有価証券報告書-第102期(平成31年2月1日-令和2年1月31日)
当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなか、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、通商問題や海外経済の不確実性に加え、消費税率引上げ後の消費者マインドの動向や新型コロナウイルスの発生など、先行き不透明な状況が継続しております。
このような経済環境のなか、当社グループは、新たな中期経営計画を策定し、持続的成長を可能とする組織・事業・収益構造の確立に向け、取り組んでまいりました。
当連結会計年度の成績は、売上高は8,934,814千円と前期に比べ445,455千円(5.2%)の増収となり、営業利益は892,985千円と前期に比べ93,548千円の増益、経常利益は834,781千円と前期に比べ85,868千円の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は552,813千円と前期に比べ126,209千円の増益となりました。
経営成績をセグメント別で見ると次のとおりであります。
(映画事業)
映画事業におきましては、邦画作品では「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」「キングダム」「天気の子」「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』」、洋画作品では「アラジン」「トイ・ストーリー4」「ライオン・キング」「アナと雪の女王2」などの話題作を上映いたしました。
また、昨年8月には、OSシネマズ神戸ハーバーランドに、より多彩な演劇公演等のコンテンツを上映すべく、ライブ中継用の光回線を導入し、収益の拡大に努めるとともに、活弁士とピアニストによる活弁上映会の定期公演やSNSを活用したキャンペーンの実施、さらに須磨海浜水族園が舞台の映画「スマスイ」等地域に密着した作品の上映など、他館との差別化を図ってまいりました。
売上高は3,519,055千円と前期に比べ467,006千円(15.3%)の増収となり、営業利益は338,865千円と前期に比べ128,081千円の大幅な増益となりました。
(不動産賃貸・販売事業)
不動産賃貸業界におけるオフィスビル市況は、東京都心5区、大阪ビジネス地区ともに空室率は低水準で推移し、賃料水準につきましても引き続き上昇基調を維持しております。
このような状況のなか、不動産賃貸事業におきましては、賃料増額改定に取り組むとともに、「OSビル」空調更新工事を昨年7月に完工し、エネルギー性能の効率化及びテナント満足度向上に向け、快適な環境づくりを行いました。「OSビル」1階都島通り沿いの「OS広場」においては、昨年7月に地域を盛り上げる屋台イベント「OS夜市×STAND3.0」を、本年1月には第2弾となる「台湾夜市」を開催し、ビルの知名度向上と集客を図り、地域のさらなる魅力づくりを行いました。当連結会計年度末における直接保有ビルの稼働率は100%と満室稼働を維持しております。
また、社会環境の変化に応じた不動産事業領域の拡大施策として、和歌山県白浜町が昨年8月に実施したICTオフィスビル整備促進補助事業の公募型プロポーザルに参加し、整備事業者として選定され、昨年11月、同町内において開発用物件を取得いたしました。
不動産販売業界における分譲マンション市況は、依然として原価高騰による販売価格の高止まりに加え、人手不足による建築費の上昇もあり、供給戸数は減少傾向にあります。一方で資産性や利便性の高い物件への需要は高く、販売は堅調に推移しております。
このような状況のなか、不動産販売事業におきましては、分譲マンション「プレージア西田辺」(大阪市阿倍野区)及び「プレージア逆瀬川宝梅 ザ・レジデンス」(宝塚市)の販売活動に取り組み、売上を計上しております。また、共同事業者とともに進めております分譲住宅「ハピアガーデン宝梅一丁目」(宝塚市)につきましても、昨年9月から建築工事に着手し、本年3月より販売を開始いたします。
また、本年1月に販売用不動産「メルヴェーユ文京小石川」(東京都文京区)を売却いたしました。
売上高は5,112,885千円と前期に比べ590,415千円(13.1%)の増収となり、営業利益は1,350,690千円と前期に比べ136,468千円の増益となりました。
(飲食事業)
飲食業界におきましては、個人消費は緩やかに回復傾向にあるものの、同業他社との競争激化、原材料費の高騰、人件費の上昇など、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況のなか、飲食事業におきましては営業基盤の強化を図るため、大阪市北区にオムライス専門店を2店舗新規取得するとともに、既存店舗におきましても、運営効率化を推進し経費削減に取り組んでまいりました。
しかしながら、阪急神戸三宮駅高架下リニューアル工事に伴い、昨年2月、「串かつおおえす 三宮店」、昨年5月、「居酒屋おおえす 三宮店」の他、前連結会計年度において3店舗を閉店した影響により、売上高は257,959千円と前期に比べ106,546千円(29.2%)の減収となり、営業損失は13,969千円と前期に比べ21,075千円の減益となりました。
(その他事業)
その他事業におきましては、昨年3月、アミューズメント施設「namco三宮店」が、阪急神戸三宮駅高架下リニューアル工事に伴い営業を終了した結果、売上高は44,913千円と前期に比べ505,420千円(91.8%)の減収となり、営業利益は1,995千円と前期に比べ90,172千円の減益となりました。
(注)1「事業の状況」に記載の各金額は、消費税等抜きで表示しております。
2 各セグメントの営業利益合計額と連結業績における営業利益との差異は、主として各セグメントに帰属
しない全社費用(一般管理費)であります。
(2)財政状態
当連結会計年度末の財政状態につきましては、前連結会計年度末と比較して総資産は1,416,493千円の減少となりました。これは主に販売用不動産727,915千円、現金及び預金255,099千円、有形固定資産206,186千円の減少によるものであります。
負債につきましては1,898,846千円の減少となりました。これは未払法人税等117,579千円の増加がありましたが、主に短期借入金565,080千円、社債500,000千円、買掛金498,376千円、長期借入金483,380千円の減少によるものであります。
純資産につきましては482,352千円の増加となりました。これは主に利益剰余金473,664千円の増加によるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値と比較を行っております。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,259,833千円となり、前連結会計年度末に比べ255,099千円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は1,785,678千円(前年同期の資金の増加は70,842千円)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益821,904千円、たな卸資産の減少額733,872千円及び減価償却費617,383千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少額498,376千円及び法人税等の支払額137,762千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は412,773千円(前年同期の資金の減少は1,259,014千円)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出385,829千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は1,628,004千円(前年同期の資金の減少は265,230千円)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入2,760,000千円であり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出3,808,460千円及び社債の償還による支出500,000千円であります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの主な資本の財源は、自己資金、金融機関からの借入及び社債の発行であります。資金需要は、運転資金、借入金の返済、社債の償還及び利息の支払い等であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
当社グループでは、生産実績及び受注実績を定義することが困難であるため、生産実績、受注実績の記載を省略しております。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記金額には消費税等は含まれておりません。
3 「その他事業」に属しておりますnamco三宮店は、2019年3月3日をもって営業を終了しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなか、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、通商問題や海外経済の不確実性に加え、消費税率引上げ後の消費者マインドの動向や新型コロナウイルスの発生など、先行き不透明な状況が継続しております。
このような経済環境のなか、当社グループは、新たな中期経営計画を策定し、持続的成長を可能とする組織・事業・収益構造の確立に向け、取り組んでまいりました。
当連結会計年度の成績は、売上高は8,934,814千円と前期に比べ445,455千円(5.2%)の増収となり、営業利益は892,985千円と前期に比べ93,548千円の増益、経常利益は834,781千円と前期に比べ85,868千円の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は552,813千円と前期に比べ126,209千円の増益となりました。
経営成績をセグメント別で見ると次のとおりであります。
(映画事業)
映画事業におきましては、邦画作品では「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」「キングダム」「天気の子」「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』」、洋画作品では「アラジン」「トイ・ストーリー4」「ライオン・キング」「アナと雪の女王2」などの話題作を上映いたしました。
また、昨年8月には、OSシネマズ神戸ハーバーランドに、より多彩な演劇公演等のコンテンツを上映すべく、ライブ中継用の光回線を導入し、収益の拡大に努めるとともに、活弁士とピアニストによる活弁上映会の定期公演やSNSを活用したキャンペーンの実施、さらに須磨海浜水族園が舞台の映画「スマスイ」等地域に密着した作品の上映など、他館との差別化を図ってまいりました。
売上高は3,519,055千円と前期に比べ467,006千円(15.3%)の増収となり、営業利益は338,865千円と前期に比べ128,081千円の大幅な増益となりました。
(不動産賃貸・販売事業)
不動産賃貸業界におけるオフィスビル市況は、東京都心5区、大阪ビジネス地区ともに空室率は低水準で推移し、賃料水準につきましても引き続き上昇基調を維持しております。
このような状況のなか、不動産賃貸事業におきましては、賃料増額改定に取り組むとともに、「OSビル」空調更新工事を昨年7月に完工し、エネルギー性能の効率化及びテナント満足度向上に向け、快適な環境づくりを行いました。「OSビル」1階都島通り沿いの「OS広場」においては、昨年7月に地域を盛り上げる屋台イベント「OS夜市×STAND3.0」を、本年1月には第2弾となる「台湾夜市」を開催し、ビルの知名度向上と集客を図り、地域のさらなる魅力づくりを行いました。当連結会計年度末における直接保有ビルの稼働率は100%と満室稼働を維持しております。
また、社会環境の変化に応じた不動産事業領域の拡大施策として、和歌山県白浜町が昨年8月に実施したICTオフィスビル整備促進補助事業の公募型プロポーザルに参加し、整備事業者として選定され、昨年11月、同町内において開発用物件を取得いたしました。
不動産販売業界における分譲マンション市況は、依然として原価高騰による販売価格の高止まりに加え、人手不足による建築費の上昇もあり、供給戸数は減少傾向にあります。一方で資産性や利便性の高い物件への需要は高く、販売は堅調に推移しております。
このような状況のなか、不動産販売事業におきましては、分譲マンション「プレージア西田辺」(大阪市阿倍野区)及び「プレージア逆瀬川宝梅 ザ・レジデンス」(宝塚市)の販売活動に取り組み、売上を計上しております。また、共同事業者とともに進めております分譲住宅「ハピアガーデン宝梅一丁目」(宝塚市)につきましても、昨年9月から建築工事に着手し、本年3月より販売を開始いたします。
また、本年1月に販売用不動産「メルヴェーユ文京小石川」(東京都文京区)を売却いたしました。
売上高は5,112,885千円と前期に比べ590,415千円(13.1%)の増収となり、営業利益は1,350,690千円と前期に比べ136,468千円の増益となりました。
(飲食事業)
飲食業界におきましては、個人消費は緩やかに回復傾向にあるものの、同業他社との競争激化、原材料費の高騰、人件費の上昇など、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況のなか、飲食事業におきましては営業基盤の強化を図るため、大阪市北区にオムライス専門店を2店舗新規取得するとともに、既存店舗におきましても、運営効率化を推進し経費削減に取り組んでまいりました。
しかしながら、阪急神戸三宮駅高架下リニューアル工事に伴い、昨年2月、「串かつおおえす 三宮店」、昨年5月、「居酒屋おおえす 三宮店」の他、前連結会計年度において3店舗を閉店した影響により、売上高は257,959千円と前期に比べ106,546千円(29.2%)の減収となり、営業損失は13,969千円と前期に比べ21,075千円の減益となりました。
(その他事業)
その他事業におきましては、昨年3月、アミューズメント施設「namco三宮店」が、阪急神戸三宮駅高架下リニューアル工事に伴い営業を終了した結果、売上高は44,913千円と前期に比べ505,420千円(91.8%)の減収となり、営業利益は1,995千円と前期に比べ90,172千円の減益となりました。
(注)1「事業の状況」に記載の各金額は、消費税等抜きで表示しております。
2 各セグメントの営業利益合計額と連結業績における営業利益との差異は、主として各セグメントに帰属
しない全社費用(一般管理費)であります。
(2)財政状態
当連結会計年度末の財政状態につきましては、前連結会計年度末と比較して総資産は1,416,493千円の減少となりました。これは主に販売用不動産727,915千円、現金及び預金255,099千円、有形固定資産206,186千円の減少によるものであります。
負債につきましては1,898,846千円の減少となりました。これは未払法人税等117,579千円の増加がありましたが、主に短期借入金565,080千円、社債500,000千円、買掛金498,376千円、長期借入金483,380千円の減少によるものであります。
純資産につきましては482,352千円の増加となりました。これは主に利益剰余金473,664千円の増加によるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値と比較を行っております。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,259,833千円となり、前連結会計年度末に比べ255,099千円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は1,785,678千円(前年同期の資金の増加は70,842千円)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益821,904千円、たな卸資産の減少額733,872千円及び減価償却費617,383千円であり、主な減少要因は、仕入債務の減少額498,376千円及び法人税等の支払額137,762千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は412,773千円(前年同期の資金の減少は1,259,014千円)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出385,829千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は1,628,004千円(前年同期の資金の減少は265,230千円)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入2,760,000千円であり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出3,808,460千円及び社債の償還による支出500,000千円であります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの主な資本の財源は、自己資金、金融機関からの借入及び社債の発行であります。資金需要は、運転資金、借入金の返済、社債の償還及び利息の支払い等であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
当社グループでは、生産実績及び受注実績を定義することが困難であるため、生産実績、受注実績の記載を省略しております。
販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 売上高(千円) | 前年同期比(%) |
| 映画事業 | 3,519,055 | 15.3 |
| 不動産賃貸・販売事業 | 5,112,885 | 13.1 |
| 飲食事業 | 257,959 | △29.2 |
| その他事業 | 44,913 | △91.8 |
| 合計 | 8,934,814 | 5.2 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記金額には消費税等は含まれておりません。
3 「その他事業」に属しておりますnamco三宮店は、2019年3月3日をもって営業を終了しております。