半期報告書-第45期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2024/11/11 11:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などにより、緩やかな回復傾向で推移しているものの、歯止めがかからない物価高による個人消費の落ち込みや不安定な為替相場の状況が懸念されており、引き続き注視する必要があります。
他方、世界経済においては、不安定な金融資本市場やロシア・ウクライナ紛争の長期化、悪化の一途を辿る中東情勢の影響により、依然として景気の先行きは非常に不透明な状況が続いております。
このような状況下で、当社グループの企業理念である「世界中の人々へ『笑顔と健康とコミュニケーションの場』を提供」すべく、エンターテインメント事業の多様化や新規開発が世界規模で進行する中、各セグメントにおいて、新たな価値の創造に努めました。
以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高86,031百万円(前年同中間期比12.0%増)、営業利益13,009百万円(前年同中間期比24.2%増)、経常利益12,823百万円(前年同中間期比21.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益8,687百万円(前年同中間期比11.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(日本)
クレーンゲームに対する需要が引き続き高い傾向であることから、新たに当社2店舗目のクレーンゲーム専門店となるクレーンゲームパーク町田ジョルナ店(東京都)をオープンしたほか、従来から人気のある大型のぬいぐるみや雑貨の景品に加え、小型のマスコットやフィギュアの景品を多数投入するために、各店においてミニクレーンゲーム機の増台を進め、多種多様な景品を取り揃えて展開いたしました。また、人気のアニメコンテンツやゲーム、アーティストとのコラボキャンペーンについても継続して実施し、当社でしか体験することができないコラボルームでの特典映像の放映やコラボ限定グッズの配布等を行うことで、新規顧客層の開拓に努めました。さらには、アミューズメントにおいて当中間連結会計期間にて発売されたメダルゲームやアーケードゲームを導入したほか、スポッチャにおいても「でかぁぁバレーボール」等の体験型最新アイテムを導入することで、売上の向上を図りました。
以上の結果、ボウリング収入は前年同中間期比8.7%増、アミューズメント収入は前年同2.2%増、カラオケ収入は前年同7.5%増、スポッチャ収入は前年同14.3%増となりました。
(米国)
新たにラスベガスサウスアウトレット店(ネバダ州)、プラザボニータ店(カリフォルニア州)、ガーニーミルズ店(イリノイ州)をオープンし、営業基盤の更なる強化を行いました。また、日本と同様、クレーンゲームに対する需要が米国においても高水準を維持していることから、「Mega Crane Zone」の導入やミニクレーンゲーム機を中心としたクレーンゲーム機の増台を行い、様々な景品を投入することで、業績の向上に努めました。
以上の結果、ボウリング収入は前年同中間期比13.0%増、アミューズメント収入は前年同21.9%増、飲食・その他収入は前年同30.7%増、スポッチャ収入は前年同30.9%増となりました。
(その他)
その他の事業セグメントにおいては、中国にアミューズメント施設の出店準備を進めるとともに、ラウンドワンデリシャスの事業展開の準備を行っております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローで21,223百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローで10,894百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローで7,405百万円増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は期首と比べて17,266百万円増加しております。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、21,223百万円(前年同中間期は21,037百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益が12,716百万円となったこと、減価償却費11,069百万円が計上されたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、10,894百万円(前年同中間期は6,324百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出10,825百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、7,405百万円(前年同中間期は12,134百万円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入19,800百万円、リース債務の返済による支出5,979百万円、長期借入金の返済による支出4,299百万円及び配当金の支払額2,023百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。