四半期報告書-第22期第2四半期(令和2年3月1日-令和2年8月31日)

【提出】
2020/10/13 16:26
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
当社グループは著作物を公正利用のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の
健全なる創造サイクルの実現」をミッション、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」を
ビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極的な業容の拡大と企業
価値の向上に取り組んでおります。
日本国著作権法第一章 総則の第一条にある『著作物は文化の発展に寄与』、『著作物の利用と保護の調和』を第一義に、デジタル化された数多くの著作物をより多くの人に届け、その利用における適正な対価を著作者に還元し、また新たな著作物が創造されるよう“著作物の健全なる創造サイクル”の一翼を担うことを目的に事業を行っております。
① 経営成績
当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、当社グループの主力事業領域である電子書籍流通事業において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在宅勤務や外出自粛に伴って可処分時間が増加し、いわゆる「巣ごもり消費」としての娯楽需要の増加傾向が継続しております。加えて、紙本から電子書籍への移行がより一層進展したことなどから電子書籍市場の拡大は想定を上回って推移していることなどから、売上・利益ともに増収増益となりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は41,734百万円(前年同期比30.9%増)、営業利益は1,529百万円(前年同期比64.8%増)、経常利益は1,583百万円(前年同期比85.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は910百万円(前年同期比88.0%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間のセグメント別の業績は次のとおりであります。
(電子書籍流通事業)
電子書籍流通事業につきましては、電子書籍市場の拡大を支援する「Legacyを作る」と、ブロックチェーン
技術を用いた新市場創出を目的とする「Legacyを創りに行く」の2つの事業方針を掲げております。
「Legacyを作る」においては、引き続き「LINEマンガ」「Amazon Kindle」などの電子書店へのディストリ
ビューションや電子書籍配信ソリューションの提供を行いました。2020年8月末時点で、取引先としての出版社
は2,200社以上、電子書店は150店以上、取扱稼働コンテンツ数は200万点以上、出版社や電子書店とのキャン
ペーンは1万件以上展開しており、当社グループは国内最大の電子書籍取次事業者として出版業界の発展に貢献
しております。
当社はWith/Afterコロナ社会を見据え、在宅勤務等による事業継続を実現させながら電子書籍流通を支える
インフラとしての役割を務めることで、上述の「巣ごもり消費」による電子書籍市場拡大に貢献いたしました。
また、引き続き今後の業務効率化に向けた、新電子書籍取次システムへの移管・統合を進めるとともに、東京で担っているオペレーション業務について、株式会社メディアドゥテック徳島への移管を推進いたしました。加えて、拡大する電子書籍市場に寄与するとともに、中小出版社のDX推進に貢献するべく「電子書籍の売上/
印税」および「紙の印税」を統合的に管理するSaaS型サービスの開発を㈱光和コンピューターと共同で開始しま
した。
さらに、今後の電子書籍流通における一層のシェア拡大を目指し、新電子書籍取次システムの追加機能開発や
自社書店「コミなび」の広告投資を進めるだけでなく、アマゾン傘下のAudibleへのオーディオブック提供に
向け、出版社の音源制作の支援業務も開始いたしました。
「Legacyを創りに行く」においては、電子書籍市場の更なる拡大を促すために、電子と紙の本それぞれの利点
を生かした「安心・便利」を感じられる仕組みを提供するべく、ブロックチェーン技術を用いた新流通プラット
フォームの実現に向けて研究開発を行いました。当期中のサービスリリースを目指し、5つのプロダクト開発を
進行させております。
その結果、売上高は41,206百万円(前年同期比32.0%増)、セグメント利益は1,442百万円(前年同期比61.0%増)となりました。
(その他事業)
その他事業につきましては、収益拡大や成長促進に向けた積極的な投資を行いました。
ビジネス書の要約配信サービス「フライヤー」は、新たなテレビCM等、プロモーションを継続実施し、会員数
が順調に増加しております。
そのほか、世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイトである「MyAnimeList」において、日本の
コンテンツIPホルダーとの連携強化などの取り組みを進めてまいりました。
インプリント事業では新型コロナウイルスによる紙本流通の停滞を受け、電子書籍を軸とした制作プロセス
への変更を行っております。
いずれの事業も新型コロナウイルスによるトレンド変化を捉えた事業展開を進めております。
その結果、売上高は528百万円(前年同期比21.5%減)、セグメント損失は97百万円(前年同期はセグメント損失177百万円)となりました。
② 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、売上の増加に伴い運転資本等が増加したこと等により、前期末と比べ4,128百万円増加し、38,190百万円となりました。
負債合計は、有利子負債の減少がありましたが、売上の増加に伴い仕入原価が増加し、営業債務が増加したこと等により、前期末と比べ2,985百万円増加し、31,210百万円となりました。
純資産合計は、配当により184百万円減少する一方で、その他有価証券評価差額金が37百万円増加、親会社株主に帰属する四半期純利益910百万円の計上により利益剰余金が増加、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ209百万円増加したこと等から、前期末と比べ1,142百万円増加し、6,980百万円となりました。
(資本の財源及び資金の流動性について)
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、営業債権、優秀な人材確保のための採用費用及び販売費及び一般管理費であります。また、設備資金需要といたしましては、新規基幹システム開発のための資金及び新技術開発のための研究開発への投資等があります。当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
③ キャッシュ・フロー
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、9,454百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,464百万円(前年同期比45.8%増)となりました。
主な要因は、資金の増加要因としては、税金等調整前四半期純利益1,455百万円、減価償却費130百万円、のれん償却費233百万円、仕入債務の増加額3,917百万円、預り金の増加359百万円によるものであり、資金の減少要因としては、売上債権の増加額3,204百万円、法人税等の支払額471百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は231百万円(前年同期比16.2%増)となりました。
主な要因は、無形固定資産の取得による支出165百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は866百万円(前年同期比2.1%増)となりました。
主な要因は、新株予約権行使による株式の発行による収入380百万円、長期借入金の返済による支出1,062百万円、配当金の支払額184百万円によるものであります。
(2)経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針、経営戦略及び対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は軽微であるため、記載を省略しております。

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