四半期報告書-第48期第2四半期(令和1年5月21日-令和1年8月20日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年2月21日から2019年8月20日)におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響など、依然として不透明な状態が続いております。
家具・インテリア業界におきましても、業態を越えた販売競争の激化及び人件費の高騰、物流コストの上昇等が続いております。
このような環境のなか、営業概況といたしましては、キッチン用品や家電、ダイニング家具、ベッドルーム家具が好調に推移いたしましたが、梅雨明けの遅れや天候不順の影響により、前年好調だった季節商品の一部が低調となりました。販売費及び一般管理費につきましては、物流業界における人手不足や賃金上昇等による発送配達費や前年同期の6店舗に対して当第2四半期累計期間では15店舗の既存店の計画的改装を行ったため、展示什器費等が増加いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,215億98百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は555億77百万円(前年同期比0.6%減)、経常利益は565億40百万円(前年同期比0.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は368億47百万円(前年同期比2.9%減)となりました。
(ⅰ)家具・インテリア用品の販売
当社グループの取り組みといたしましては、グローバルな事業環境や著しく変化する外部環境に対応した基盤作りを行う組織として前年度にグローバル商品本部を設置し、さらなるバーティカルマーチャンダイジングを推進するとともに、商品梱包のダウンサイジング等による物流コストの低減、グローバル商品開発に向けて原材料の統一化や商品の共通化に努めてまいりました。
当第2四半期連結累計期間における販売実績といたしましては、ホームファッション商品では、汚れに強く手入れがしやすいキッチンマットなどのキッチン用品や収納ボックス等のインドア用品、モバイルバッテリーの機能も兼ね備えた充電式ハンディファンや洗濯機、冷蔵庫等の生活家電が好調に推移いたしました。家具につきましては、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズや、座面が広くゆったりくつろげるロータイプのダイニングセット「リラックス」シリーズがテレビCM等の効果もあり、売上を牽引いたしました。また、今夏の季節の商品企画につきましては、ブルー&ホワイトを基調に海辺のモチーフをあしらった「SEA」シリーズ、及びグリーンを基調とした南国リゾートの彩りの「Tropical」シリーズがご好評いただき、昨年を大きく上回る販売実績となりました。
その他の取り組みといたしましては、写真や画像データから同一または類似する商品を検索できる画像検索エンジン「Image Search」の日本初導入に取り組んでまいりました。今秋には「ニトリ公式スマートフォンアプリ」に搭載を予定しており、雑誌やインターネット上の写真やスクリーンショット画像などを元に、当社の取扱い商品の中から同一・類似商品を検索・表示し、そのままネットショップでお買い上げいただくことが可能になります。また、従業員向けアプリにも搭載を予定しており、商品検索やコーディネート提案力の向上から接客品質の向上につなげてまいります。
当第2四半期連結累計期間における国内の出店状況につきましては、店舗数は14店舗増加し519店舗となりました。海外の出店状況につきましては、台湾で2店舗、中国で1店舗を出店し、台湾で1店舗、米国で1店舗を閉店した結果、店舗数は台湾32店舗、米国2店舗、中国38店舗と合わせて72店舗となり、当第2四半期連結累計期間末における国内・海外の合計店舗数は591店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の家具・インテリア用品の販売事業の売上高は3,153億7百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
(ⅱ)その他
不動産賃貸収入及び広告・宣伝事業等により、当第2四半期連結累計期間のその他の事業の売上高は、62億90百万円(前年同期比4.1%減)となりました。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ225億80百万円増加し、6,418億67百万円となりました。これは主として、現金及び預金が367億64百万円増加した一方で、流動資産のその他が101億35百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ83億60百万円減少し、1,107億34百万円となりました。これは主として、未払金が72億62百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ309億40百万円増加し、5,311億32百万円となりました。これは主として、利益剰余金が312億36百万円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローにより543億11百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローにより243億9百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローにより67億22百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ227億71百万円増加し、1,228億25百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果獲得した資金は、543億11百万円(前年同期は458億77百万円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益548億64百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果支出した資金は、243億9百万円(前年同期は157億73百万円の支出)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出162億91百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果支出した資金は、67億22百万円(前年同期は53億5百万円の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額による支出56億3百万円等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設及び改修について、当第2四半期連結累計期間において著しい変更があったものは、次のとおりであります。なお、重要な設備の除却等はありません。
(注)記載金額には、消費税等は含まれておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年2月21日から2019年8月20日)におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響など、依然として不透明な状態が続いております。
家具・インテリア業界におきましても、業態を越えた販売競争の激化及び人件費の高騰、物流コストの上昇等が続いております。
このような環境のなか、営業概況といたしましては、キッチン用品や家電、ダイニング家具、ベッドルーム家具が好調に推移いたしましたが、梅雨明けの遅れや天候不順の影響により、前年好調だった季節商品の一部が低調となりました。販売費及び一般管理費につきましては、物流業界における人手不足や賃金上昇等による発送配達費や前年同期の6店舗に対して当第2四半期累計期間では15店舗の既存店の計画的改装を行ったため、展示什器費等が増加いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,215億98百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は555億77百万円(前年同期比0.6%減)、経常利益は565億40百万円(前年同期比0.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は368億47百万円(前年同期比2.9%減)となりました。
(ⅰ)家具・インテリア用品の販売
当社グループの取り組みといたしましては、グローバルな事業環境や著しく変化する外部環境に対応した基盤作りを行う組織として前年度にグローバル商品本部を設置し、さらなるバーティカルマーチャンダイジングを推進するとともに、商品梱包のダウンサイジング等による物流コストの低減、グローバル商品開発に向けて原材料の統一化や商品の共通化に努めてまいりました。
当第2四半期連結累計期間における販売実績といたしましては、ホームファッション商品では、汚れに強く手入れがしやすいキッチンマットなどのキッチン用品や収納ボックス等のインドア用品、モバイルバッテリーの機能も兼ね備えた充電式ハンディファンや洗濯機、冷蔵庫等の生活家電が好調に推移いたしました。家具につきましては、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズや、座面が広くゆったりくつろげるロータイプのダイニングセット「リラックス」シリーズがテレビCM等の効果もあり、売上を牽引いたしました。また、今夏の季節の商品企画につきましては、ブルー&ホワイトを基調に海辺のモチーフをあしらった「SEA」シリーズ、及びグリーンを基調とした南国リゾートの彩りの「Tropical」シリーズがご好評いただき、昨年を大きく上回る販売実績となりました。
その他の取り組みといたしましては、写真や画像データから同一または類似する商品を検索できる画像検索エンジン「Image Search」の日本初導入に取り組んでまいりました。今秋には「ニトリ公式スマートフォンアプリ」に搭載を予定しており、雑誌やインターネット上の写真やスクリーンショット画像などを元に、当社の取扱い商品の中から同一・類似商品を検索・表示し、そのままネットショップでお買い上げいただくことが可能になります。また、従業員向けアプリにも搭載を予定しており、商品検索やコーディネート提案力の向上から接客品質の向上につなげてまいります。
当第2四半期連結累計期間における国内の出店状況につきましては、店舗数は14店舗増加し519店舗となりました。海外の出店状況につきましては、台湾で2店舗、中国で1店舗を出店し、台湾で1店舗、米国で1店舗を閉店した結果、店舗数は台湾32店舗、米国2店舗、中国38店舗と合わせて72店舗となり、当第2四半期連結累計期間末における国内・海外の合計店舗数は591店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の家具・インテリア用品の販売事業の売上高は3,153億7百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
(ⅱ)その他
不動産賃貸収入及び広告・宣伝事業等により、当第2四半期連結累計期間のその他の事業の売上高は、62億90百万円(前年同期比4.1%減)となりました。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ225億80百万円増加し、6,418億67百万円となりました。これは主として、現金及び預金が367億64百万円増加した一方で、流動資産のその他が101億35百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ83億60百万円減少し、1,107億34百万円となりました。これは主として、未払金が72億62百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ309億40百万円増加し、5,311億32百万円となりました。これは主として、利益剰余金が312億36百万円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローにより543億11百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローにより243億9百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローにより67億22百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ227億71百万円増加し、1,228億25百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果獲得した資金は、543億11百万円(前年同期は458億77百万円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益548億64百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果支出した資金は、243億9百万円(前年同期は157億73百万円の支出)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出162億91百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果支出した資金は、67億22百万円(前年同期は53億5百万円の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額による支出56億3百万円等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設及び改修について、当第2四半期連結累計期間において著しい変更があったものは、次のとおりであります。なお、重要な設備の除却等はありません。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメント の名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 着手及び完了 予定年月 | ||
総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | ||||
NITORI FURNITURE Ba Ria-Vung Tau Co.,Ltd. | ベトナム社会主義 共和国 バリア・ブンタウ省 | 家具・インテリア 用品の販売 | ファブリック工場の新設 敷地面積96,493㎡ | 6,400 | 491 | 2019年 7月 | 2020年8月 |
(注)記載金額には、消費税等は含まれておりません。