四半期報告書-第41期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/12 16:03
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令により消費活動や企業活動が大きく制限され、広告取り扱い事業を中心に当社グループにとって厳しい環境となりました。5月下旬の緊急事態宣言解除により経済活動は再開へ向かいつつありましたが、7月以降の新型コロナウイルスの感染再拡大により個人消費の回復が遅れ、また企業の設備投資の動きも依然として弱く、国内景気の本格的な回復には今しばらく時間が必要な状況となっております。
国内の雇用情勢につきましても、コロナ禍の影響により悪化が続いており、8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍と8カ月連続で低下し、完全失業率も3.0%と2017年5月以来の3%台となる等、幅広い分野で人手不足感が深刻化していた前年同期とは状況が一変いたしました。
このような事業環境の中、当社グループでは企業の社会的責務を果たすべく事業推進・継続に向け、既存サービスのコロナ禍対応に加えて、新たな注力分野の開拓、グループ内での連携強化等により、人材に関する顧客企業の課題解決をサポートし、他社との差別化や顧客満足度の向上に取り組みました。さらに、生産性を高めるための営業体制の再構築にも取り組み、事業基盤の強化も進めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は10,550百万円(前年同四半期比2.9%減)、営業利益は1,906百万円(同17.3%減)、経常利益は2,031百万円(同12.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,422百万円(同8.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(人材サービス事業)
1.人材紹介
人材紹介を取り巻く事業環境は、当初、新型コロナウイルスの影響により、一部の顧客企業で採用マインドの低下や採用活動の延期・中断等の動きが見られました。こうした中、第5世代移動通信システム(5G)向け投資の本格化を背景に半導体業界の採用ニーズは旺盛な状況が続いており、さらに緊急事態宣言解除後は採用活動を再開する企業が増え始めております。また、医療・福祉分野においても一部地域で採用活動中断の動きがあるものの、全体的には採用ニーズは旺盛な状況が続いております。
こうした事業環境を背景に、注力分野の絞り込みや営業体制の再構築、求人企業及び転職希望者との面談強化によるきめ細かな対応等に取り組んだ結果、一般企業を対象とした専門職・技術職の人材紹介の業績はほぼ横ばいで推移し、病院や介護施設等を対象とした看護師紹介及び保育士紹介は業績が拡大しました。
2.人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等
人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等では、医療・福祉分野において、当第2四半期に入り、新型コロナウイルスの感染拡大及び緊急事態宣言に伴う派遣先施設の休業・休園措置等による派遣スタッフの稼働数減少の影響はほぼ解消し、保育士派遣の業績は順調に拡大しました。看護師派遣においては派遣ニーズがやや減少傾向となり新たな派遣スタッフの稼働は伸び悩みましたが、既存派遣スタッフの契約継続を推進し、業績は堅調に推移しました。また、その他分野の人材派遣においては、㈱クロノスとのコラボレーションによりWebエンジニア向けオンラインセミナーを開催し、参加者が派遣スタッフとして稼働する等の成果も出ましたが、既存派遣スタッフの有給休暇取得等に伴う稼働時間の減少や新たな派遣ニーズの獲得に苦戦したことで業績は落ち込みました。
これらの結果、人材サービス事業の売上高は7,562百万円(前年同四半期比3.3%増)、営業利益は2,321百万円(同9.0%増)となりました。
(リクルーティング事業)
リクルーティング事業では、新卒採用領域において、2021年3月卒業予定の大学生を対象とした新卒採用サイト及び2022年3月卒業予定の大学生を対象としたインターンシップサイトの広告取り扱いが、当第2四半期に入り、顧客企業の採用活動再開の動きに合わせて徐々に回復してきております。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを考慮し、リクナビの合同企業説明会等が2020年8月まで中止となったことで、新卒関連イベントの取り扱いは大きく減少しました。
中途採用領域では、新型コロナウイルスの影響が残る中、採用ニーズが旺盛な医療・介護・物流分野等を中心にIndeedの取り扱いが好調でした。一方、緊急事態宣言の発令に伴う営業時間短縮や休業要請、さらには7月以降の新型コロナウイルス感染再拡大等の影響により、飲食店や小売店、サービス業、人材派遣会社をはじめとする顧客企業の採用マインドの回復ペースは遅く、正社員及び派遣登録スタッフ、アルバイト・パート募集のための求人広告の取り扱いは大きく落ち込みました。
こうした中、第1四半期より連結子会社化しましたジャンプ㈱では、採用コンサルティングや採用ツール作成、さらにはコロナ禍においてニーズが活性化したインターンシップのオンライン化サポート等を通じ、顧客企業の採用活動支援を進めております。
この結果、リクルーティング事業の売上高は1,044百万円(前年同四半期比38.2%減)、営業損失は140百万円(前年同四半期は営業利益410百万円)となりました。
(情報出版事業)
情報出版事業では、新型コロナウイルスの影響は依然として残るものの、当第2四半期に入り、住宅メーカーや飲食店、小売店、サービス業等の顧客企業の販促マインドが回復してきており、主力の生活情報誌や住宅情報誌の業績は大きく改善しました。さらに生活情報誌とともに各家庭に配布する折り込みチラシ等のポスティングサービスの業績が回復したほか、Indeedの取り扱いも引き続き順調に拡大しました。
また、「ココカラ。」ブランドで展開するコンシェルジュサービスでは、転職領域が引き続き好調だったことに加え、住宅領域も回復傾向となり、コンシェルジュサービスの全体業績は順調に推移しました。
この結果、情報出版事業の売上高は900百万円(前年同四半期比9.9%減)、営業利益は28百万円(同62.2%減)となりました。
(その他)
1.IT・ネット関連事業
IT・ネット関連事業では、新型コロナウイルスの影響により、HRソリューション業界の販促ニーズは依然として厳しい状況が続いており、主力の「日本の人事部」事業にも少なからず影響が出ましたが、5月に開催した人事イベント「日本の人事部 HRカンファレンス2020-春-」のオンライン化への移行や業務効率化が奏功し、㈱HRビジョンの利益面は微減に止まりました。
また、㈱クロノスにおいて、ラーニング分野では、新型コロナウイルスの影響によりIT関連の研修への投資を抑制する企業も多い中、第1四半期に実施したITエンジニア向け新入社員研修サービス終了後の新型コロナウイルスの影響の少ない大手企業への営業強化が奏功し、業績は順調に推移しました。一方、システム開発分野では、開発プロジェクトの開始延期や見送りが相次ぎ、さらに経験の浅いエンジニアが対応可能な開発プロジェクトも減少する等、依然として厳しい事業環境が続いており、業績は伸び悩みました。
2.海外事業
海外事業では、北中米(米国・メキシコ)において、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米国でのロックダウンや外出禁止令の発令、メキシコでの外出自粛要請等により経済活動が停滞したことで採用活動の延期・中断に踏み切る企業も多く出始め、採用ニーズが大幅に低下しました。さらに、決定済みの案件の中には入社日が延期となるものもあり、人材紹介の業績が落ち込みました。また、米国での人材派遣も、新規案件の受注が滞る中、派遣先企業の在宅勤務への切り替え要請に対応できないスタッフの一時帰休等に伴い業績は低調でした。
アジア(中国・ベトナム・タイ)において、中国では新型コロナウイルスの感染拡大の影響による景況悪化を受けて採用に慎重な企業が増える中、専門職人材の紹介を中心に人材紹介については一定の成果を上げることができました。一方、人事労務コンサルティングは、大型の集合研修や人事制度策定、ビザ取得支援等のニーズ縮小により業績が伸び悩みましたが、コロナ禍における事業運営や労務管理方法、人事トラブル対応等の細かなニーズへの対応により、顧客企業からの信頼度向上がさらに進みました。また、ベトナムでは外国からの渡航制限や外国人への新規ビザ発給停止に伴い、入社日の遅延や強みの業界であるアパレル分野や建設・設備業界及び新規進出に伴う採用ニーズの減少等、厳しい状況が続いております。同様に、タイにおいても多くの企業で採用活動再開の見通しが立っておらず、引き続き人材紹介サービスの本格的な始動には今しばらく時間が必要な状況となっております。
英国においては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウンの影響による採用活動の凍結等により、国内企業への人材紹介は縮小しましたが、欧州企業への転職をサポートする国際間の人材紹介(クロスボーダーリクルートメント)は引き続き順調に推移しました。また、人材派遣は派遣先企業の在宅勤務への切り替えに伴う派遣ニーズが減少し、業績は低調でした。
また、これら海外各社に対して、2020年4月より、当社グローバル事業本部が営業支援を行っており、国際間の転職支援(クロスボーダーリクルートメント)や現地での転職希望登録者獲得のためのサポート等に取り組みました。
これらの結果、その他の売上高は1,042百万円(前年同四半期比22.4%増)、営業利益は93百万円(同7.6%増)となりました。
②財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は14,922百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,364百万円増加しました。主な要因は、受取手形及び売掛金は減少しましたが、現金及び預金が増加したこと等によるものであります。
負債合計は4,195百万円となり、前連結会計年度末と比較して100百万円増加しました。主な要因は、買掛金、賞与引当金が減少しましたが、短期借入金が増加したこと等によるものであります。
純資産合計は10,727百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,263百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加であります。なお、自己資本比率は71.9%と前連結会計年度末と比較して2.1ポイント改善しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の増減額は、法人税等の支払、配当金の支払等はありましたが、税金等調整前四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末と比較して1,390百万円資金が増加し、当第2四半期連結会計期間末における残高は8,805百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
賞与引当金の減少316百万円、法人税等の支払529百万円等により資金が減少しましたが、税金等調整前四半期純利益の計上2,023百万円等により資金が増加したため、営業活動の結果獲得した資金は1,347百万円(前年同四半期比14.5%減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形及び無形固定資産の取得による支出232百万円等により資金が減少したため、投資活動の結果使用した資金は224百万円(前年同四半期比1.5%減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
配当金の支払431百万円等により資金が減少しましたが、短期借入金の増加653百万円等により資金が増加したため、財務活動の結果獲得した資金は281百万円(前年同四半期は433百万円の使用)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。

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