四半期報告書-第9期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 13:00
【資料】
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【項目】
33項目
(1)財政状態および経営成績の状況
①財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は24,775百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,028百万円減少しました。これは主に現金及び預金が1,386百万円、原材料及び貯蔵品が90百万円それぞれ減少した一方で、受取手形及び売掛金が221百万円、商品及び製品が199百万円それぞれ増加したことによるものです。固定資産は36,317百万円となり、前連結会計年度末に比べ114百万円減少しました。これは主に有形固定資産が79百万円、退職給付に係る資産が35百万円それぞれ増加した一方で、のれんが83百万円、投資有価証券が144百万円それぞれ減少したことによるものです。
この結果、資産合計は61,092百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,143百万円減少しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は7,404百万円となり、前連結会計年度末に比べ777百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が496百万円、未払法人税等が509百万円、引当金が171百万円それぞれ減少した一方で、その他流動負債が399百万円増加したことによるものです。固定負債は2,722百万円となり、前連結会計年度末に比べ143百万円減少しました。
この結果、負債合計は10,126百万円となり、前連結会計年度末に比べ920百万円減少しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における株主資本は47,895百万円となり、前連結会計年度末に比べ113百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益637百万円および剰余金の配当750百万円によるものです。また、その他の包括利益累計額は3,070百万円となり、前連結会計年度末に比べ108百万円減少しました。これは主にその他有価証券評価差額金が97百万円減少したことによるものです。
この結果、当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は50,966百万円となり、前連結会計年度末に比べ222百万円減少し、自己資本比率は83.4%(前連結会計年度末比1.2ポイント増)となりました。
②経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済につきましては、国内需要は設備投資の拡大や雇用・所得環境の改善を受け堅調に推移した一方、輸出や生産面では米中貿易摩擦や中国景気の悪化など海外経済減速の影響がみられ、全体的に力強さに欠ける状況となりました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高12,617百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益911百万円(同14.3%減)、経常利益964百万円(同12.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は637百万円(同12.8%減)となり、概ね計画通り推移しました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。
[砂糖その他食品事業]
海外原糖市況につきましては、値上がり材料として、主要生産国であるインド・タイの干ばつなどによる減産見通しがあり、値下がり材料として、足元の潤沢な在庫や米中貿易摩擦による海外経済の先行き懸念があったものの、大きな変化もなく当第1四半期を終了しました。
海外原糖市況(ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限))
日付 セント/ポンド 円/kg 為替(円/ドル)
始 値 2019年4月1日 12.53 30.97 112.10
高 値 2019年4月5日 12.84 31.93 112.81
安 値 2019年5月21日 11.36 27.84 111.17
終 値 2019年6月28日 12.32 29.55 108.79
(注)1ポンドは約0.4536㎏として換算し、為替は当日の三菱UFJ銀行直物為替公表TTSによっています。
一方、国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、前期末から変わらず上白糖1kg当たり187~188円で当第1四半期を終了しました。
このような状況のもと、主力の砂糖につきましては、連休明けからの天候不順の影響により、飲料・冷菓などの消費が落ち込んだことから業務用製品は減少しました。また、家庭用製品は家庭内調理の減少が続き、砂糖全体の出荷量は前年同期を下回りました。
利益面では、物流費、エネルギーコスト等の増加が減益要因となりました。
以上の結果、砂糖その他食品事業合計の売上高は11,389百万円(前年同期比4.0%減)、セグメント利益は828百万円(同12.4%減)となりました。
[健康産業事業]
健康産業事業におきましては、主に総合フィットネスクラブ「ドゥ・スポーツプラザ」、「NAスポーツクラブA-1」と女性専用のホットヨガ&コラーゲンスタジオ「BLEDA(ブレダ)」ならびにコンパクトジム「DO SMART(ドゥ・スマート)」、「A-1 EXPRESS」を運営しております。
前連結会計年度末に連結子会社化した株式会社エヌエーシーシステムが寄与し、売上高は860百万円(前年同期比45.5%増)となりましたが、同社取得に係るのれん償却額25百万円を計上したことおよび総合フィットネスクラブ既存店が、近隣への競合店出店による影響を受けたことにより、セグメント損失は10百万円(前年同期セグメント利益24百万円)となりました。
[倉庫事業]
倉庫事業におきましては、冷蔵倉庫、普通倉庫ともに引き続き好調な貨物の在庫水準を維持し、売上高は367百万円(前年同期比3.1%減)、セグメント利益は92百万円(同0.3%増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、26百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。