有価証券報告書-第21期(令和1年7月1日-令和2年6月30日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にありますが、下げ止まりつつあります。個人消費は、緊急事態宣言の解除に伴い、このところ持ち直しの動きが見られます。消費者マインドは悪化傾向に歯止めがかかりつつありますが、実質総雇用者所得はこのところ弱い動きとなっており、新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない中、先行きは極めて不透明な状況が続いております。
またモバイルコンテンツ業界においては、アプリストアの消費支出は2019年は1,200億ドル(2016年の2.1倍)に達し、モバイルゲームは消費支出の72%を占めるまでになりました。(注1)。
当社グループにおきましては、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「リアイベ」「電書・動画・コンシューマ」の5区分で事業を運営しております。アジア女性向け事業及びコンシューマ展開の拡大に伴い、第4四半期連結会計期間より、「英語女性向け」から「英語・アジア女性向け」、「電書・動画」から「電書・動画・コンシューマ」に区分名を変更いたしました。
当連結会計年度における売上は、「男性向け」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」が減少し、6,587,274千円(前期比7.5%減)となりました。費用は、売上減少による販売手数料の減少、採用抑制等に伴う労務費の大幅な減少及びサーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少等により、全体として減少しました。さらに、当第4四半期において新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもり消費の影響によって売上高が増加し、営業損失は86,286千円(前期は営業損失198,988千円)、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)となりました。また、ソフトウェアや共用資産等の減損損失による特別損失69,615千円の計上があったことで、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
また、当連結会計年度末の総資産は、3,004,251千円(前連結会計年度末比220,606千円増)、負債合計は、719,239千円(同59,472千円減)、純資産合計は、2,285,012千円(同280,079千円増)となりました。
事業区分別の業績は、以下の通りであります。なお、第4四半期連結会計期間より、事業区分を変更しておりますので、以下の前期比較については、前期の数値を変更後の事業区分に組み替えて比較しております。
事業区分別の主要なタイトル名、及びその略称は次の通りです。
1、日本語女性向け
日本語女性向けは、「読み物型」「アバター型」「カード型」「声優型」に分類して展開しております。
主力の「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高は3,971,763千円(前期比10.4%減)となりました。
2、英語・アジア女性向け
英語・アジア女性向けは、「Love365」「Lovestruck」等が該当します。
「Love365」等が減少したことにより、売上高は1,457,322千円(前期比10.1%減)となりました。
3、男性向け
主に「六本木」が大幅に増加したことにより、売上高は1,035,173千円(前期比8.4%増)となりました。
4、リアイベ
イベント・ライツ展開が減少したことにより、売上高は82,285千円(前期比25.5%減)となりました。
5、電書・動画・コンシューマ
電書・動画・コンシューマは電子書籍(「KISSMILLe」)及びコンシューマ展開(Nintendo Switch向けコンテンツ)が該当します。
主にコンシューマ展開が増加したことにより、売上高は40,729千円(前期比1,727.8%増)となりました。
(注)1.出所:App Annie Inc.「モバイル市場年鑑2020」2020年1月15日発表。
2.声優型:アプリ運用と並行し、声優陣を起用したアプリ外イベントやCD販売等を積極的に展開するタイプのアプリ。
3.Love365: Find Your Story:日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳した海外市場向けコンテンツであり、1つのアプリ内で複数の
タイトルが楽しめる「読み物アプリ」。
4.Lovestruck: Choose Your Romance:SFスタジオ(米国サンフランシスコにある連結子会社)にて海外市場向けに制作した
「読み物アプリ」。
5.KISSMILLe~100シーンの恋チャット小説~:ボルテージの電子書籍事業の第1弾となる、投稿プラットフォーム型の「恋愛チ
ャット小説アプリ」。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して184,982千円増加し、1,530,928千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、223,641千円の資金を支出する結果(前期比443,759千円の収入の減少)となりました。その主な減少の要因は、未払消費税等の増減額の減少224,156千円及び売上債権の増減額の減少163,403千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、32,148千円の資金を支出する結果(同 57,961千円の収入の減少)となりました。その主な減少の要因は、敷金の回収による収入の減少82,835千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、441,029千円の資金を得る結果(同 439,891千円の収入の増加)となりました。その主な増加の要因は、株式の発行による収入の増加439,727千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
b.受注実績
当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.当社グループは、報告セグメントが単一のセグメントであります。
3.当社グループのモバイルコンテンツ事業における主な販売先は一般消費者であり、販売代金は料金回収代行サービスを利用して一般消費者より回収しております。
4.最近2連結会計年度における主なプラットフォーム運営会社別の売上高及び当該売上高の総売上高に対する割合は以下の通りであります。
(2) 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
なお、重要な会計方針及び見積りにつきましては、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は、3,004,251千円(前連結会計年度末比220,606千円増)となりました。
流動資産は、2,652,542千円(同 287,570千円増)となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加184,982千円や、売掛金の増加80,980千円、及びオフィス返却に伴う敷金返却等による未収入金の増加12,831千円によるものであります。
固定資産は、351,709千円(同 66,963千円減)となりました。その主な要因は、ソフトウェアの減損等による無形固定資産の減少39,103千円、オフィス返却に伴う敷金の返却等による投資その他の資産の減少25,827千円、及びサーバの除却や売却、減損等による有形固定資産の減少2,032千円によるものであります。
(負債の部)
負債合計は、719,239千円(同 59,472千円減)となりました。
流動負債は、719,239千円(同 59,472千円減)となりました。その主な要因は、未払消費税等の減少37,350千円、及び外注費等の減少による買掛金の減少10,291千円によるものであります。
(純資産の部)
純資産は、2,285,012千円(同 280,079千円増)となりました。その主な要因は、新株予約権行使によって資本金及び資本準備金がそれぞれ216,675千円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上等による利益剰余金の減少160,746千円があったことによるものであります。
b.経営成績の分析
当連結会計年度の業績は売上高6,587,274千円(前連結会計年度末比532,286千円減)となりました。売上原価は2,367,305千円(同 240,014千円減)、販売費及び一般管理費は4,306,255千円(同 404,973千円減)となり、この結果、営業損失は86,286千円(前連結会計年度末は営業損失198,988千円)、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
当社グループは「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとした感動コンテンツを提供することを経営方針としております。当面の成長戦略は、現在の基幹事業である「物語アプリ」に成長要素を取り込み、「アプリ進化戦略」「ファンダム戦略」「多角化戦略」の3つを実行し、「黒字基調&次の成長」を実現することであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延によりリアルイベント事業において、舞台やファンミーティングの中止やオンラインイベントへの変更が発生しましたが、本事業が当社グループの売上に占める割合は些少であり、連結業績への影響は軽微であります。また物語アプリ事業では第4四半期において、巣ごもり消費の影響によって売上高が増加し、利益が増加しました。
1.売上高
当連結会計年度の売上高は6,587,274千円(前連結会計年度末比532,286千円減)となりました。詳細については「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの分析 (1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。
2.売上原価
売上原価は、採用抑制等に伴う労務費の大幅な減少及びサーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少等により、2,367,305千円(同 240,014千円減)となりました。
3.販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は、売上減少による販売手数料減少や広告の効率化に伴う広告出稿抑制等に伴う広告宣伝費の減少等により、4,306,255千円(同 404,973千円減)となりました。
この結果、営業損失は86,286千円(前連結会計年度末は営業損失198,988千円)となりました。
4.営業外収益、営業外費用及び経常利益
営業外収益は主として受取利息4,572千円であります。営業外費用は主として為替差損6,807千円であります。この結果、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)となりました。
5.特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益
特別損失はソフトウェアや共用資産の減損損失69,615千円であります。また、法人税、住民税、事業税を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
(注)「増加」「減少」等の表現は、前連結会計年度との比較によるものです。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は、外注費、労務費等の運転需要と、コンテンツシステム開発、設備の投資需要であります。財源は、自己資金と営業活動や財務活動によるキャッシュ・フローであります。
営業活動によるキャッシュ・フローについては、当連結会計年度においてマイナスとなったものの、財務活動によるキャッシュ・フローについては、第三者割当増資により、2019年12月から2020年6月までに433百万円の資金を調達したことで大幅なプラスとなり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しているものと考えております。今後も、資金調達が必要と判断される場合には、速やかに増資や金融機関からの借入等を検討してまいります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にありますが、下げ止まりつつあります。個人消費は、緊急事態宣言の解除に伴い、このところ持ち直しの動きが見られます。消費者マインドは悪化傾向に歯止めがかかりつつありますが、実質総雇用者所得はこのところ弱い動きとなっており、新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない中、先行きは極めて不透明な状況が続いております。
またモバイルコンテンツ業界においては、アプリストアの消費支出は2019年は1,200億ドル(2016年の2.1倍)に達し、モバイルゲームは消費支出の72%を占めるまでになりました。(注1)。
当社グループにおきましては、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「リアイベ」「電書・動画・コンシューマ」の5区分で事業を運営しております。アジア女性向け事業及びコンシューマ展開の拡大に伴い、第4四半期連結会計期間より、「英語女性向け」から「英語・アジア女性向け」、「電書・動画」から「電書・動画・コンシューマ」に区分名を変更いたしました。
当連結会計年度における売上は、「男性向け」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」が減少し、6,587,274千円(前期比7.5%減)となりました。費用は、売上減少による販売手数料の減少、採用抑制等に伴う労務費の大幅な減少及びサーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少等により、全体として減少しました。さらに、当第4四半期において新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもり消費の影響によって売上高が増加し、営業損失は86,286千円(前期は営業損失198,988千円)、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)となりました。また、ソフトウェアや共用資産等の減損損失による特別損失69,615千円の計上があったことで、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
また、当連結会計年度末の総資産は、3,004,251千円(前連結会計年度末比220,606千円増)、負債合計は、719,239千円(同59,472千円減)、純資産合計は、2,285,012千円(同280,079千円増)となりました。
事業区分別の業績は、以下の通りであります。なお、第4四半期連結会計期間より、事業区分を変更しておりますので、以下の前期比較については、前期の数値を変更後の事業区分に組み替えて比較しております。
事業区分別の主要なタイトル名、及びその略称は次の通りです。
| 事業区分 | 分類 | 主要タイトル | 略称 |
| 日本語女性向け | 読み物型 | 100シーンの恋+ ダウト~嘘つきオトコは誰?~ | 100恋+ ダウト |
| アバター型 | 天下統一恋の乱 Love Ballad 誓いのキスは突然に Love Ring 眠らぬ街のシンデレラ 鏡の中のプリンセス Love Palace 新◆王子様のプロポーズ Eternal Kiss 魔界王子と魅惑のナイトメア | 恋乱 誓い シンデ ミラプリ 王子 魔界 | |
| カード型 | あやかし恋廻り | あや恋 | |
| 声優型(注2) | アニドルカラーズ | アニドル | |
| 英語・アジア女性向け | 読み物型 | Love365: Find Your Story(注3) Lovestruck: Choose Your Romance(注4) | Love365 Lovestruck |
| カード型 | Ayakashi: Romance Reborn | Ayakashi | |
| 男性向け | カード型 | 六本木サディスティックナイト | 六本木 |
| リアイベ (リアルイベント) | イベント・ライツ展開 | 「アニドル」ファンミーティング | ― |
| 電書・動画・ コンシューマ | 電子書籍 | KISSMILLe~100シーンの恋チャット小説~(注5) | KISSMILLe (キスミル) |
| コンシューマ展開 | Nintendo Switch向け「上司と秘密の2LDK」 | ― |
1、日本語女性向け
日本語女性向けは、「読み物型」「アバター型」「カード型」「声優型」に分類して展開しております。
主力の「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高は3,971,763千円(前期比10.4%減)となりました。
2、英語・アジア女性向け
英語・アジア女性向けは、「Love365」「Lovestruck」等が該当します。
「Love365」等が減少したことにより、売上高は1,457,322千円(前期比10.1%減)となりました。
3、男性向け
主に「六本木」が大幅に増加したことにより、売上高は1,035,173千円(前期比8.4%増)となりました。
4、リアイベ
イベント・ライツ展開が減少したことにより、売上高は82,285千円(前期比25.5%減)となりました。
5、電書・動画・コンシューマ
電書・動画・コンシューマは電子書籍(「KISSMILLe」)及びコンシューマ展開(Nintendo Switch向けコンテンツ)が該当します。
主にコンシューマ展開が増加したことにより、売上高は40,729千円(前期比1,727.8%増)となりました。
(注)1.出所:App Annie Inc.「モバイル市場年鑑2020」2020年1月15日発表。
2.声優型:アプリ運用と並行し、声優陣を起用したアプリ外イベントやCD販売等を積極的に展開するタイプのアプリ。
3.Love365: Find Your Story:日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳した海外市場向けコンテンツであり、1つのアプリ内で複数の
タイトルが楽しめる「読み物アプリ」。
4.Lovestruck: Choose Your Romance:SFスタジオ(米国サンフランシスコにある連結子会社)にて海外市場向けに制作した
「読み物アプリ」。
5.KISSMILLe~100シーンの恋チャット小説~:ボルテージの電子書籍事業の第1弾となる、投稿プラットフォーム型の「恋愛チ
ャット小説アプリ」。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して184,982千円増加し、1,530,928千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、223,641千円の資金を支出する結果(前期比443,759千円の収入の減少)となりました。その主な減少の要因は、未払消費税等の増減額の減少224,156千円及び売上債権の増減額の減少163,403千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、32,148千円の資金を支出する結果(同 57,961千円の収入の減少)となりました。その主な減少の要因は、敷金の回収による収入の減少82,835千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、441,029千円の資金を得る結果(同 439,891千円の収入の増加)となりました。その主な増加の要因は、株式の発行による収入の増加439,727千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
b.受注実績
当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | 前年同期比(%) |
| モバイルコンテンツ事業(千円) | 6,587,274 | △7.5 |
| 合計(千円) | 6,587,274 | △7.5 |
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.当社グループは、報告セグメントが単一のセグメントであります。
3.当社グループのモバイルコンテンツ事業における主な販売先は一般消費者であり、販売代金は料金回収代行サービスを利用して一般消費者より回収しております。
4.最近2連結会計年度における主なプラットフォーム運営会社別の売上高及び当該売上高の総売上高に対する割合は以下の通りであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2018年7月1日 至 2019年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| Apple Inc. | 3,171,982 | 44.6 | 2,780,495 | 42.2 |
| グーグル・ペイメント合同会社 | 2,733,322 | 38.4 | 2,730,762 | 41.5 |
| グリー株式会社 | 512,259 | 7.2 | 407,751 | 6.2 |
| 株式会社NTTドコモ | 301,988 | 4.2 | 232,615 | 3.5 |
(2) 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
なお、重要な会計方針及び見積りにつきましては、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は、3,004,251千円(前連結会計年度末比220,606千円増)となりました。
流動資産は、2,652,542千円(同 287,570千円増)となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加184,982千円や、売掛金の増加80,980千円、及びオフィス返却に伴う敷金返却等による未収入金の増加12,831千円によるものであります。
固定資産は、351,709千円(同 66,963千円減)となりました。その主な要因は、ソフトウェアの減損等による無形固定資産の減少39,103千円、オフィス返却に伴う敷金の返却等による投資その他の資産の減少25,827千円、及びサーバの除却や売却、減損等による有形固定資産の減少2,032千円によるものであります。
(負債の部)
負債合計は、719,239千円(同 59,472千円減)となりました。
流動負債は、719,239千円(同 59,472千円減)となりました。その主な要因は、未払消費税等の減少37,350千円、及び外注費等の減少による買掛金の減少10,291千円によるものであります。
(純資産の部)
純資産は、2,285,012千円(同 280,079千円増)となりました。その主な要因は、新株予約権行使によって資本金及び資本準備金がそれぞれ216,675千円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上等による利益剰余金の減少160,746千円があったことによるものであります。
b.経営成績の分析
当連結会計年度の業績は売上高6,587,274千円(前連結会計年度末比532,286千円減)となりました。売上原価は2,367,305千円(同 240,014千円減)、販売費及び一般管理費は4,306,255千円(同 404,973千円減)となり、この結果、営業損失は86,286千円(前連結会計年度末は営業損失198,988千円)、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
当社グループは「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとした感動コンテンツを提供することを経営方針としております。当面の成長戦略は、現在の基幹事業である「物語アプリ」に成長要素を取り込み、「アプリ進化戦略」「ファンダム戦略」「多角化戦略」の3つを実行し、「黒字基調&次の成長」を実現することであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延によりリアルイベント事業において、舞台やファンミーティングの中止やオンラインイベントへの変更が発生しましたが、本事業が当社グループの売上に占める割合は些少であり、連結業績への影響は軽微であります。また物語アプリ事業では第4四半期において、巣ごもり消費の影響によって売上高が増加し、利益が増加しました。
1.売上高
当連結会計年度の売上高は6,587,274千円(前連結会計年度末比532,286千円減)となりました。詳細については「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュフローの分析 (1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。
2.売上原価
売上原価は、採用抑制等に伴う労務費の大幅な減少及びサーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少等により、2,367,305千円(同 240,014千円減)となりました。
3.販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は、売上減少による販売手数料減少や広告の効率化に伴う広告出稿抑制等に伴う広告宣伝費の減少等により、4,306,255千円(同 404,973千円減)となりました。
この結果、営業損失は86,286千円(前連結会計年度末は営業損失198,988千円)となりました。
4.営業外収益、営業外費用及び経常利益
営業外収益は主として受取利息4,572千円であります。営業外費用は主として為替差損6,807千円であります。この結果、経常損失は87,597千円(同 経常損失237,140千円)となりました。
5.特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益
特別損失はソフトウェアや共用資産の減損損失69,615千円であります。また、法人税、住民税、事業税を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は160,746千円(同 親会社株主に帰属する当期純損失355,988千円)となりました。
(注)「増加」「減少」等の表現は、前連結会計年度との比較によるものです。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は、外注費、労務費等の運転需要と、コンテンツシステム開発、設備の投資需要であります。財源は、自己資金と営業活動や財務活動によるキャッシュ・フローであります。
営業活動によるキャッシュ・フローについては、当連結会計年度においてマイナスとなったものの、財務活動によるキャッシュ・フローについては、第三者割当増資により、2019年12月から2020年6月までに433百万円の資金を調達したことで大幅なプラスとなり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しているものと考えております。今後も、資金調達が必要と判断される場合には、速やかに増資や金融機関からの借入等を検討してまいります。