四半期報告書-第52期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日)におけるわが国経済は、世界的な金融引き締め等を背景とした海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっておりますが、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されております。家具・インテリア業界におきましては、業種・業態の垣根を越えた販売競争の激化や、人手不足による人件費の高騰や原材料価格の上昇等により、依然として厳しい経営環境が続いております。
当第1四半期連結累計期間における主な経営成績は次のとおりであります。
なお、前連結会計年度に行った決算期変更に伴い、前第1四半期連結累計期間(2022年2月21日から2022年5月20日)と比較対象期間は異なりますが、増減額及び増減率を参考数値として記載しております。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
1) ニトリ事業
国内の営業概況といたしましては、当第1四半期連結累計期間において、既存店の改装を積極的に進めてまいりました。また、より多くのお客様にご満足いただくために、家具400アイテムの期間限定価格でのご提供、インテリア用品450アイテムをお試し価格でのご提供など各種キャンペーン施策を実施してまいりました。販売費及び一般管理費につきましては、物流の内製化や拠点再配置による発送配達費の削減などを行い、経費の抑制に努めてまいりました。しかしながら、円安の進行に起因する輸入コストの上昇等により売上原価は増加いたしました。
当第1四半期連結累計期間における販売実績といたしましては、汚れ・ひっかきに強い張地を使用したロータイプのリビングダイニングテーブルセット「リラックス」や、オーガニックコットンを混合したやさしい肌ざわりが特徴の天然素材寝具などの売上が好調に推移いたしました。
新しい買い方のご提案に関する取り組みといたしましては、ニトリネットにて週2回配信を行っている「ニトリLIVE」において、キャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2023」に初出展し、今季のアウトドア用品について、初めて屋外イベント会場から生配信いたしました。また当第1四半期連結累計期間において累計配信回数が100回を超え、これまでに多くのお客様にご視聴をいただきました。引き続き、オンラインとオフラインの融合施策を推進し、お客様との継続的な関係性の構築と、買い物利便性の向上に努めてまいります。
海外の営業概況といたしましては、当第1四半期連結累計期間において台湾で3店舗、中国大陸において5店舗、マレーシアにおいて1店舗を出店いたしました。「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」という企業理念のもと、今後も未出店の国・地域も含め店舗網の積極的な拡大を進めてまいります。
2) 島忠事業
島忠事業につきましては、商品の品揃えについて見直しを進めており、プライベートブランド商品として、新規にミニベロ自転車を投入いたしました。また、プライベートブランド商品の展開加速を見据えて、物流拠点の再構築を進めております。当社グループにおける重点施策として、今後もお客様の暮らしに密着した「お、ねだん以上。」のプライベートブランド商品開発の拡大と、商品力の強化を図り、地域のお客様の快適な暮らしに貢献してまいります。
3) グループ全体
店舗の出退店の状況は次のとおりであります。
当社では、お買い上げいただけるお客様の数が増え続けることが社会貢献のバロメーターになると考え、より多くのお客様に豊かな暮らしを提供すべく、日本そして世界へと店舗展開を拡大し、グローバルチェーンの整備を進めております。今後も引き続き、お客様数の増加と買い物利便性の向上のため、事業領域と店舗網の拡大を進めてまいります。
当第1四半期連結累計期間におけるサステナビリティに関する取り組みといたしましては、気候変動への対応として、当社グループのニトリ及び島忠の約300店舗に電気自動車用充電器の設置を進めることを決定いたしました。当社では2015年より店舗に電気自動車用充電器の設置をしておりましたが、この度の決定により当該充電器を更新し、より温室効果ガス削減に貢献できる100%再生可能エネルギー由来の充電サービスの提供を、拠点数を拡大して進めてまいります。
資源循環の取り組みとして、前連結会計年度までにリサイクルの仕組みを構築した取り組みのうち、カーペット・敷ふとんのリサイクル回収については対象店舗を拡大し実施いたしました。また、販売元や状態に関わらずお持ち込みいただけるカーテン回収においては、2023年6月より、ニトリ及び島忠の全店舗において、ご不要となったカーテンのお持ち込みの常時受付を開始いたしました。
当社グループは今後も、企業として持続的に発展するとともに、一気通貫のビジネスモデルを通じて環境・社会課題を解決し、より良い未来に貢献することを目指してまいります。
② 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ208億59百万円減少し、1兆1,129億12百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が136億81百万円、商品及び製品が122億51百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ393億52百万円減少し、2,763億22百万円となりました。これは主として、長期借入金が165億34百万円、未払法人税等が162億80百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ184億93百万円増加し、8,365億90百万円となりました。これは主として、利益剰余金が146億35百万円増加したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日)におけるわが国経済は、世界的な金融引き締め等を背景とした海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっておりますが、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されております。家具・インテリア業界におきましては、業種・業態の垣根を越えた販売競争の激化や、人手不足による人件費の高騰や原材料価格の上昇等により、依然として厳しい経営環境が続いております。
当第1四半期連結累計期間における主な経営成績は次のとおりであります。
なお、前連結会計年度に行った決算期変更に伴い、前第1四半期連結累計期間(2022年2月21日から2022年5月20日)と比較対象期間は異なりますが、増減額及び増減率を参考数値として記載しております。
前第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |
売上高 | 216,648 | 218,504 | 1,855 | 0.9 |
営業利益 | 36,917 | 32,973 | △3,943 | △10.7 |
(利益率) | (17.0%) | (15.1%) | ||
経常利益 | 36,971 | 33,518 | △3,453 | △9.3 |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 24,942 | 22,913 | △2,028 | △8.1 |
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
前第1四半期 連結累計期間 (百万円) | 当連1四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | ||
ニトリ事業 | 売上高 | 187,348 | 190,217 | 2,868 | 1.5 |
(外部顧客への売上高) | (185,560) | (188,005) | (2,444) | (1.3) | |
セグメント利益 | 35,942 | 31,715 | △4,227 | △11.8 | |
島忠事業 | 売上高 | 31,139 | 30,576 | △563 | △1.8 |
(外部顧客への売上高) | (31,088) | (30,498) | (△589) | (△1.9) | |
セグメント利益 | 983 | 1,116 | 133 | 13.6 |
1) ニトリ事業
国内の営業概況といたしましては、当第1四半期連結累計期間において、既存店の改装を積極的に進めてまいりました。また、より多くのお客様にご満足いただくために、家具400アイテムの期間限定価格でのご提供、インテリア用品450アイテムをお試し価格でのご提供など各種キャンペーン施策を実施してまいりました。販売費及び一般管理費につきましては、物流の内製化や拠点再配置による発送配達費の削減などを行い、経費の抑制に努めてまいりました。しかしながら、円安の進行に起因する輸入コストの上昇等により売上原価は増加いたしました。
当第1四半期連結累計期間における販売実績といたしましては、汚れ・ひっかきに強い張地を使用したロータイプのリビングダイニングテーブルセット「リラックス」や、オーガニックコットンを混合したやさしい肌ざわりが特徴の天然素材寝具などの売上が好調に推移いたしました。
新しい買い方のご提案に関する取り組みといたしましては、ニトリネットにて週2回配信を行っている「ニトリLIVE」において、キャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2023」に初出展し、今季のアウトドア用品について、初めて屋外イベント会場から生配信いたしました。また当第1四半期連結累計期間において累計配信回数が100回を超え、これまでに多くのお客様にご視聴をいただきました。引き続き、オンラインとオフラインの融合施策を推進し、お客様との継続的な関係性の構築と、買い物利便性の向上に努めてまいります。
海外の営業概況といたしましては、当第1四半期連結累計期間において台湾で3店舗、中国大陸において5店舗、マレーシアにおいて1店舗を出店いたしました。「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」という企業理念のもと、今後も未出店の国・地域も含め店舗網の積極的な拡大を進めてまいります。
2) 島忠事業
島忠事業につきましては、商品の品揃えについて見直しを進めており、プライベートブランド商品として、新規にミニベロ自転車を投入いたしました。また、プライベートブランド商品の展開加速を見据えて、物流拠点の再構築を進めております。当社グループにおける重点施策として、今後もお客様の暮らしに密着した「お、ねだん以上。」のプライベートブランド商品開発の拡大と、商品力の強化を図り、地域のお客様の快適な暮らしに貢献してまいります。
3) グループ全体
店舗の出退店の状況は次のとおりであります。
2023年3月31日 店舗数 | 出店 | 退店 | 2023年6月30日 店舗数 | ||
ニトリ(EXPRESS含む) | 523 | 11 | - | 534 | |
デコホーム | 167 | 2 | 1 | 168 | |
台湾 | 53 | 3 | - | 56 | |
中国大陸 | 67 | 5 | 1 | 71 | |
米国 | 1 | - | 1 | - | |
マレーシア | 7 | 1 | - | 8 | |
シンガポール | 1 | - | - | 1 | |
Nプラス | 30 | 6 | - | 36 | |
ニトリ事業 | 849 | 28 | 3 | 874 | |
島忠事業 | 53 | - | - | 53 | |
合計 | 902 | 28 | 3 | 927 |
当社では、お買い上げいただけるお客様の数が増え続けることが社会貢献のバロメーターになると考え、より多くのお客様に豊かな暮らしを提供すべく、日本そして世界へと店舗展開を拡大し、グローバルチェーンの整備を進めております。今後も引き続き、お客様数の増加と買い物利便性の向上のため、事業領域と店舗網の拡大を進めてまいります。
当第1四半期連結累計期間におけるサステナビリティに関する取り組みといたしましては、気候変動への対応として、当社グループのニトリ及び島忠の約300店舗に電気自動車用充電器の設置を進めることを決定いたしました。当社では2015年より店舗に電気自動車用充電器の設置をしておりましたが、この度の決定により当該充電器を更新し、より温室効果ガス削減に貢献できる100%再生可能エネルギー由来の充電サービスの提供を、拠点数を拡大して進めてまいります。
資源循環の取り組みとして、前連結会計年度までにリサイクルの仕組みを構築した取り組みのうち、カーペット・敷ふとんのリサイクル回収については対象店舗を拡大し実施いたしました。また、販売元や状態に関わらずお持ち込みいただけるカーテン回収においては、2023年6月より、ニトリ及び島忠の全店舗において、ご不要となったカーテンのお持ち込みの常時受付を開始いたしました。
当社グループは今後も、企業として持続的に発展するとともに、一気通貫のビジネスモデルを通じて環境・社会課題を解決し、より良い未来に貢献することを目指してまいります。
② 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ208億59百万円減少し、1兆1,129億12百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が136億81百万円、商品及び製品が122億51百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ393億52百万円減少し、2,763億22百万円となりました。これは主として、長期借入金が165億34百万円、未払法人税等が162億80百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ184億93百万円増加し、8,365億90百万円となりました。これは主として、利益剰余金が146億35百万円増加したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。