有価証券報告書-第71期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 9:28
【資料】
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【項目】
127項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の売上高は17,349百万円(前年比103.1%)で528百万円の増収、営業利益は836百万円(前年比128.6%)で186百万円、経常利益は1,101百万円(前年比120.1%)で184百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は932百万円(前年比159.4%)で347百万円の増益となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高及び営業利益につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高の消去前金額を記載しております。
民間放送事業におきましては、テレビは、個人視聴率において、全日、ゴールデン、プライム、ノンプライムの4つの区分のうち、ノンプライムがトップとなりました。放送広告市況において北部九州地区のテレビスポット広告の出稿量が前期を下回るなど厳しい状況となりテレビスポットは減収でありましたが、ローカルタイム収入が大きく増加したため、増収となりました。ラジオは前連結会計年度よりも減収となりましたが、民間放送事業全体としての売上高は15,532百万円(前年比103.0%)で455百万円の増収となりました。番組費、代理店手数料等の増加により営業費用も増加しましたが、支出を厳格に管理する姿勢で臨んだ結果、セグメント利益は2,494百万円(前年比104.8%)で114百万円の増益となりました。
不動産事業におきましては、売上高は943百万円(前年比105.6%)で49百万円の増収、セグメント利益は500百万円(前年比114.1%)で61百万円の増益となりました。
その他のセグメントにおきましては、50回目の記念大会となり、時代の変化をとらえて地域に必要とされる大会にチャレンジをし続けていくことを目指した「Sansan KBCオーガスタ2023」を開催するなどし、売上高は993百万円(前年比99.7%)で2百万円の減収、セグメント利益は4百万円(前年比8.6%)で50百万円の減益となりました。
財政状態は次のとおりであります。
(総資産)
当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5,688百万円増加し、44,367百万円となりました。これは主に、投資有価証券が5,549百万円と、繰延税金資産が1,583百万円、それぞれ増加し、現金及び預金が249百万円と、有形固定資産が237百万円、長期預金が1,996百万円、それぞれ減少したこと等によります。
(総負債)
当連結会計年度末における総負債の残高は、前連結会計年度末に比べ2,877百万円増加し、10,223百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が2,235百万円と、未払法人税等が134百万円、それぞれ増加し、退職給付に係る負債が101百万円減少したこと等によります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2,811百万円増加し、34,144百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を932百万円計上したこと等により利益剰余金が864百万円と、その他有価証券評価差額金が1,930百万円、それぞれ増加したこと等によります。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の81.0%から77.0%へ4.0ポイント下降いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、営業活動により1,716百万円獲得しましたが、一方、投資活動により2,873百万円、財務活動により68百万円、それぞれ使用しました。この結果、現金及び現金同等物(以下、資金)は1,215百万円減少し、10,455百万円(前年比89.6%)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ102百万円増加し、1,716百万円(前年比106.4%)となりました。その主な要因は、収入として税金等調整前当期純利益1,102百万円、減価償却費981百万円、支出として売上債権の増加額339百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2,873百万円となりました。その主な要因は、収入として定期預金の払戻による収入1,030百万円、支出として投資有価証券の取得による支出2,796百万円、有形固定資産の取得による支出660百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ11百万円増加し、68百万円(前年比120.0%)となりました。その要因は、配当金の支払額68百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高
(千円)
前年比
(%)
民間放送事業15,503,847102.8
不動産事業867,914105.9
その他977,788105.8
合計17,349,550103.1

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります
相手先前連結会計年度当連結会計年度
金額
(千円)
割合
(%)
金額
(千円)
割合
(%)
株式会社電通 *14,421,19526.34,531,23326.1
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ2,239,88713.32,384,62213.7
株式会社テレビ朝日1,801,63710.71,879,85910.8

*1 株式会社電通につきましては、株式会社電通、株式会社電通東日本、株式会社電通西日本及び株式会社電通九州に対する販売実績の合計を記載しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績
当期における日本経済は、雇用・所得環境の改善等に伴い、一部に足踏みがみられるものの、緩やかな回復が続きました。一方、当社グループの主力事業分野の放送広告市況においては、北部九州地区のテレビスポット広告の出稿量が前期を下回るなど、依然として厳しい状況となりました。
このような情勢の中、当社グループの主力事業の放送部門を含む九州朝日放送株式会社は、2023年度の視聴率について、個人視聴率で、全日、ゴールデン、プライム、ノンプライムの4区分のうち、ノンプライムがトップを獲得しました。全日、ゴールデン、プライムは2位でした。世帯視聴率はノンプライムでトップを獲得しています。
自社制作番組では、看板番組である「アサデス。KBC」が、個人視聴率において、パート1(午前6時から6時45分)4.3%、パート2(午前6時45分から8時)7.2%と、いずれも同時間帯1位を獲得しました。地元密着の朝の情報番組として、福岡・佐賀の視聴者の皆様から信頼をいただいています。このほか、日曜正午の「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」、木曜深夜のバラエティ「ぼる部屋」も昨年に引き続き同時間帯トップでした。
放送業界は総個人視聴率(PUT)の下落傾向が続いており、テレビを取り巻く環境はいっそう厳しくなっています。九州朝日放送株式会社では昨年から生活者視点でのマーケティングを強化し、それに基づいたコンテンツ制作に取り組んでいます。あわせて20代から40代のアクティブファミリー層に重点を置いた新たなファン層の開拓にも力を入れています。
昨年度末に福岡県全域で実施した在福テレビ局のイメージ調査では、「地元の環境問題に取り組んでいる局といえば」「ホークス情報といえば」の部門で九州朝日放送株式会社が1位となりました。「ふるさとWish」などを通して地域の防災に関する取り組みも浸透し、「地域の防災意識の向上に熱心な局」でNHKに次ぐ2位となっています。
また、ラジオ部門は、2022年度までの中期経営計画に掲げた「地域とともにあるナンバーワンメディア」の一翼として、地域の人びととのつながりを大切にしたコンテンツ制作に注力しています。
朝ワイド番組「アサデス。ラジオ」(月曜~金曜午前6時30分から正午)では、福岡・佐賀の最新ニュースをいち早く届けるとともに、5時間半の放送の中で多くのリスナーに参加してもらいながら双方向のやりとりで共感を得られる番組づくりを行いました。また、放送40周年を迎えた午後ワイド番組「PAO~N (パオ~ン)」は、かつてと同じ深夜帯での生放送に挑戦し、大小さまざまなイベントや、グッズ、LINEスタンプ、書籍などの販売も行い、新旧のリスナーと繋がりました。
その他の部門の催物事業においては、舞台や展覧会の開催のほか、50回記念大会となった「Sansan KBCオーガスタ」は、TikTokなどSNSでの発信にチャレンジしたほか、ベビーラウンジの設置やバルーン体験などファミリー向けの企画を更に充実させました。その結果、大会4日間で、2011年以来12年ぶりに2万人を超える入場者を記録しました。
デジタル関連では、「アサデス。アプリ」が35万ダウンロードを突破しました。2023年11月から掲示を開始したアプリ内のバナー広告や、2024年4月から開始した決済連携機能で、アプリのマネタイズ化を実現する土壌が整いました。また、新しく導入した4択アンケート機能により放送連携を強化することで、アクティブユーザー増加に期待しています。
当連結会計年度の売上高は17,349百万円(前年比103.1%)で528百万円の増収、営業利益は836百万円(前年比128.6%)で186百万円、経常利益は1,101百万円(前年比120.1%)で184百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は932百万円(前年比159.4%)で347百万円の増益となりました。
なお、各事業の詳細については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② 財政状態
当連結会計年度末における財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要」の「② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、必要な運転資金及び設備投資資金については、原則として自己資金で賄うこととしております。今後も所要資金は「営業活動によるキャッシュ・フロー」を源泉に、自己資金にて対応する考えであります。資金については、手許流動性を売上高の3ヶ月分相当に維持すること等により、流動性リスクを管理しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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