有価証券報告書-第69期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 12:20
【資料】
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【項目】
118項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の売上高は17,474百万円(前年比111.2%)で1,765百万円の増収、営業利益は1,694百万円(前年比534.5%)で1,377百万円、経常利益は1,921百万円(前年比354.8%)で1,379百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,295百万円(前年比236.9%)で748百万円の増益となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、代理人取引について純額で収益を認識する方法に変更した影響等で、売上高は209百万円減少しております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高及び営業利益につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高の消去前金額を記載しております。
民間放送事業におきましては、テレビは、個人視聴率において年度2冠を獲得するなど好調を維持し、経済活動は感染防止対策による抑制が一部で続いたものの、ワクチン接種の普及もあり前連結会計年度と比べますと持ち直しが見られ、北部九州地区へのテレビスポットの地区投下量が増加し、増収となりました。ラジオは減収となりましたが、全体としての売上高は15,745百万円(前年比112.8%)で1,783百万円の増収となりました。番組費、代理店手数料等の増加により営業費用も増加しましたが、支出を厳格に管理する姿勢で臨んだ結果、セグメント利益は3,347百万円(前年比177.7%)で1,464百万円の増益となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は181百万円減少しております。
不動産事業におきましては、売上高は898百万円(前年比99.6%)で3百万円の減収、セグメント利益は492百万円(前年比99.8%)で0百万円の減益となりました。
その他のセグメントにおきましては、「Sansan KBCオーガスタ2021」を2年ぶりに有観客で開催できたこと等により、売上高は956百万円(前年比101.9%)で17百万円の増収、セグメント利益は66百万円(前年比118.9%)で10百万円の増益となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は28百万円減少しております。
財政状態は次のとおりであります。
(総資産)
当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ268百万円減少し、38,551百万円となりました。これは主に、現金及び預金が2,115百万円増加し、投資有価証券が1,977百万円と、有形固定資産が660百万円、それぞれ減少したこと等によります。
(総負債)
当連結会計年度末における総負債の残高は、前連結会計年度末に比べ171百万円減少し、7,815百万円となりました。これは主に、未払法人税等が275百万円増加し、退職給付に係る負債が240百万円と、繰延税金負債が486百万円、それぞれ減少したこと等によります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ96百万円減少し、30,736百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を1,295百万円計上したこと等により利益剰余金が1,238百万円増加し、その他有価証券評価差額金が1,342百万円、減少したこと等によります。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の79.4%から79.7%へ0.3ポイント上昇いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、営業活動により2,742百万円獲得しましたが、一方、投資活動により1,566百万円、財務活動により57百万円それぞれ使用しました。この結果、現金及び現金同等物(以下、資金)は1,119百万円増加し、6,065百万円(前年同期比122.6%)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ1,572百万円増加し、2,742百万円(前年同期比234.5%)となりました。その主な要因は、収入として税金等調整前当期純利益1,905百万円、減価償却費1,197百万円、支出として法人税等の支払額276百万円、退職給付に係る負債の減少額228百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ1,114百万円減少し、1,566百万円(前年同期比58.4%)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出506百万円、定期預金の預入による支出1,000百万円、国庫補助金等による収入21百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は57百万円(前年同期比100.0%)となりました。その要因は、配当金の支払額57百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高
(千円)
前年比
(%)
民間放送事業15,733,489112.7
不動産事業823,80099.5
その他916,96699.8
合計17,474,256111.2

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
なお、株式会社テレビ朝日の前連結会計年度の販売実績については、当該割合が10%未満のため記載を省略しております。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額
(千円)
割合
(%)
金額
(千円)
割合
(%)
株式会社電通 *14,409,90128.14,956,74428.4
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ2,371,35615.12,502,58514.3
株式会社テレビ朝日1,991,94011.4

*1 株式会社電通につきましては、株式会社電通、株式会社電通東日本、株式会社電通西日本、株式会社電通九州及び株式会社電通北海道に対する販売実績の合計を記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績
2021年度、福岡県では2度の緊急事態宣言が発出されるなど、新型コロナの影響は続きました。その中で、経済活動は感染防止対策による抑制が一部で続いたものの、ワクチン接種の普及もあり前年度と比べますと持ち直しが見られました。しかし、年末から急拡大したオミクロン株による感染者数の動向や、国際情勢に伴う景気や物価の影響が懸念されたまま当連結会計年度末を迎えました。
このような情勢の中、当社は、2021年度の視聴率について、個人視聴率で、全日、ゴールデン、プライム、ノンプライムの4区分のうち、全日とノンプライムの2冠を獲得しました。テレビ朝日系列で、全日で単独1位を獲得したのは当社だけでした。また世帯視聴率では、全日、プライム、ノンプライムの3冠を維持しました。
自社制作番組では、看板番組である「アサデス。KBC」が、個人視聴率において、パート1(午前6時から6時45分)4.4%、パート2(午前6時45分から8時)8.8%と、いずれも同時間帯1位で他局を圧倒しました。コロナ情報など地域の視聴者の関心にしっかりと応えた結果と分析しております。また、日曜正午に放送中の「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」、木曜深夜のバラエティ「ぼる部屋」も同時間帯トップを達成しています。
さらに、年度末に福岡県全域で実施した在福テレビ局のイメージ調査では、「地元の環境問題に取り組んでいる局といえば」「ホークス情報といえば」等の部門で当社が1位となりました。また、「ふるさとWish」を通した地域の防災に関する呼びかけも浸透しており、「地域の防災意識の向上に熱心な局」でNHKに次ぐ2位となりました。また、「福岡で一番好きな平日午前中のローカル番組」で「アサデス。KBC」が1位、昼から夕方の番組では「シリタカ!」が2位となるなど、朝夕の情報番組が地域の視聴者に高い支持を得ています。
また、ラジオ部門は、2018年度より中期経営計画に掲げる「地域とともにあるナンバーワンメディア」の一翼として、地域の人びととのつながりを大切にしたコンテンツ制作に注力しています。
朝ワイド番組「アサデス。ラジオ」(月曜~金曜の午前5時15分から12時45分)では、最新ニュースを中心とした前半パートに対して、後半は女性パーソナリティがメインとなり、各地域特有の情報を生活者の目線で取り上げる内容としました。リスナーにSNS等で随時参加頂き、時には頂いた地域の話題をもとに全編を構成した日もありました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高が17,474百万円(前年比111.2%)で1,765百万円の増収、営業利益は1,694百万円(前年比534.5%)で1,377百万円、経常利益は1,921百万円(前年比354.8%)で1,379百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,295百万円(前年比236.9%)で748百万円の増益となりました。
なお、各事業の詳細については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② 財政状態
当連結会計年度末における財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、必要な運転資金及び設備投資資金については、原則として自己資金で賄うこととしております。今後も所要資金は「営業活動によるキャッシュ・フロー」を源泉に、自己資金にて対応する考えであります。資金については、手許流動性を売上高の3ヶ月分相当に維持すること等により、流動性リスクを管理しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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