有価証券報告書-第31期(2023/04/01-2023/12/31)
当社及び連結子会社(以下、「当社グループ」という。)は、2023年6月24日開催の第30回定時株主総会において、定款を一部変更し、当連結会計年度より決算期を3月31日から12月31日に変更いたしました。従いまして、当連結会計年度は2023年4月1日から12月31日までの9か月決算となっておりますので、対前年増減比較については記載を省略しております。
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、経済社会活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復していますが、一方で、ウクライナ情勢の長期化や物価高騰等により依然として先行きは不透明な状況が続いております。このような状況の中、当社グループは「世界No.1 のグローバル・オンライン・コミュニティ・カンパニー」を目指し、オンラインゲーム事業、スマートフォンアプリ事業、HTML5ゲーム事業及びMeta Campus事業、また、新たにVFX事業を新規事業として加え事業を進めてまいりました。
当社グループの当連結会計年度における経営成績の概況は以下のとおりであります。
当連結会計年度の連結売上高は、1,497,932千円となりました。これは、主に前連結会計年度にリリースしたHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高によるものであります。
売上原価は、539,821千円となりました。これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係る支払ロイヤルティによるものであります。
販売費及び一般管理費は、1,254,558千円となりました。主な内訳は、役員報酬234,055千円、給与手当323,323千円、広告宣伝費160,577千円、支払手数料159,251千円であります。広告宣伝費は、主に「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用、支払手数料は、主にMeta Campus事業に係るアウトソーシング費用であります。
また、受取利息13,689千円、為替差益9,529千円、受取出向料7,958千円、暗号資産評価益5,655千円を営業外収益として、支払利息4,982千円を営業外費用として計上し、固定資産除却損3,372千円を特別損失として計上いたしました。
これらの結果、営業損失296,448千円、経常損失262,323千円、親会社株主に帰属する当期純損失230,422千円となりました。
セグメントごとの経営成績の概況は、次のとおりであります。
a.日本
日本セグメントでは、連結子会社Gala Lab Corp.が開発したスマートフォンゲームアプリ「Rappelz(ラペルズモバイル)」について、2021年10月にアメリカ・カナダでのサービス提供を開始いたしましたが、2022年11月にサービス提供を一時終了いたしました。現在、「Rappelz(ラペルズモバイル)」にブロックチェーン技術を組み合わせてNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム(※1)「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」にリニューアルし、グローバルエリアにおけるリリースに向けて準備を進めております。NFTゲーム/ブロックチェーンゲームは、ゲーム内のアイテム等が暗号資産基盤技術であるブロックチェーン(※2)により「NFT(※3)化」され、ユーザーがゲーム内で得たアイテム等を暗号資産に変えて取引所等で売買が可能となります。これにより、ゲームの魅力をより高め、スマートフォンアプリ事業の収益化に向けて注力してまいります。現在、「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」のリリース準備を進めておりますが、ゲーム内で使用する暗号資産の韓国国内での法律面及び税務面での検討に時間を要しており、現在のところサービス開始日が未定となっております。
また、連結子会社㈱ツリーフルが新規事業として沖縄県名護市で行っているツリーハウスリゾート事業は、ツリーハウス及び地上の建築物であるエアロハウスを1つのセットにして宿泊者に提供するリゾート事業であります。㈱ツリーフルは、2021年7月に「旅館業法に基づく旅館業営業許可申請」が許可され、日本で初めて宿泊料を受けて宿泊が可能なツリーハウスリゾートとして2021年8月にオープンいたしました。
ツリーハウスリゾートのコンセプトは、「サステイナブル(持続可能な)リゾート」であり、化石燃料を使用せず、代わりに電気を使用し、使用量よりも多くの太陽光発電により持続可能な社会を構築することを目指しております。当社グループは、ツリーハウスビジネスを日本のみならず海外にも普及させ、森林ビジネスの価値を生み出すことにより海外における森林破壊を食い止めていきたいと考えております。ツリーハウスリゾート事業の海外展開のファーストステップとして㈱ツリーフルは、2023年11月において、カンボジアにTREEFUL (CAMBODIA) Co., Ltd.を設立いたしました。TREEFUL (CAMBODIA) Co., Ltd.は、持続可能な高級リゾートホテルとして、ツリーハウスを通じて安定した収益を上げ、森と人間社会の共存の道を目指してまいります。
費用面では、売上原価3,101千円、販売費及び一般管理費313,295千円を計上いたしました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、役員報酬が136,854千円、給与手当42,069千円、支払報酬28,509千円、業務委託費26,788千円であります。
これらの結果、日本セグメントにおける売上高は47,695千円(内部取引を含む)となり、セグメント損失が294,358千円となりました。
b.韓国
韓国セグメントでは、2022年5月にサービス提供を開始したHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高が837,642千円となりました。HTML5ゲームは、ダウンロード不要でPC及びスマートフォン等、様々なデバイスからプレイが可能な接近性が高いゲームであります。Gala Lab Corp.は、2023年7月にBPMG Co., Ltd.及びWemade Connect Co., Ltd.との間でHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」のHTML5ゲームの要素にブロックチェーン技術によるPlay To Earn(P2E)(※4)要素を組み合わせたNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」について、パブリッシング及びゲーム事業に関する戦略的提携契約を締結いたしました。現在、リリースに向けて準備を進めておりますが、「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」と同様の理由によりNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」について、現在のところサービス開始日が未定となっております。
なお、Gala Lab Corp.は、2023年11月において、Wemade Play Co., Ltd.との間で同社が開発し、韓国で大ヒットを記録したモバイルゲーム「AniPang」のIPを活用したHTML5版ゲームの開発契約を締結いたしました。他社のゲームのIPと、当社グループにおけるHTML5ゲームの開発力を用いたHTML5ゲームの開発にも注力してまいります。
続いて、スマートフォンアプリ事業では、売上高180,846千円となりました。現在、Gala Lab Corp.がスマートフォンゲームアプリ「Flyff Legacy(フリフレガシー)」を提供しており、また、連結子会社Gala Mix Inc.が歩数計アプリ「winwalk(ウィンウォーク)」、スマートフォンアプリ「winQuiz(ウィンクイズ)」及びスマートフォンアプリ「Poll Cash(ポールキャッシュ)」を提供しております。
また、オンラインゲーム事業では、売上高が269,265千円となりました。Gala Lab Corp.の主力ゲーム「Flyff Online(フリフオンライン)」及び「Rappelz Online(ラペルズオンライン)」について、サービス提供を行っております。現在、ライセンス展開及びチャネリング(※5)展開を進めております。
さらに、当社グループは、収益貢献へのもう一つの施策として、Gala Lab Corp.が韓国における大手電機通信事業会社LG Uplus Corp.及び韓国最大規模のデジタルIT企業であるMegazone Corporationとメタバース(※6)キャンパスプラットフォーム「UVERSE(ユーバース)」事業(以下、「Meta Campus事業」という。)を進めております。Meta Campus事業は、メタバースプラットフォームによる仮想キャンパスを開発・構築し、大学等の教育機関に生徒のコミュニティ空間や大学入試説明会等のイベントの場としてメタバースプラットフォームを提供していく事業であります。業務の役割分担は、Gala Lab Corp.がメタバースプラットフォームの開発、LG Uplus Corp.が学校誘致及びマーケティング、Megazone Corporationがクラウド等のインフラ提供を担当いたします。現在、複数の有名大学と契約を締結しサービス提供しており、Meta Campus事業では、売上高が121,687千円となりました。
また、当社は、2023年9月11日開催の取締役会において、韓国のROAD101 Co., Ltd.が実施する第三者割当増資の引受及び同社を子会社化することについて決議し、2023年9月14日に同社の株式を取得いたしました。これに伴い、当社グループは、VFX事業を新規事業として開始いたしました。
VFXとは、視覚効果を意味するvisual effectsの略で、映画やテレビドラマなどの映像作品において、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことをいいます。VFX事業は、VFX技術を用いた映画・CMコンテンツ等の制作事業であります。
費用面では、売上原価536,720千円、販売費及び一般管理費928,726千円を計上いたしました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、役員報酬97,200千円、給与手当281,254千円、支払手数料171,533千円及び広告宣伝費160,520千円であります。広告宣伝費は、主に「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用によるものであります。
これらの結果、韓国セグメントの売上高は1,485,489千円(内部取引を含む)となり、セグメント利益が20,042千円となりました。
(※1)NFTゲーム/ブロックチェーンゲームとは、暗号資産基盤技術であるブロックチェーン(※2)を利用し、ゲーム内アイテムが「NFT化」されているゲームをいいます。GameFi(GameとDecentralized Finance:ゲームと分散型金融を掛け合わせた造語)とも言われております。
(※2)ブロックチェーンとは、分散型ネットワークを構成する複数のコンピューターに暗号技術を組み合わせ、取引情報等のデータを同期して記録する手法であり、一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら正しい記録をチェーン(鎖)のようにつないで蓄積する仕組みであります。
(※3)NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことであり、暗号資産と同じく、ブロックチェーン上で発行及び取引されるデジタルデータであります。
(※4)Play To Earn(P2E)とは、ブロックチェーンゲーム内で得た収入やポイントを暗号資産に変えて取引所等で売買が可能であり、このゲームで遊んで収入が得られることが「Play To Earn」(P2E)と呼ばれております。
(※5)チャネリングとは、オンラインゲーム等に関して、他社のゲームポータルサイトにてプレイできるようになるサービスをいいます。
(※6)メタバース(Metaverse)は、超を意味するメタ(meta)と宇宙を意味するユニバース(universe)から作られた合成語で、多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できるインターネット上に構築された多人数参加型の3次元仮想空間です。利用者はアバターと呼ばれる自分の分身を介して仮想空間に入ることでその世界の探索、他の利用者とのコミュニケーションを図ることができます。また、ユーザーが独自のゲームを作成し、他のユーザーにプレイさせて収益化することやユーザーがゲーム内のアイテム等をNFT(※3)として他のユーザーと暗号資産により売買することができる仕組みを構築できます。
事業部門別の売上高を示すと、次のとおりであります。
(注)事業部門別売上高内訳におきましては、記載金額の千円未満を切り捨てて表示しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、932,628千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、130,852千円の資金使用となりました。主な内訳は、減価償却費39,224千円、前受収益の増加49,025千円、退職給付に係る負債の増加29,661千円の収入要因に対して、税金等調整前当期純損失265,379千円、未払金の減少30,578千円、前払費用の増加22,250千円、長期前受収益の減少20,770千円の支出要因によるものであります。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、831,409千円の資金使用となりました。主な内訳は、定期預金の預入による支出411,448千円、有形固定資産の取得による支出188,275千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出223,133千円の支出要因によるものであります。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、20,761千円の資金獲得となりました。内訳は、短期借入金の増加28,000千円、非支配株主からの払込みによる収入4,954千円の収入要因に対して、長期借入金の返済による支出12,193千円の支出要因によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント取引については相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
3 前連結会計年度において、外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。
(2)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年3月25日)現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産及び負債の報告数値、決算期間における収入及び費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、退職給付に係る負債及び繰延税金資産、固定資産の減損損失等であり、継続して評価を行っております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
なお、評価につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき実施しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
② 財政状態の分析
a.資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて21.1%減少し、1,721,174千円となりました。これは主に前払費用が24,146千円、未収入金が19,454千円増加したことに対して、現金及び預金が494,070千円減少したことによります。現金及び預金の減少は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことに係る連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出223,133千円及び有形固定資産の取得による支出188,275千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて94.2%増加し、1,634,668千円となりました。これは主に機械装置及び運搬具が84,448千円、工具、器具及び備品が36,555千円、建設仮勘定が171,226千円、のれんが354,449千円、敷金及び保証金が55,239千円増加したことによります。機械装置、工具、器具及び備品、のれん、敷金及び保証金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによるものであります。建設仮勘定の増加は、㈱ツリーフルが建設中のツリーハウス・エアロハウスに係る建設仮勘定の計上によるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて11.0%増加し、3,355,843千円となりました。
b.負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて155.5%増加し、796,134千円となりました。これは主に短期借入金が270,000千円、未払費用が65,497千円、前受金が36,984千円、前受収益が59,666千円増加したことによります。短期借入金、未払費用、前受金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことにより増加したものであります。前受収益は、NFTゲーム/ブロックチェーンゲームに係るパブリッシング及びゲーム事業に関する戦略的提携契約の締結による増加であります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて14.3%増加し、545,152千円となりました。これは主に長期借入金が19,979千円、退職給付に係る負債が42,360千円増加したことによります。長期借入金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによるものであります。退職給付に係る負債の増加は、主にGala Lab Corp.において、退職給付債務が増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて70.1%増加し、1,341,287千円となりました。
c.純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べて9.9%減少し、2,014,555千円となりました。これは主に利益剰余金が230,422千円減少したことによります。利益剰余金は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上によるものであります。
③ 経営成績の分析
a.売上高
当連結会計年度における業績の概況は、連結売上高1,497,932千円となりました。
これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高837,642千円を計上したことによります。なお、当連結会計年度において、HTML5ゲームは契約形態の変更により、売上高の計上方法がパブリッシャーとしてのパブリッシング売上高から受取ライセンス料によるライセンス売上高に変更になりました。また、スマートフォンアプリ事業では、スマートフォンゲームアプリ「Flyff Legacy(フリフレガシー)」の売上高の計上、Gala Mix Inc.が開発した歩数計アプリ「winwalk(ウィンウォーク)」及びスマートフォンアプリ「winQuiz(ウィンクイズ)」の売上高が順調に推移したことにより180,846千円となりました。一方、オンラインゲーム事業では、269,265千円となりました。さらに、Meta Campus事業において121,687千円、VFX事業において37,453千円の売上高を計上いたしました。その他事業では、主にツリーハウスリゾート事業の売上高の計上により51,035千円となりました。
b.売上原価
売上原価は539,821千円となりました。これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係る支払ロイヤルティによるものであります。
c.売上総利益
売上総利益は958,110千円であり、売上高に対する割合は64.0%と前連結会計年度比で2.5ポイントの減少となりました。
d.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は1,254,558千円となり、売上高に対する割合は83.8%と、前連結会計年度比で31.0ポイントの増加となりました。主な要因は「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用が減少したことによる広告宣伝費の減少があったものの、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによる給与手当の増加及び役員報酬の増加によるものであります。なお、販売費及び一般管理費の主な内訳は、給料及び手当323,323千円、役員報酬234,055千円、支払手数料159,251千円及び広告宣伝費160,577千円であります。
e.営業利益
営業損益は296,448千円の営業赤字となりました。これは、主に人件費の増加によるものであります。
f.営業外損益
営業外収益
営業外収益は39,107千円となりました。主な内訳は、受取利息13,689千円、為替差益9,529千円、受取出向料7,958千円及び暗号資産評価益5,655千円であります。
営業外費用
営業外費用は4,982千円となりました。主な内訳は、支払利息4,982千円であります。
g.特別損益
特別利益
特別利益は536千円となりました。内訳は、固定資産売却益536千円であります。
特別損失
特別損失は3,591千円となりました。内訳は、固定資産除却損3,372千円及び減損損失219千円であります。
④ キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、収益基盤の確立に取り組んでおり、当期は主にHTML5ゲーム事業の拡大と収益獲得に注力いたしました。次期以降も当該事業拡大による影響が続くと認識しております。ゲーム事業における開発の成否、サービス提供準備やダウンロード配信等のスケジュールが遅延する等の変動要因が、経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金及び設備投資資金であります。運転資金及び設備投資資金については、主に自己資本により調達することを基本としております。
当社は2022年5月13日開催の当社取締役会において、第三者割当による新株式(以下「本新株式」といいます。)の発行及び第7回新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)の発行を決議し、2022年5月30日に払込手続が完了しており、事業運営上必要な資金を確保及び流動性の維持を図っております。
本新株式により調達した178,601千円(手取概算額)の資金使途は、Metaverseプロジェクトコンテンツ開発活動費用に充当する予定であります。また、本新株予約権及びその行使により調達する552,588千円(手取概算額)の資金使途は、NFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」のマーケティング活動費用及び人件費等の運営費用に充当してまいります。なお、本新株予約権の行使期間中に行使が行われない場合又は当社が取得した新株予約権を消却した場合には、上記手取概算額は減少いたします。
また、当社グループの設備投資計画につきましては、重要な設備の新設等及び重要な設備の除却の計画はありません。
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、経済社会活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復していますが、一方で、ウクライナ情勢の長期化や物価高騰等により依然として先行きは不透明な状況が続いております。このような状況の中、当社グループは「世界No.1 のグローバル・オンライン・コミュニティ・カンパニー」を目指し、オンラインゲーム事業、スマートフォンアプリ事業、HTML5ゲーム事業及びMeta Campus事業、また、新たにVFX事業を新規事業として加え事業を進めてまいりました。
当社グループの当連結会計年度における経営成績の概況は以下のとおりであります。
当連結会計年度の連結売上高は、1,497,932千円となりました。これは、主に前連結会計年度にリリースしたHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高によるものであります。
売上原価は、539,821千円となりました。これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係る支払ロイヤルティによるものであります。
販売費及び一般管理費は、1,254,558千円となりました。主な内訳は、役員報酬234,055千円、給与手当323,323千円、広告宣伝費160,577千円、支払手数料159,251千円であります。広告宣伝費は、主に「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用、支払手数料は、主にMeta Campus事業に係るアウトソーシング費用であります。
また、受取利息13,689千円、為替差益9,529千円、受取出向料7,958千円、暗号資産評価益5,655千円を営業外収益として、支払利息4,982千円を営業外費用として計上し、固定資産除却損3,372千円を特別損失として計上いたしました。
これらの結果、営業損失296,448千円、経常損失262,323千円、親会社株主に帰属する当期純損失230,422千円となりました。
セグメントごとの経営成績の概況は、次のとおりであります。
a.日本
日本セグメントでは、連結子会社Gala Lab Corp.が開発したスマートフォンゲームアプリ「Rappelz(ラペルズモバイル)」について、2021年10月にアメリカ・カナダでのサービス提供を開始いたしましたが、2022年11月にサービス提供を一時終了いたしました。現在、「Rappelz(ラペルズモバイル)」にブロックチェーン技術を組み合わせてNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム(※1)「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」にリニューアルし、グローバルエリアにおけるリリースに向けて準備を進めております。NFTゲーム/ブロックチェーンゲームは、ゲーム内のアイテム等が暗号資産基盤技術であるブロックチェーン(※2)により「NFT(※3)化」され、ユーザーがゲーム内で得たアイテム等を暗号資産に変えて取引所等で売買が可能となります。これにより、ゲームの魅力をより高め、スマートフォンアプリ事業の収益化に向けて注力してまいります。現在、「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」のリリース準備を進めておりますが、ゲーム内で使用する暗号資産の韓国国内での法律面及び税務面での検討に時間を要しており、現在のところサービス開始日が未定となっております。
また、連結子会社㈱ツリーフルが新規事業として沖縄県名護市で行っているツリーハウスリゾート事業は、ツリーハウス及び地上の建築物であるエアロハウスを1つのセットにして宿泊者に提供するリゾート事業であります。㈱ツリーフルは、2021年7月に「旅館業法に基づく旅館業営業許可申請」が許可され、日本で初めて宿泊料を受けて宿泊が可能なツリーハウスリゾートとして2021年8月にオープンいたしました。
ツリーハウスリゾートのコンセプトは、「サステイナブル(持続可能な)リゾート」であり、化石燃料を使用せず、代わりに電気を使用し、使用量よりも多くの太陽光発電により持続可能な社会を構築することを目指しております。当社グループは、ツリーハウスビジネスを日本のみならず海外にも普及させ、森林ビジネスの価値を生み出すことにより海外における森林破壊を食い止めていきたいと考えております。ツリーハウスリゾート事業の海外展開のファーストステップとして㈱ツリーフルは、2023年11月において、カンボジアにTREEFUL (CAMBODIA) Co., Ltd.を設立いたしました。TREEFUL (CAMBODIA) Co., Ltd.は、持続可能な高級リゾートホテルとして、ツリーハウスを通じて安定した収益を上げ、森と人間社会の共存の道を目指してまいります。
費用面では、売上原価3,101千円、販売費及び一般管理費313,295千円を計上いたしました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、役員報酬が136,854千円、給与手当42,069千円、支払報酬28,509千円、業務委託費26,788千円であります。
これらの結果、日本セグメントにおける売上高は47,695千円(内部取引を含む)となり、セグメント損失が294,358千円となりました。
b.韓国
韓国セグメントでは、2022年5月にサービス提供を開始したHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高が837,642千円となりました。HTML5ゲームは、ダウンロード不要でPC及びスマートフォン等、様々なデバイスからプレイが可能な接近性が高いゲームであります。Gala Lab Corp.は、2023年7月にBPMG Co., Ltd.及びWemade Connect Co., Ltd.との間でHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」のHTML5ゲームの要素にブロックチェーン技術によるPlay To Earn(P2E)(※4)要素を組み合わせたNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」について、パブリッシング及びゲーム事業に関する戦略的提携契約を締結いたしました。現在、リリースに向けて準備を進めておりますが、「Rappelz Universe(ラペルズユニバース)」と同様の理由によりNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」について、現在のところサービス開始日が未定となっております。
なお、Gala Lab Corp.は、2023年11月において、Wemade Play Co., Ltd.との間で同社が開発し、韓国で大ヒットを記録したモバイルゲーム「AniPang」のIPを活用したHTML5版ゲームの開発契約を締結いたしました。他社のゲームのIPと、当社グループにおけるHTML5ゲームの開発力を用いたHTML5ゲームの開発にも注力してまいります。
続いて、スマートフォンアプリ事業では、売上高180,846千円となりました。現在、Gala Lab Corp.がスマートフォンゲームアプリ「Flyff Legacy(フリフレガシー)」を提供しており、また、連結子会社Gala Mix Inc.が歩数計アプリ「winwalk(ウィンウォーク)」、スマートフォンアプリ「winQuiz(ウィンクイズ)」及びスマートフォンアプリ「Poll Cash(ポールキャッシュ)」を提供しております。
また、オンラインゲーム事業では、売上高が269,265千円となりました。Gala Lab Corp.の主力ゲーム「Flyff Online(フリフオンライン)」及び「Rappelz Online(ラペルズオンライン)」について、サービス提供を行っております。現在、ライセンス展開及びチャネリング(※5)展開を進めております。
さらに、当社グループは、収益貢献へのもう一つの施策として、Gala Lab Corp.が韓国における大手電機通信事業会社LG Uplus Corp.及び韓国最大規模のデジタルIT企業であるMegazone Corporationとメタバース(※6)キャンパスプラットフォーム「UVERSE(ユーバース)」事業(以下、「Meta Campus事業」という。)を進めております。Meta Campus事業は、メタバースプラットフォームによる仮想キャンパスを開発・構築し、大学等の教育機関に生徒のコミュニティ空間や大学入試説明会等のイベントの場としてメタバースプラットフォームを提供していく事業であります。業務の役割分担は、Gala Lab Corp.がメタバースプラットフォームの開発、LG Uplus Corp.が学校誘致及びマーケティング、Megazone Corporationがクラウド等のインフラ提供を担当いたします。現在、複数の有名大学と契約を締結しサービス提供しており、Meta Campus事業では、売上高が121,687千円となりました。
また、当社は、2023年9月11日開催の取締役会において、韓国のROAD101 Co., Ltd.が実施する第三者割当増資の引受及び同社を子会社化することについて決議し、2023年9月14日に同社の株式を取得いたしました。これに伴い、当社グループは、VFX事業を新規事業として開始いたしました。
VFXとは、視覚効果を意味するvisual effectsの略で、映画やテレビドラマなどの映像作品において、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことをいいます。VFX事業は、VFX技術を用いた映画・CMコンテンツ等の制作事業であります。
費用面では、売上原価536,720千円、販売費及び一般管理費928,726千円を計上いたしました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、役員報酬97,200千円、給与手当281,254千円、支払手数料171,533千円及び広告宣伝費160,520千円であります。広告宣伝費は、主に「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用によるものであります。
これらの結果、韓国セグメントの売上高は1,485,489千円(内部取引を含む)となり、セグメント利益が20,042千円となりました。
(※1)NFTゲーム/ブロックチェーンゲームとは、暗号資産基盤技術であるブロックチェーン(※2)を利用し、ゲーム内アイテムが「NFT化」されているゲームをいいます。GameFi(GameとDecentralized Finance:ゲームと分散型金融を掛け合わせた造語)とも言われております。
(※2)ブロックチェーンとは、分散型ネットワークを構成する複数のコンピューターに暗号技術を組み合わせ、取引情報等のデータを同期して記録する手法であり、一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら正しい記録をチェーン(鎖)のようにつないで蓄積する仕組みであります。
(※3)NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことであり、暗号資産と同じく、ブロックチェーン上で発行及び取引されるデジタルデータであります。
(※4)Play To Earn(P2E)とは、ブロックチェーンゲーム内で得た収入やポイントを暗号資産に変えて取引所等で売買が可能であり、このゲームで遊んで収入が得られることが「Play To Earn」(P2E)と呼ばれております。
(※5)チャネリングとは、オンラインゲーム等に関して、他社のゲームポータルサイトにてプレイできるようになるサービスをいいます。
(※6)メタバース(Metaverse)は、超を意味するメタ(meta)と宇宙を意味するユニバース(universe)から作られた合成語で、多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できるインターネット上に構築された多人数参加型の3次元仮想空間です。利用者はアバターと呼ばれる自分の分身を介して仮想空間に入ることでその世界の探索、他の利用者とのコミュニケーションを図ることができます。また、ユーザーが独自のゲームを作成し、他のユーザーにプレイさせて収益化することやユーザーがゲーム内のアイテム等をNFT(※3)として他のユーザーと暗号資産により売買することができる仕組みを構築できます。
事業部門別の売上高を示すと、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) | |||
| 金額(千円) | 構成比(%) | 金額(千円) | 構成比(%) | |
| オンラインゲーム事業 | 359,466 | 11.2 | 269,265 | 18.0 |
| スマートフォンアプリ事業 | 255,330 | 8.0 | 180,846 | 12.1 |
| HTML5ゲーム事業 | 2,443,327 | 76.2 | 837,642 | 55.9 |
| Meta Campus事業 | 50,356 | 1.6 | 121,687 | 8.1 |
| VFX事業 | - | - | 37,453 | 2.5 |
| その他事業 | 99,299 | 3.0 | 51,035 | 3.4 |
| 合計 | 3,207,780 | 100.0 | 1,497,932 | 100.0 |
(注)事業部門別売上高内訳におきましては、記載金額の千円未満を切り捨てて表示しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、932,628千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、130,852千円の資金使用となりました。主な内訳は、減価償却費39,224千円、前受収益の増加49,025千円、退職給付に係る負債の増加29,661千円の収入要因に対して、税金等調整前当期純損失265,379千円、未払金の減少30,578千円、前払費用の増加22,250千円、長期前受収益の減少20,770千円の支出要因によるものであります。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、831,409千円の資金使用となりました。主な内訳は、定期預金の預入による支出411,448千円、有形固定資産の取得による支出188,275千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出223,133千円の支出要因によるものであります。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、20,761千円の資金獲得となりました。内訳は、短期借入金の増加28,000千円、非支配株主からの払込みによる収入4,954千円の収入要因に対して、長期借入金の返済による支出12,193千円の支出要因によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 韓国 | 249,400 | - | 112,590 | - |
(注)1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| 区分 | 当連結会計年度 自 2023年4月1日 至 2023年12月31日 | |
| 金額(千円) | 前期比(%) | |
| 日本 | 28,965 | - |
| 韓国 | 1,468,966 | - |
| 合計 | 1,497,932 | - |
(注)1 セグメント取引については相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| Wemade Connect Co., Ltd. | - | - | 404,827 | 27.0 |
3 前連結会計年度において、外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。
(2)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年3月25日)現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産及び負債の報告数値、決算期間における収入及び費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、退職給付に係る負債及び繰延税金資産、固定資産の減損損失等であり、継続して評価を行っております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
なお、評価につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき実施しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
② 財政状態の分析
a.資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて21.1%減少し、1,721,174千円となりました。これは主に前払費用が24,146千円、未収入金が19,454千円増加したことに対して、現金及び預金が494,070千円減少したことによります。現金及び預金の減少は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことに係る連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出223,133千円及び有形固定資産の取得による支出188,275千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて94.2%増加し、1,634,668千円となりました。これは主に機械装置及び運搬具が84,448千円、工具、器具及び備品が36,555千円、建設仮勘定が171,226千円、のれんが354,449千円、敷金及び保証金が55,239千円増加したことによります。機械装置、工具、器具及び備品、のれん、敷金及び保証金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによるものであります。建設仮勘定の増加は、㈱ツリーフルが建設中のツリーハウス・エアロハウスに係る建設仮勘定の計上によるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて11.0%増加し、3,355,843千円となりました。
b.負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて155.5%増加し、796,134千円となりました。これは主に短期借入金が270,000千円、未払費用が65,497千円、前受金が36,984千円、前受収益が59,666千円増加したことによります。短期借入金、未払費用、前受金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことにより増加したものであります。前受収益は、NFTゲーム/ブロックチェーンゲームに係るパブリッシング及びゲーム事業に関する戦略的提携契約の締結による増加であります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて14.3%増加し、545,152千円となりました。これは主に長期借入金が19,979千円、退職給付に係る負債が42,360千円増加したことによります。長期借入金の増加は、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによるものであります。退職給付に係る負債の増加は、主にGala Lab Corp.において、退職給付債務が増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて70.1%増加し、1,341,287千円となりました。
c.純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べて9.9%減少し、2,014,555千円となりました。これは主に利益剰余金が230,422千円減少したことによります。利益剰余金は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上によるものであります。
③ 経営成績の分析
a.売上高
当連結会計年度における業績の概況は、連結売上高1,497,932千円となりました。
これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高837,642千円を計上したことによります。なお、当連結会計年度において、HTML5ゲームは契約形態の変更により、売上高の計上方法がパブリッシャーとしてのパブリッシング売上高から受取ライセンス料によるライセンス売上高に変更になりました。また、スマートフォンアプリ事業では、スマートフォンゲームアプリ「Flyff Legacy(フリフレガシー)」の売上高の計上、Gala Mix Inc.が開発した歩数計アプリ「winwalk(ウィンウォーク)」及びスマートフォンアプリ「winQuiz(ウィンクイズ)」の売上高が順調に推移したことにより180,846千円となりました。一方、オンラインゲーム事業では、269,265千円となりました。さらに、Meta Campus事業において121,687千円、VFX事業において37,453千円の売上高を計上いたしました。その他事業では、主にツリーハウスリゾート事業の売上高の計上により51,035千円となりました。
b.売上原価
売上原価は539,821千円となりました。これは、主にHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係る支払ロイヤルティによるものであります。
c.売上総利益
売上総利益は958,110千円であり、売上高に対する割合は64.0%と前連結会計年度比で2.5ポイントの減少となりました。
d.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は1,254,558千円となり、売上高に対する割合は83.8%と、前連結会計年度比で31.0ポイントの増加となりました。主な要因は「Flyff Universe(フリフユニバース)」に係るマーケティング活動費用が減少したことによる広告宣伝費の減少があったものの、主にROAD101 Co., Ltd.を連結の範囲に含めたことによる給与手当の増加及び役員報酬の増加によるものであります。なお、販売費及び一般管理費の主な内訳は、給料及び手当323,323千円、役員報酬234,055千円、支払手数料159,251千円及び広告宣伝費160,577千円であります。
e.営業利益
営業損益は296,448千円の営業赤字となりました。これは、主に人件費の増加によるものであります。
f.営業外損益
営業外収益
営業外収益は39,107千円となりました。主な内訳は、受取利息13,689千円、為替差益9,529千円、受取出向料7,958千円及び暗号資産評価益5,655千円であります。
営業外費用
営業外費用は4,982千円となりました。主な内訳は、支払利息4,982千円であります。
g.特別損益
特別利益
特別利益は536千円となりました。内訳は、固定資産売却益536千円であります。
特別損失
特別損失は3,591千円となりました。内訳は、固定資産除却損3,372千円及び減損損失219千円であります。
④ キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、収益基盤の確立に取り組んでおり、当期は主にHTML5ゲーム事業の拡大と収益獲得に注力いたしました。次期以降も当該事業拡大による影響が続くと認識しております。ゲーム事業における開発の成否、サービス提供準備やダウンロード配信等のスケジュールが遅延する等の変動要因が、経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金及び設備投資資金であります。運転資金及び設備投資資金については、主に自己資本により調達することを基本としております。
当社は2022年5月13日開催の当社取締役会において、第三者割当による新株式(以下「本新株式」といいます。)の発行及び第7回新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)の発行を決議し、2022年5月30日に払込手続が完了しており、事業運営上必要な資金を確保及び流動性の維持を図っております。
本新株式により調達した178,601千円(手取概算額)の資金使途は、Metaverseプロジェクトコンテンツ開発活動費用に充当する予定であります。また、本新株予約権及びその行使により調達する552,588千円(手取概算額)の資金使途は、NFTゲーム/ブロックチェーンゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」のマーケティング活動費用及び人件費等の運営費用に充当してまいります。なお、本新株予約権の行使期間中に行使が行われない場合又は当社が取得した新株予約権を消却した場合には、上記手取概算額は減少いたします。
また、当社グループの設備投資計画につきましては、重要な設備の新設等及び重要な設備の除却の計画はありません。