四半期報告書-第10期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、社会・経済活動が急速に停滞したことを受け、2020年4月~6月期の実質国内総生産(GDP)が年率28.1%減という戦後最大の下落幅になるなど、極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言の解除後は、経済活動が再開され、個人消費は持ち直しつつあるものの、感染症収束の目処は立っておらず、引き続き予断を許さない状況となっています。
当第2四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、売上収益20,975百万円(前年同期比13.2%減)、営業利益1,086百万円(同40.5%減)、税引前四半期利益1,193百万円(同40.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は462百万円(同67.0%減)となりました。なお、健康産業事業において、税効果会計における回収可能性の見直しを実施したこと等により、税負担率が増加しています。
セグメントの概況は以下のとおりです。
[砂糖その他食品事業]
海外原糖市況につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた世界的な景気減速に伴う消費減少懸念や燃料価格の急落、砂糖最大輸出国ブラジルの通貨安などの影響から一時値を下げました。その後、主要生産国であるタイの干ばつによる減産やブラジルの干ばつ懸念による供給面の不透明感から値を上げて当第2四半期を終了しました。
海外原糖市況(ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限))
日付 セント/ポンド 円/kg 為替(円/ドル)
始 値 2020年4月1日 10.39 24.87 108.59
高 値 2020年8月14日 13.28 31.61 107.98
安 値 2020年4月28日 9.05 21.61 108.30
終 値 2020年9月30日 13.07 30.77 106.80
(注)1ポンドは約0.4536㎏として換算し、為替は当日の三菱UFJ銀行直物為替公表TTSによっています。
一方、国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、前期末から変わらず上白糖1kg当たり187~188円で当第2四半期を終了しました。
このような状況のもと、主力の砂糖につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、出荷量は前年同期を大きく下回りました。業務用製品については、インバウンドの減少や出張・観光の自粛等により、土産菓子および外食関係の需要が大きく落ち込み、出荷量は大幅に減少しました。家庭用製品については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて家庭内調理の機会が増えたものの、買いおきが一巡したこと、および大手量販店での特売の自粛等により出荷量は減少しました。このような状況においても、当社独自製品のきび砂糖は好調に推移しました。
ツキオカフィルム製薬株式会社の売上収益につきましては、箔押事業・食用純金箔事業におけるインバウンド需要・土産物需要が減少したことなどにより、前年同期を下回りました。
以上の結果、砂糖その他食品事業合計の売上収益は19,483百万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は1,362百万円(同11.8%減)となりました。
[健康産業事業]
健康産業事業におきましては、総合フィットネスクラブ7店舗、女性専用のホットヨガ&コラーゲンスタジオ6店舗およびコンパクトジム18店舗を関東地方において運営しています。政府の緊急事態宣言を受け、4月上旬から5月末まで休業したことで退会者、休会者が増加しました。6月より感染拡大防止策を徹底して営業を再開し、休会者を除く在籍会員数は、回復傾向にあるものの9月末時点で前年同期の6割程度となっており、売上収益は前年同期を大きく下回る750百万円(前年同期比56.2%減)、セグメント損失は460百万円(前年同期はセグメント利益79百万円)となりました。
[倉庫事業]
倉庫事業におきましては、冷蔵倉庫は順調に推移したものの、普通倉庫は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、輸入品の取扱量が減少したことにより、売上収益は741百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は183百万円(同8.3%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は24,362百万円となり、前連結会計年度末に比べ258百万円減少しました。これは主に現金及び現金同等物が396百万円、営業債権及びその他の債権が412百万円それぞれ減少した一方で、売却目的で保有する資産が493百万円増加したことによるものです。非流動資産は35,330百万円となり、前連結会計年度末に比べ847百万円減少しました。これは主に有形固定資産が287百万円、使用権資産が312百万円、その他の金融資産が639百万円それぞれ減少した一方で、その他の非流動資産が329百万円増加したことによるものです。
この結果、資産合計は59,693百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,105百万円減少しました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は7,711百万円となり、前連結会計年度末に比べ339百万円減少しました。これは主に営業債務及びその他の債務が409百万円減少した一方で、未払法人所得税等が151百万円増加したことによるものです。非流動負債は4,210百万円となり、前連結会計年度末に比べ496百万円減少しました。これは主にリース負債が431百万円減少したことによるものです。
この結果、負債合計は11,922百万円となり、前連結会計年度末に比べ836百万円減少しました。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は47,771百万円となり、前連結会計年度末に比べ268百万円減少しました。これは主に親会社の所有者に帰属する四半期利益462百万円および配当金684百万円によるものです。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は80.0%(前連結会計年度末比1.0ポイント増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より396百万円減少し、7,689百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,333百万円の収入となりました。
主なものは、税引前四半期利益1,193百万円、減価償却費及び償却費826百万円、持分法による投資利益△95百万円、法人所得税の支払額△528百万円、ならびに棚卸資産の減少、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務の減少、その他の増減による△72百万円です。
なお、前年同期は1,675百万円の収入であり、主なものは、税引前四半期利益1,993百万円、減価償却費及び償却費879百万円、持分法による投資利益△108百万円、法人所得税の支払額△779百万円、ならびに棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務の減少、その他の増減による△325百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、553百万円の支出となりました。
主なものは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△246百万円、その他(事業用地の取得等)△327百万円です。
なお、前年同期は886百万円の支出であり、主なものは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△871百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,176百万円の支出となりました。
主なものは、リース負債の返済による支出△491百万円、配当金の支払額△685百万円です。
なお、前年同期は1,236百万円の支出であり、主なものは、リース負債の返済による支出△483百万円、配当金の支払額△753百万円です。
(4)重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載した「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響を当連結会計年度の第3四半期以降も受けるものの、緩やかに回復に向かうと仮定を見直しましたが、重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、当連結会計年度の第3四半期以降も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けると想定しており、今後も事業への影響を注視し、必要な対策を講じてまいります。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、59百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、社会・経済活動が急速に停滞したことを受け、2020年4月~6月期の実質国内総生産(GDP)が年率28.1%減という戦後最大の下落幅になるなど、極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言の解除後は、経済活動が再開され、個人消費は持ち直しつつあるものの、感染症収束の目処は立っておらず、引き続き予断を許さない状況となっています。
当第2四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、売上収益20,975百万円(前年同期比13.2%減)、営業利益1,086百万円(同40.5%減)、税引前四半期利益1,193百万円(同40.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は462百万円(同67.0%減)となりました。なお、健康産業事業において、税効果会計における回収可能性の見直しを実施したこと等により、税負担率が増加しています。
セグメントの概況は以下のとおりです。
[砂糖その他食品事業]
海外原糖市況につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた世界的な景気減速に伴う消費減少懸念や燃料価格の急落、砂糖最大輸出国ブラジルの通貨安などの影響から一時値を下げました。その後、主要生産国であるタイの干ばつによる減産やブラジルの干ばつ懸念による供給面の不透明感から値を上げて当第2四半期を終了しました。
海外原糖市況(ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限))
日付 セント/ポンド 円/kg 為替(円/ドル)
始 値 2020年4月1日 10.39 24.87 108.59
高 値 2020年8月14日 13.28 31.61 107.98
安 値 2020年4月28日 9.05 21.61 108.30
終 値 2020年9月30日 13.07 30.77 106.80
(注)1ポンドは約0.4536㎏として換算し、為替は当日の三菱UFJ銀行直物為替公表TTSによっています。
一方、国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、前期末から変わらず上白糖1kg当たり187~188円で当第2四半期を終了しました。
このような状況のもと、主力の砂糖につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、出荷量は前年同期を大きく下回りました。業務用製品については、インバウンドの減少や出張・観光の自粛等により、土産菓子および外食関係の需要が大きく落ち込み、出荷量は大幅に減少しました。家庭用製品については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて家庭内調理の機会が増えたものの、買いおきが一巡したこと、および大手量販店での特売の自粛等により出荷量は減少しました。このような状況においても、当社独自製品のきび砂糖は好調に推移しました。
ツキオカフィルム製薬株式会社の売上収益につきましては、箔押事業・食用純金箔事業におけるインバウンド需要・土産物需要が減少したことなどにより、前年同期を下回りました。
以上の結果、砂糖その他食品事業合計の売上収益は19,483百万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は1,362百万円(同11.8%減)となりました。
[健康産業事業]
健康産業事業におきましては、総合フィットネスクラブ7店舗、女性専用のホットヨガ&コラーゲンスタジオ6店舗およびコンパクトジム18店舗を関東地方において運営しています。政府の緊急事態宣言を受け、4月上旬から5月末まで休業したことで退会者、休会者が増加しました。6月より感染拡大防止策を徹底して営業を再開し、休会者を除く在籍会員数は、回復傾向にあるものの9月末時点で前年同期の6割程度となっており、売上収益は前年同期を大きく下回る750百万円(前年同期比56.2%減)、セグメント損失は460百万円(前年同期はセグメント利益79百万円)となりました。
[倉庫事業]
倉庫事業におきましては、冷蔵倉庫は順調に推移したものの、普通倉庫は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、輸入品の取扱量が減少したことにより、売上収益は741百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は183百万円(同8.3%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は24,362百万円となり、前連結会計年度末に比べ258百万円減少しました。これは主に現金及び現金同等物が396百万円、営業債権及びその他の債権が412百万円それぞれ減少した一方で、売却目的で保有する資産が493百万円増加したことによるものです。非流動資産は35,330百万円となり、前連結会計年度末に比べ847百万円減少しました。これは主に有形固定資産が287百万円、使用権資産が312百万円、その他の金融資産が639百万円それぞれ減少した一方で、その他の非流動資産が329百万円増加したことによるものです。
この結果、資産合計は59,693百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,105百万円減少しました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は7,711百万円となり、前連結会計年度末に比べ339百万円減少しました。これは主に営業債務及びその他の債務が409百万円減少した一方で、未払法人所得税等が151百万円増加したことによるものです。非流動負債は4,210百万円となり、前連結会計年度末に比べ496百万円減少しました。これは主にリース負債が431百万円減少したことによるものです。
この結果、負債合計は11,922百万円となり、前連結会計年度末に比べ836百万円減少しました。
(資本)
当第2四半期連結会計期間末における資本合計は47,771百万円となり、前連結会計年度末に比べ268百万円減少しました。これは主に親会社の所有者に帰属する四半期利益462百万円および配当金684百万円によるものです。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は80.0%(前連結会計年度末比1.0ポイント増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より396百万円減少し、7,689百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,333百万円の収入となりました。
主なものは、税引前四半期利益1,193百万円、減価償却費及び償却費826百万円、持分法による投資利益△95百万円、法人所得税の支払額△528百万円、ならびに棚卸資産の減少、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務の減少、その他の増減による△72百万円です。
なお、前年同期は1,675百万円の収入であり、主なものは、税引前四半期利益1,993百万円、減価償却費及び償却費879百万円、持分法による投資利益△108百万円、法人所得税の支払額△779百万円、ならびに棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務の減少、その他の増減による△325百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、553百万円の支出となりました。
主なものは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△246百万円、その他(事業用地の取得等)△327百万円です。
なお、前年同期は886百万円の支出であり、主なものは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△871百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,176百万円の支出となりました。
主なものは、リース負債の返済による支出△491百万円、配当金の支払額△685百万円です。
なお、前年同期は1,236百万円の支出であり、主なものは、リース負債の返済による支出△483百万円、配当金の支払額△753百万円です。
(4)重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載した「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響を当連結会計年度の第3四半期以降も受けるものの、緩やかに回復に向かうと仮定を見直しましたが、重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、当連結会計年度の第3四半期以降も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けると想定しており、今後も事業への影響を注視し、必要な対策を講じてまいります。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、59百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。