有価証券報告書-第158期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
相鉄グループは、2025年4月に公表した「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」において、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」を見据え、「不動産事業を核とする成長戦略の遂行」、「事業構造改革の断行と新たな成長に向けた基盤整備・拡充による稼ぐ力の強化」及び「『開発スピリット』の復活(原点回帰)/持続的な成長につながる開発の実行」を重点戦略として取り組んでまいりました。この第7次中期経営計画の初年度となる当期は、不動産分譲業において、「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」及び「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」の分譲により、ゆめが丘エリアの活性化を図るとともに、不動産賃貸業においては、「横浜駅西口大改造構想」の検討を進めました。また、収益物件の取得やオーストラリアでの賃貸住宅開発プロジェクトへ参画する等、事業領域の拡大に努めてまいりました。さらに、稼働済みの太陽光発電所を取得する等、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化したほか、AIやICTを活用した業務効率化や生産性向上に取り組みました。このほか、旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市旭区・瀬谷区)で開催される2027年国際園芸博覧会に向けて、電車・バスのラッピング車両の運行及び特別仕様デザインの駅名標の掲出等や、Village出展者として、特設サイトの開設等を行いました。
以上のように鋭意業績の向上に努めました結果、当連結会計年度における営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
各セグメント別の状況は以下のとおりであります。
(運輸業)
鉄道業におきましては、輸送面では、ダイヤ改正を実施し、利便性及び快適性の向上に努めたほか、「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した新型車両13000系8両を新造いたしました。施設面では、海老名駅中央2階改札の使用を新たに開始したほか、弥生台駅をはじめとする10駅において自動改札機を更新するとともに、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を開始する等、お客様の利便性向上を図りました。安全面では、引き続き、鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事を推進いたしました。営業面では、春と秋の定期券買い替えシーズンに合わせて「YOKOHAMAどっちも定期 新規購入・区間変更キャンペーン」を実施したほか、「相鉄13000系おひろめ会」を開催いたしました。
バス業におきましては、脱炭素社会の実現を目指した国産EVバス及びドライバー異常時対応システムを装備した車両等24両を導入したほか、安全性を高めたASV(先進安全自動車)仕様の高速バス2両を導入いたしました。また、一部系統にてダイヤ改定を実施し、お客様の利便性向上に努めました。さらに、空港リムジンバス「二俣川羽田空港線」において運賃改定を実施したほか、高速バス「御殿場プレミアム・アウトレット線」の運行を再開するなど、収益力の向上に努めました。そのほか、持続可能な地域公共交通の実現に向けた取り組みとして、完全キャッシュレスバスの実証運行等を実施いたしました。
以上の結果、運輸業全体の営業収益は450億6千3百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は57億2千7百万円(前年同期比16.6%増)となりました。
(鉄道業)
(注) 乗車効率=延人キロ÷(客車走行キロ×平均定員)
(バス業)
(流通業)
スーパーマーケット業におきましては、藤沢市の「そうてつローゼンみろく寺店」を建替えによりリニューアルオープンしたほか、大和駅前店をはじめとする3店舗において改装を実施し店舗の活性化を図った一方で、経営効率化のため、富水店等4店舗を閉店いたしました。また、インストアベーカリー「葉山ボンジュール」ではフェリス女学院大学とのコラボレーションの第3弾として地産地消の推進とフードロス削減に配慮したパンを開発・販売いたしました。
その他流通業におきましても、駅売店をコンビニエンスストアに転換する等、収益力の向上を図りました。
以上の結果、流通業全体の営業収益は972億4千7百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は8億8千6百万円(前年同期は営業損失2億2千9百万円)となりました。
(不動産業)
不動産分譲業におきましては、横浜市泉区の「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」、横浜市神奈川区の「グレーシア横浜」及び東京都荒川区の「グレーシアタワー南千住」等の集合住宅並びに横浜市泉区の「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」、横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜三ツ境」及び横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜希望ケ丘」等の戸建住宅を中心に、集合住宅及び戸建住宅326戸を分譲いたしました。
不動産賃貸業におきましては、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」による魅力的な街づくりの具体化に取り組みました。また、鶴ヶ峰駅北口地区市街地再開発準備組合における事業協力者に選定されました。そのほか、横浜駅西口の「相鉄ジョイナス」をはじめとするショッピングセンターにおきましても、魅力あるテナントを誘致する等、収益力の向上に努めました。
なお、2024年に不動産ファンド事業への参入を目的として設立した相鉄不動産投資顧問㈱において金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受け、ファンド組成に向けた取り組みを進めました。
以上の結果、不動産業全体の営業収益は732億3千6百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は139億5千7百万円(前年同期比26.7%減)となりました。
(ホテル業)
ホテル業におきましては、「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」においては、宿泊需要の好調により平均客室単価が上昇し、過去最高の売上を達成いたしました。また、5階宴会場のホワイエ等の改修工事を実施いたしました。そのほか、関東学院大学との産学連携プロジェクト「子育て応援フェスティバル 2026」等のイベント、横浜DeNAベイスターズとの協業によるケータリング事業やオリジナルフォトウエディング等により集客力及び収益力の向上に努めました。宿泊特化型ホテルにおいては、「相鉄フレッサイン 千葉柏」をはじめとする3店舗において改装を実施し、店舗の活性化と収益力の向上を図りました。なお、経営資源の集約及び業務の効率化を図るため、㈱相鉄ホテルマネジメントを存続会社とし、相鉄イン㈱及び㈱サンルートを消滅会社とする連結子会社間の吸収合併を実施いたしました。
以上の結果、ホテル業全体の営業収益は754億6千9百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は164億4千8百万円(前年同期比30.1%増)となりました。
(その他)
ビルメンテナンス業におきましては、AI建物管理クラウドシステムの導入施設をさらに拡大し、ICTの積極的な活用による業務の効率化を推進いたしました。また、積極的な営業活動により、新規物件及び既存物件における周辺業務の受注拡大を図るとともに、良質かつ安定したサービスの提供に努めました。
その他の各社におきましても、業績の向上を図るべく、積極的な営業活動に努めました。
以上の結果、その他全体の営業収益は305億4千8百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は21億6千2百万円(前年同期比28.7%増)となりました。
財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態)」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ20億1千万円増加し、180億1千9百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、227億9千2百万円の収入(前年同期は366億7千8百万円の収入)となり、売上債権が増加したこと等により、前年同期に比べ138億8千5百万円収入が減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、304億5百万円の支出(前年同期は437億7千7百万円の支出)となり、有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ133億7千1百万円支出が減少いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、97億5千2百万円の収入(前年同期は52億4千2百万円の収入)となり、社債の償還による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ45億9百万円収入が増加いたしました。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、運輸業、不動産賃貸業などのいわゆる「役務提供」を営業収益の中心としているため、ほとんどが受注生産形態をとっておりません。このため、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことは適切でないと判断し、生産、受注及び販売の状況は「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
(ア)営業収益及び営業利益
当連結会計年度の営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
各セグメントの営業収益、営業利益及び営業損失の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」にも記載がありますが、次のとおりであります。
運輸業は、既存線・相鉄新横浜線の輸送人員が増加したことなどにより、15億2千2百万円の増収、8億1千4百万円の増益となりました。
流通業は、スーパーマーケット業における客単価の増加や新店の寄与などにより23億9千3百万円の増収、11億1千5百万円の増益となりました。
不動産業は、賃貸業で前期にゆめが丘ソラトスなど沿線収益物件の開業があったものの、分譲業で粗利益率の低下があったことなどにより、20億1千8百万円の増収、50億7千4百万円の減益となりました。
ホテル業は、宿泊需要の増加により稼働率・平均客室単価が上昇し、85億5千8百万円の増収、38億2百万円の増益となりました。
その他の事業は、設備工事業及びビルメンテナンス業の臨時工事の増加などにより25億9百万円の増収、4億8千2百万円の増益となりました。
(イ)営業外収益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益は17億3千1百万円で、為替差益の増加等により7億3千万円の増加(前年同期比73.0%増)となりました。営業外費用は48億6千8百万円で、支払利息の増加等により8億5千9百万円の増加(前年同期比21.4%増)となりました。
この結果、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)となりました。
(ウ)特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、投資有価証券売却益17億8千1百万円を主なものとして、総額22億5千9百万円となり、特別損失は減損損失14億5千万円を主なものとして、総額30億5千9百万円となりました。
以上から税金等調整前当期純利益は348億9千5百万円(前年同期比14.3%増)となり、ここから法人税等及び非支配株主に帰属する当期純損失を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
(財政状態)
総資産は、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて561億9千2百万円増加し、8,134億5千7百万円となりました。
負債は、有利子負債の増加等により349億5千8百万円増加し、6,101億4千2百万円となりました。なお、有利子負債の残高は、借入金・社債合わせまして4,405億9千7百万円となり、251億2千9百万円増加いたしました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により212億3千4百万円増加し、2,033億1千4百万円となりました。なお、自己資本比率は25.0%、1株当たり純資産は2,117円75銭となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア)資金調達
当社グループは、財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針とし、生保・銀行等からの長期借入金や社債の発行等により長期資金を中心とした資金調達を行っております。また、主要な事業である鉄道業の設備投資の調達に当たっては、㈱日本政策投資銀行からの借入を活用しております。社債及び民間金融機関からの借入金など、市場環境や金利動向等を総合的に勘案しながら資金調達を行っております。
(イ)資金の流動性
当社グループは、鉄道業や流通業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、グループ会社については、銀行などの外部からの資金の調達は行わず、相鉄ビジネスサービス㈱を通じたキャッシュマネジメントシステム(CMS)の活用により資金の集中管理と資金効率化、流動性の確保を図っております。
(ウ)設備投資による資本の投下
各セグメントの設備投資等の概要については、「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。当連結会計年度においては、総額381億6千9百万円の設備投資を実施しました。
引き続きさらなる事業基盤の拡大、将来の収益確保につながる投資を進めてまいります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利息の支払額
(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
(注2)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
(注3)営業活動によるキャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、借入金+社債により算出しております。また、利息の支払額については、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用されている重要な会計方針は、以下のとおりです。また、前提とした主要な仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
固定資産の減損
固定資産の減損の兆候の有無の検討、減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報に基づき、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画などを考慮し見積っております。
当社グループは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係) ※11 減損損失」に記載のとおり、当連結会計年度において減損損失(14億5千万円)を計上いたしました。
回収可能価額は、正味売却価額及び使用価値により測定しており、正味売却価額の算定にあたっては、不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額もしくは固定資産税評価額等に合理的な調整を行って算定した金額を使用しております。また、使用価値の算定に用いられる税引前の割引率は、借入資本コストと自己資本コストを加重平均した資本コストによっております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
相鉄グループは、2025年4月に公表した「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」において、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」を見据え、「不動産事業を核とする成長戦略の遂行」、「事業構造改革の断行と新たな成長に向けた基盤整備・拡充による稼ぐ力の強化」及び「『開発スピリット』の復活(原点回帰)/持続的な成長につながる開発の実行」を重点戦略として取り組んでまいりました。この第7次中期経営計画の初年度となる当期は、不動産分譲業において、「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」及び「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」の分譲により、ゆめが丘エリアの活性化を図るとともに、不動産賃貸業においては、「横浜駅西口大改造構想」の検討を進めました。また、収益物件の取得やオーストラリアでの賃貸住宅開発プロジェクトへ参画する等、事業領域の拡大に努めてまいりました。さらに、稼働済みの太陽光発電所を取得する等、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化したほか、AIやICTを活用した業務効率化や生産性向上に取り組みました。このほか、旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市旭区・瀬谷区)で開催される2027年国際園芸博覧会に向けて、電車・バスのラッピング車両の運行及び特別仕様デザインの駅名標の掲出等や、Village出展者として、特設サイトの開設等を行いました。
以上のように鋭意業績の向上に努めました結果、当連結会計年度における営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
各セグメント別の状況は以下のとおりであります。
(運輸業)
鉄道業におきましては、輸送面では、ダイヤ改正を実施し、利便性及び快適性の向上に努めたほか、「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した新型車両13000系8両を新造いたしました。施設面では、海老名駅中央2階改札の使用を新たに開始したほか、弥生台駅をはじめとする10駅において自動改札機を更新するとともに、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を開始する等、お客様の利便性向上を図りました。安全面では、引き続き、鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事を推進いたしました。営業面では、春と秋の定期券買い替えシーズンに合わせて「YOKOHAMAどっちも定期 新規購入・区間変更キャンペーン」を実施したほか、「相鉄13000系おひろめ会」を開催いたしました。
バス業におきましては、脱炭素社会の実現を目指した国産EVバス及びドライバー異常時対応システムを装備した車両等24両を導入したほか、安全性を高めたASV(先進安全自動車)仕様の高速バス2両を導入いたしました。また、一部系統にてダイヤ改定を実施し、お客様の利便性向上に努めました。さらに、空港リムジンバス「二俣川羽田空港線」において運賃改定を実施したほか、高速バス「御殿場プレミアム・アウトレット線」の運行を再開するなど、収益力の向上に努めました。そのほか、持続可能な地域公共交通の実現に向けた取り組みとして、完全キャッシュレスバスの実証運行等を実施いたしました。
以上の結果、運輸業全体の営業収益は450億6千3百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は57億2千7百万円(前年同期比16.6%増)となりました。
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減率 (%) |
| 鉄道業営業収益 | 百万円 | 36,769 | 37,815 | 2.8 |
| バス業営業収益 | 百万円 | 6,823 | 7,293 | 6.9 |
| 合計 | 百万円 | 43,592 | 45,109 | 3.5 |
| 消去 | 百万円 | △52 | △46 | - |
| 営業収益 | 百万円 | 43,540 | 45,063 | 3.5 |
(鉄道業)
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | |
| 営業日数 | 日 | 365 | 365 | |
| 営業キロ | ㎞ | 44.4 | 44.4 | |
| 客車走行キロ | 千㎞ | 53,707 | 53,441 | |
| 1日平均延人キロ | 人キロ | 6,487,937 | 6,680,194 | |
| 輸送 人員 | 定期 | 千人 | 134,870 | 138,699 |
| 定期外 | 千人 | 86,598 | 89,105 | |
| 合計 | 千人 | 221,469 | 227,805 | |
| 旅客 運輸 収入 | 定期 | 百万円 | 15,127 | 15,638 |
| 定期外 | 百万円 | 18,517 | 19,089 | |
| 小計 | 百万円 | 33,644 | 34,727 | |
| 運輸雑収 | 百万円 | 3,124 | 3,087 | |
| 収入合計 | 百万円 | 36,769 | 37,815 | |
| 乗車効率 | % | 31.5 | 32.6 | |
(注) 乗車効率=延人キロ÷(客車走行キロ×平均定員)
(バス業)
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | ||
| 乗合業 | 営業日数 | 日 | 365 | 365 | |
| 免許キロ | ㎞ | 1,061 | 1,052 | ||
| 走行キロ | 千㎞ | 9,612 | 9,823 | ||
| 輸送 人員 | 定期 | 千人 | 14,028 | 14,217 | |
| 定期外 | 千人 | 17,635 | 17,156 | ||
| 合計 | 千人 | 31,663 | 31,373 | ||
| 旅客 運送 収入 | 定期 | 百万円 | 2,609 | 2,818 | |
| 定期外 | 百万円 | 3,983 | 4,219 | ||
| 小計 | 百万円 | 6,592 | 7,038 | ||
| 運輸雑収 | 百万円 | 85 | 96 | ||
| 収入小計 | 百万円 | 6,678 | 7,134 | ||
| 貸切業収入 | 百万円 | 106 | 120 | ||
| 運行管理収入 | 百万円 | 38 | 39 | ||
| 収入合計 | 百万円 | 6,823 | 7,293 | ||
(流通業)
スーパーマーケット業におきましては、藤沢市の「そうてつローゼンみろく寺店」を建替えによりリニューアルオープンしたほか、大和駅前店をはじめとする3店舗において改装を実施し店舗の活性化を図った一方で、経営効率化のため、富水店等4店舗を閉店いたしました。また、インストアベーカリー「葉山ボンジュール」ではフェリス女学院大学とのコラボレーションの第3弾として地産地消の推進とフードロス削減に配慮したパンを開発・販売いたしました。
その他流通業におきましても、駅売店をコンビニエンスストアに転換する等、収益力の向上を図りました。
以上の結果、流通業全体の営業収益は972億4千7百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は8億8千6百万円(前年同期は営業損失2億2千9百万円)となりました。
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減率 (%) |
| スーパーマーケット業 営業収益 | 百万円 | 85,926 | 87,807 | 2.2 |
| その他流通業営業収益 | 百万円 | 8,928 | 9,440 | 5.7 |
| 合計 | 百万円 | 94,854 | 97,247 | 2.5 |
| 消去 | 百万円 | - | - | - |
| 営業収益 | 百万円 | 94,854 | 97,247 | 2.5 |
(不動産業)
不動産分譲業におきましては、横浜市泉区の「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」、横浜市神奈川区の「グレーシア横浜」及び東京都荒川区の「グレーシアタワー南千住」等の集合住宅並びに横浜市泉区の「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」、横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜三ツ境」及び横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜希望ケ丘」等の戸建住宅を中心に、集合住宅及び戸建住宅326戸を分譲いたしました。
不動産賃貸業におきましては、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」による魅力的な街づくりの具体化に取り組みました。また、鶴ヶ峰駅北口地区市街地再開発準備組合における事業協力者に選定されました。そのほか、横浜駅西口の「相鉄ジョイナス」をはじめとするショッピングセンターにおきましても、魅力あるテナントを誘致する等、収益力の向上に努めました。
なお、2024年に不動産ファンド事業への参入を目的として設立した相鉄不動産投資顧問㈱において金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受け、ファンド組成に向けた取り組みを進めました。
以上の結果、不動産業全体の営業収益は732億3千6百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は139億5千7百万円(前年同期比26.7%減)となりました。
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減率 (%) |
| 分譲業営業収益 | 百万円 | 30,456 | 30,924 | 1.5 |
| 賃貸業営業収益 | 百万円 | 41,121 | 42,658 | 3.7 |
| 合計 | 百万円 | 71,578 | 73,583 | 2.8 |
| 消去 | 百万円 | △359 | △346 | - |
| 営業収益 | 百万円 | 71,218 | 73,236 | 2.8 |
(ホテル業)
ホテル業におきましては、「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」においては、宿泊需要の好調により平均客室単価が上昇し、過去最高の売上を達成いたしました。また、5階宴会場のホワイエ等の改修工事を実施いたしました。そのほか、関東学院大学との産学連携プロジェクト「子育て応援フェスティバル 2026」等のイベント、横浜DeNAベイスターズとの協業によるケータリング事業やオリジナルフォトウエディング等により集客力及び収益力の向上に努めました。宿泊特化型ホテルにおいては、「相鉄フレッサイン 千葉柏」をはじめとする3店舗において改装を実施し、店舗の活性化と収益力の向上を図りました。なお、経営資源の集約及び業務の効率化を図るため、㈱相鉄ホテルマネジメントを存続会社とし、相鉄イン㈱及び㈱サンルートを消滅会社とする連結子会社間の吸収合併を実施いたしました。
以上の結果、ホテル業全体の営業収益は754億6千9百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は164億4千8百万円(前年同期比30.1%増)となりました。
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減率 (%) |
| ホテル業営業収益 | 百万円 | 66,910 | 75,469 | 12.8 |
| 種別 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減 | 増減率 (%) | |
| 客室稼働率(%) | |||||
| 国内 宿泊特化型 | 84.9 | 86.7 | 1.8pt | - | |
| 横浜ベイシェラトン | 85.2 | 85.4 | 0.2pt | - | |
| 平均客室単価(円) | |||||
| 国内 宿泊特化型 | 13,069 | 14,415 | 1,346 | 10.3 | |
| 横浜ベイシェラトン | 25,895 | 27,888 | 1,993 | 7.7 | |
(その他)
ビルメンテナンス業におきましては、AI建物管理クラウドシステムの導入施設をさらに拡大し、ICTの積極的な活用による業務の効率化を推進いたしました。また、積極的な営業活動により、新規物件及び既存物件における周辺業務の受注拡大を図るとともに、良質かつ安定したサービスの提供に努めました。
その他の各社におきましても、業績の向上を図るべく、積極的な営業活動に努めました。
以上の結果、その他全体の営業収益は305億4千8百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は21億6千2百万円(前年同期比28.7%増)となりました。
| 種別 | 単位 | 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減率 (%) |
| ビルメンテナンス業 営業収益 | 百万円 | 20,700 | 22,202 | 7.3 |
| その他の営業収益 | 百万円 | 8,271 | 9,310 | 12.6 |
| 合計 | 百万円 | 28,971 | 31,512 | 8.8 |
| 消去 | 百万円 | △932 | △964 | - |
| 営業収益 | 百万円 | 28,039 | 30,548 | 8.9 |
財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態)」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減額 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 36,678 | 22,792 | △13,885 |
| (百万円) | |||
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △43,777 | △30,405 | 13,371 |
| (百万円) | |||
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 5,242 | 9,752 | 4,509 |
| (百万円) | |||
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 16,008 | 18,019 | 2,010 |
| (百万円) |
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ20億1千万円増加し、180億1千9百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、227億9千2百万円の収入(前年同期は366億7千8百万円の収入)となり、売上債権が増加したこと等により、前年同期に比べ138億8千5百万円収入が減少いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、304億5百万円の支出(前年同期は437億7千7百万円の支出)となり、有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ133億7千1百万円支出が減少いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、97億5千2百万円の収入(前年同期は52億4千2百万円の収入)となり、社債の償還による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ45億9百万円収入が増加いたしました。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、運輸業、不動産賃貸業などのいわゆる「役務提供」を営業収益の中心としているため、ほとんどが受注生産形態をとっておりません。このため、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことは適切でないと判断し、生産、受注及び販売の状況は「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績)
(ア)営業収益及び営業利益
当連結会計年度の営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
各セグメントの営業収益、営業利益及び営業損失の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」にも記載がありますが、次のとおりであります。
運輸業は、既存線・相鉄新横浜線の輸送人員が増加したことなどにより、15億2千2百万円の増収、8億1千4百万円の増益となりました。
流通業は、スーパーマーケット業における客単価の増加や新店の寄与などにより23億9千3百万円の増収、11億1千5百万円の増益となりました。
不動産業は、賃貸業で前期にゆめが丘ソラトスなど沿線収益物件の開業があったものの、分譲業で粗利益率の低下があったことなどにより、20億1千8百万円の増収、50億7千4百万円の減益となりました。
ホテル業は、宿泊需要の増加により稼働率・平均客室単価が上昇し、85億5千8百万円の増収、38億2百万円の増益となりました。
その他の事業は、設備工事業及びビルメンテナンス業の臨時工事の増加などにより25億9百万円の増収、4億8千2百万円の増益となりました。
(イ)営業外収益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益は17億3千1百万円で、為替差益の増加等により7億3千万円の増加(前年同期比73.0%増)となりました。営業外費用は48億6千8百万円で、支払利息の増加等により8億5千9百万円の増加(前年同期比21.4%増)となりました。
この結果、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)となりました。
(ウ)特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は、投資有価証券売却益17億8千1百万円を主なものとして、総額22億5千9百万円となり、特別損失は減損損失14億5千万円を主なものとして、総額30億5千9百万円となりました。
以上から税金等調整前当期純利益は348億9千5百万円(前年同期比14.3%増)となり、ここから法人税等及び非支配株主に帰属する当期純損失を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
(財政状態)
総資産は、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて561億9千2百万円増加し、8,134億5千7百万円となりました。
負債は、有利子負債の増加等により349億5千8百万円増加し、6,101億4千2百万円となりました。なお、有利子負債の残高は、借入金・社債合わせまして4,405億9千7百万円となり、251億2千9百万円増加いたしました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により212億3千4百万円増加し、2,033億1千4百万円となりました。なお、自己資本比率は25.0%、1株当たり純資産は2,117円75銭となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(ア)資金調達
当社グループは、財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針とし、生保・銀行等からの長期借入金や社債の発行等により長期資金を中心とした資金調達を行っております。また、主要な事業である鉄道業の設備投資の調達に当たっては、㈱日本政策投資銀行からの借入を活用しております。社債及び民間金融機関からの借入金など、市場環境や金利動向等を総合的に勘案しながら資金調達を行っております。
(イ)資金の流動性
当社グループは、鉄道業や流通業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、グループ会社については、銀行などの外部からの資金の調達は行わず、相鉄ビジネスサービス㈱を通じたキャッシュマネジメントシステム(CMS)の活用により資金の集中管理と資金効率化、流動性の確保を図っております。
(ウ)設備投資による資本の投下
各セグメントの設備投資等の概要については、「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。当連結会計年度においては、総額381億6千9百万円の設備投資を実施しました。
引き続きさらなる事業基盤の拡大、将来の収益確保につながる投資を進めてまいります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | 22.4 | 22.5 | 23.0 | 24.0 | 25.0 |
| 時価ベースの 自己資本比率(%) | 36.0 | 34.3 | 37.6 | 28.1 | 34.5 |
| キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年) | 14.9 | 9.8 | 19.4 | 11.3 | 19.3 |
| インタレスト ・カバレッジ・レシオ(倍) | 8.9 | 13.0 | 7.0 | 10.9 | 5.6 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利息の支払額
(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
(注2)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
(注3)営業活動によるキャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、借入金+社債により算出しております。また、利息の支払額については、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用されている重要な会計方針は、以下のとおりです。また、前提とした主要な仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
固定資産の減損
固定資産の減損の兆候の有無の検討、減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報に基づき、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画などを考慮し見積っております。
当社グループは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係) ※11 減損損失」に記載のとおり、当連結会計年度において減損損失(14億5千万円)を計上いたしました。
回収可能価額は、正味売却価額及び使用価値により測定しており、正味売却価額の算定にあたっては、不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額もしくは固定資産税評価額等に合理的な調整を行って算定した金額を使用しております。また、使用価値の算定に用いられる税引前の割引率は、借入資本コストと自己資本コストを加重平均した資本コストによっております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。