四半期報告書-第22期第3四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは著作物を公正利用のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる創造サイクルの実現」をミッション、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」をビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極的な業容の拡大と企業価値の向上に取り組んでおります。
日本国著作権法第一章 総則の第一条にある『著作物は文化の発展に寄与』、『著作物の利用と保護の調和』を第一義に、デジタル化された数多くの著作物をより多くの人に届け、その利用における適正な対価を著作者に還元し、また新たな著作物が創造されるよう“著作物の健全なる創造サイクル”の一翼を担うことを目的に事業を行っております。
① 経営成績
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、当社グループの主力事業領域である電子書籍流通事業において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在宅勤務や外出自粛に伴って可処分時間が増加していることから、「巣ごもり消費」としての娯楽需要の増加傾向が継続しております。加えて、紙書籍から電子書籍への移行についても不可逆的な流れとして進展しております。こうしたことから電子書籍市場の拡大が想定を上回って推移したことで、売上・利益ともに増収増益となりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は62,007百万円(前年同期比29.3%増)、営業利益は2,151百万円(前年同期比57.6%増)、経常利益は2,198百万円(前年同期比76.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,264百万円(前年同期比42.4%増)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間のセグメント別の業績は次のとおりであります。
(電子書籍流通事業)
電子書籍流通事業につきましては、電子書籍市場のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する「Legacyを作る」と、ブロックチェーン技術を用いた新市場創出を目的とする「Legacyを創りに行く」の2つの事業方針を掲げております。
「Legacyを作る」においては、引き続き「LINEマンガ」「Amazon Kindle」などの電子書店へのディストリビューションや電子書籍配信ソリューションの提供を行いました。2020年11月末時点で、取引先としての出版社は2,200社以上、電子書店は150店以上、取扱稼働コンテンツ数は200万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーンは1万件以上展開しており、当社グループは国内最大の電子書籍取次事業者として出版業界の発展に貢献しております。
当社はWith/Afterコロナ社会やSociety5.0といった社会構造変化・新たな潮流を見据え、電子書籍流通を支えるインフラとしての役割を務めながら業界のDX推進を支援することで、上述の「巣ごもり消費」による電子書籍市場拡大に貢献いたしました。
2020年10月には、デジタルコンテンツ流通におけるバリューチェーンの相互補完を図り、多様化するユーザーに最適なコンテンツを届ける新たなプラットフォームの提供やビジネス開発を推進すべく、マンガアプリ等の開発・保守・運営を行う㈱Nagisaを子会社化いたしました。当社グループ化により、同社が提供するマンガアプリにおける大手出版社の連載作品、人気作品、新刊といった取り扱いコンテンツの充実が実現するなどしております。また、今後の業務効率化に向けた新電子書籍取次システムへの移管・統合や、中小出版社のDX推進への貢献に向けて紙書籍と電子書籍、双方の出版を支える基盤を構築するべく「電子書籍の売上/印税」および「紙書籍の印税」を統合的に管理するSaaS型サービスの開発も㈱光和コンピューターと共同で引き続き進めております。加えて、当社グループの今後の電子書籍流通における一層のシェアと国際事業拡大を加速させるための施策にも取り組んでおります。
「Legacyを創りに行く」においては、電子書籍市場の更なる拡大を促すために、電子と紙の本それぞれの利点を生かした「安心・便利」を感じられる仕組みを提供するべく、ブロックチェーン技術を用いた新流通プラットフォームの実現に向けて研究開発を行いました。現在、電子書籍以外のマーケットへの対応も視野にパフォーマンス性能向上や5つのプロダクト開発を進行させており、社会実装に向けた動きを加速させております。
その結果、売上高は61,163百万円(前年同期比30.4%増)、セグメント利益は2,090百万円(前年同期比49.2%増)となりました。
(その他事業)
その他事業につきましては、収益拡大や成長促進に向けた積極的な投資を行いました。
ビジネス書の要約配信サービス「フライヤー」は、テレビCM等、プロモーションの継続実施や、法人会員獲得に注力しており、個人も含めた累計会員数は12月末現在で75万人となっております。そのほか、世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイトである「MyAnimeList」を運営する㈱MyAnimeListにおいては、10月にスマートフォンアプリの開発が完了し、配信を開始しております。インプリント事業では新型コロナウイルスによる紙書籍流通の停滞を受け、電子書籍を軸とした制作プロセスへの変更を行っております。いずれの事業も新型コロナウイルスによるトレンド変化、また中長期的な視座での持続的事業成長と価値創出を念頭に事業展開を進めております。
その結果、売上高は843百万円(前年同期比21.3%減)、セグメント損失は183百万円(前年同期はセグメント損失238百万円)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、売上の増加に伴い運転資本が増加したことに加え、第三者割当による第18回新株予約権を通じた資金調達の一部実行により現金及び預金が増加したこと等により、前期末と比べ4,505百万円増加し、38,568百万円となりました。
負債合計は、有利子負債の減少がありましたが、売上の増加に伴い仕入原価が増加し、営業債務が増加したこと等により、前期末と比べ1,811百万円増加し、30,035百万円となりました。
純資産合計は、その他有価証券評価差額金の減少170百万円、利益剰余金の配当184百万円があった一方、親会社株主に帰属する四半期純利益1,264百万円の計上により利益剰余金が増加したことに加え、第18回新株予約権の一部行使等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ903百万円増加したこと等から、前期末と比べ2,694百万円増加し、8,532百万円となりました。
(2)経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針、経営戦略及び対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は軽微であるため、記載を省略しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは著作物を公正利用のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる創造サイクルの実現」をミッション、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」をビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極的な業容の拡大と企業価値の向上に取り組んでおります。
日本国著作権法第一章 総則の第一条にある『著作物は文化の発展に寄与』、『著作物の利用と保護の調和』を第一義に、デジタル化された数多くの著作物をより多くの人に届け、その利用における適正な対価を著作者に還元し、また新たな著作物が創造されるよう“著作物の健全なる創造サイクル”の一翼を担うことを目的に事業を行っております。
① 経営成績
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、当社グループの主力事業領域である電子書籍流通事業において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在宅勤務や外出自粛に伴って可処分時間が増加していることから、「巣ごもり消費」としての娯楽需要の増加傾向が継続しております。加えて、紙書籍から電子書籍への移行についても不可逆的な流れとして進展しております。こうしたことから電子書籍市場の拡大が想定を上回って推移したことで、売上・利益ともに増収増益となりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は62,007百万円(前年同期比29.3%増)、営業利益は2,151百万円(前年同期比57.6%増)、経常利益は2,198百万円(前年同期比76.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,264百万円(前年同期比42.4%増)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間のセグメント別の業績は次のとおりであります。
(電子書籍流通事業)
電子書籍流通事業につきましては、電子書籍市場のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する「Legacyを作る」と、ブロックチェーン技術を用いた新市場創出を目的とする「Legacyを創りに行く」の2つの事業方針を掲げております。
「Legacyを作る」においては、引き続き「LINEマンガ」「Amazon Kindle」などの電子書店へのディストリビューションや電子書籍配信ソリューションの提供を行いました。2020年11月末時点で、取引先としての出版社は2,200社以上、電子書店は150店以上、取扱稼働コンテンツ数は200万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーンは1万件以上展開しており、当社グループは国内最大の電子書籍取次事業者として出版業界の発展に貢献しております。
当社はWith/Afterコロナ社会やSociety5.0といった社会構造変化・新たな潮流を見据え、電子書籍流通を支えるインフラとしての役割を務めながら業界のDX推進を支援することで、上述の「巣ごもり消費」による電子書籍市場拡大に貢献いたしました。
2020年10月には、デジタルコンテンツ流通におけるバリューチェーンの相互補完を図り、多様化するユーザーに最適なコンテンツを届ける新たなプラットフォームの提供やビジネス開発を推進すべく、マンガアプリ等の開発・保守・運営を行う㈱Nagisaを子会社化いたしました。当社グループ化により、同社が提供するマンガアプリにおける大手出版社の連載作品、人気作品、新刊といった取り扱いコンテンツの充実が実現するなどしております。また、今後の業務効率化に向けた新電子書籍取次システムへの移管・統合や、中小出版社のDX推進への貢献に向けて紙書籍と電子書籍、双方の出版を支える基盤を構築するべく「電子書籍の売上/印税」および「紙書籍の印税」を統合的に管理するSaaS型サービスの開発も㈱光和コンピューターと共同で引き続き進めております。加えて、当社グループの今後の電子書籍流通における一層のシェアと国際事業拡大を加速させるための施策にも取り組んでおります。
「Legacyを創りに行く」においては、電子書籍市場の更なる拡大を促すために、電子と紙の本それぞれの利点を生かした「安心・便利」を感じられる仕組みを提供するべく、ブロックチェーン技術を用いた新流通プラットフォームの実現に向けて研究開発を行いました。現在、電子書籍以外のマーケットへの対応も視野にパフォーマンス性能向上や5つのプロダクト開発を進行させており、社会実装に向けた動きを加速させております。
その結果、売上高は61,163百万円(前年同期比30.4%増)、セグメント利益は2,090百万円(前年同期比49.2%増)となりました。
(その他事業)
その他事業につきましては、収益拡大や成長促進に向けた積極的な投資を行いました。
ビジネス書の要約配信サービス「フライヤー」は、テレビCM等、プロモーションの継続実施や、法人会員獲得に注力しており、個人も含めた累計会員数は12月末現在で75万人となっております。そのほか、世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイトである「MyAnimeList」を運営する㈱MyAnimeListにおいては、10月にスマートフォンアプリの開発が完了し、配信を開始しております。インプリント事業では新型コロナウイルスによる紙書籍流通の停滞を受け、電子書籍を軸とした制作プロセスへの変更を行っております。いずれの事業も新型コロナウイルスによるトレンド変化、また中長期的な視座での持続的事業成長と価値創出を念頭に事業展開を進めております。
その結果、売上高は843百万円(前年同期比21.3%減)、セグメント損失は183百万円(前年同期はセグメント損失238百万円)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、売上の増加に伴い運転資本が増加したことに加え、第三者割当による第18回新株予約権を通じた資金調達の一部実行により現金及び預金が増加したこと等により、前期末と比べ4,505百万円増加し、38,568百万円となりました。
負債合計は、有利子負債の減少がありましたが、売上の増加に伴い仕入原価が増加し、営業債務が増加したこと等により、前期末と比べ1,811百万円増加し、30,035百万円となりました。
純資産合計は、その他有価証券評価差額金の減少170百万円、利益剰余金の配当184百万円があった一方、親会社株主に帰属する四半期純利益1,264百万円の計上により利益剰余金が増加したことに加え、第18回新株予約権の一部行使等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ903百万円増加したこと等から、前期末と比べ2,694百万円増加し、8,532百万円となりました。
(2)経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針、経営戦略及び対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は軽微であるため、記載を省略しております。