス事業]
当事業につきましては、営業時間を短縮したことなどにより、売上高は16億66百万円(前年同期比72.6%)、セグメント損失(営業損失)は1億55百万円(前年同期はセグメント利益(営業利益)84百万円)となりました。
当第1四半期(4月~6月)の店舗の出退店等につきましては、以下のとおりであります。
<フードサービス事業における業態別の出退店及び期末店舗数(2020年6月末現在)>(単位:店)
業態名焼肉きんぐゆず庵
出店(4月~6月)01
閉店(4月~6月)00
期末店舗数(6月末)3513

≪その他≫
[青山商事(株) カジュアル事業、青山商事(株) リユース事業、(株)WTW、(株)glob その他事業、(株)SYG]
その他の事業につきましては、売上高は7億70百万円(前年同期比19.8%)、セグメント損失(営業損失)は77百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)4億11百万円)となりました。
当第1四半期(4月~6月)の店舗の出退店等につきましては、以下のとおりであります。
<その他の事業における業態別の出退店及び期末店舗数(2020年6月末現在)>(単位:店)
業態名青山商事(株)カジュアル事業青山商事(株)
リユース事業
(株)WTW(株)glob
その他事業
リーバイスストアセカンドストリートジャンブルストアダブルティーエニタイムフィットネス
出店(4月~6月)00010
閉店(4月~6月)00000
期末店舗数(6月末)1215271

なお、前連結会計年度より、従来「その他」に含まれていた「フードサービス事業」について、量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
また、当第1四半期連結会計期間より、従来、報告セグメントとして開示しておりました「カジュアル事業」は、2020年4月6日をもって(株)イーグルリテイリングが清算結了したことにより、量的な重要性が低下したため、報告セグメントから除外し「その他」としており、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、当第1四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産について、流動資産は1,885億45百万円となり、前連結会計年度末と比べ202億61百万円減少いたしました。この要因は、現金及び預金が11億20百万円増加しましたが、受取手形及び売掛金が46億17百万円、有価証券が139億円、営業貸付金が33億26百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は、1,654億76百万円となり前連結会計年度末と比べ10億21百万円減少いたしました。この要因は、のれんが2億24百万円、投資有価証券が3億78百万円それぞれ増加しましたが、有形固定資産が8億85百万円、敷金および保証金が7億6百万円それぞれ減少したことによるものであります。
この結果、資産合計は3,540億46百万円となり、前連結会計年度末と比べ212億89百万円減少いたしました。
負債について、流動負債は924億62百万円となり、前連結会計年度末と比べ20億円減少いたしました。この要因は、1年内償還予定の社債が110億円増加しましたが、支払手形及び買掛金が55億73百万円、電子記録債務が39億47百万円、未払金が19億51百万円、未払法人税等が6億4百万円、賞与引当金が6億40百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定負債は705億40百万円となり、前連結会計年度末と比べ111億72百万円減少いたしました。この要因は、社債が110億円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,630億3百万円となり、前連結会計年度末と比べ131億73百万円減少しました。
純資産合計は1,910億42百万円となり、前連結会計年度末と比べ81億16百万円減少いたしました。この要因は、その他有価証券評価差額金が2億61百万円、為替換算調整勘定が7億7百万円それぞれ増加しましたが、利益剰余金が92億4百万円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。