四半期報告書-第24期第1四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)

【提出】
2022/07/14 15:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
なお、当第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。これにより、当第1四半期連結累計期間に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは著作物を公正利用のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる創造サイクルの実現」をミッション、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」をビジョンに掲げ、日本における文化の発展及び豊かな社会づくりに貢献するため、積極的な業容の拡大と企業価値の向上に取り組んでおります。
日本国著作権法第一章 総則の第一条に謳われる『著作物は文化の発展に寄与』、『著作物の利用と保護の調和』を第一義に、デジタル化された数多くの著作物をより多くの人に届け、その利用における適正な対価を著作者に還元し、また新たな著作物が創造されるよう“著作物の健全なる創造サイクル”の一翼を担うことを目的に事業を行っております。
① 経営成績
当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営環境は、今年3月に新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための「まん延防止等重点措置」が全国的に解除されたことに伴い、経済活動正常化に向けた進展がみられたことなどから堅調な滑り出しとなりました。
電子書籍市場については、消費者の認知の向上や紙書籍からの移行が着実に進んだことで拡大基調を持続しております。一方で、前年同期においては一部の電子書店で実施された大型の販促キャンペーンが一時的な売上増加要因となりましたが、当第1四半期連結累計期間においてはその反動から対前年同期比では売上・利益ともに減少いたしました。
当第1四半期連結累計期間の売上高は26,269百万円(前年同期比7.5%減)、営業利益は619百万円(前年同期比26.0%減)、経常利益は612百万円(前年同期比27.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は312百万円(前年同期比49.3%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを従来の「電子書籍流通事業」及び「その他事業」の2つのセグメントから、「電子書籍流通事業」及び「戦略投資事業」へと変更しております。
「電子書籍流通事業」は、電子出版市場の一層拡大に向けて取次事業と電子書籍プラットフォーム事業の2つで構成します。「戦略投資事業」は、取次に比肩する第二の収益軸の構築を目指し、インプリント事業、出版ソリューション事業、国際事業、ファンマーケティング事業及びこれらに付随するグループ会社群で構成しております。取次業務でこれまでに培ってきた当社の競争優位である「Position」を活用し、出版業界のDXやオペレーションの高度化・効率化、及び新たなソリューション・商材の開発・提供に取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間のセグメント別の経営成績は次のとおりであります。
なお、前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えて表示しております。
(電子書籍流通事業)
電子書籍流通事業については、引き続き「LINEマンガ」「Amazon Kindle」「コミックシーモア」などの電子書店へのディストリビューションや電子書籍配信ソリューションの提供を行いました。2022年2月末時点で、取引先としての出版社は2,200社以上、電子書店は150店以上、取扱稼働コンテンツ数は200万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーンは1万件以上展開しており、当社グループは国内最大の電子書籍取次事業者として出版業界の発展に貢献しております。
市場の拡大傾向は持続しており、各書店における販促キャンペーンも継続されております。また、海賊版サイトについては、今年3月に大手2サイトが閉鎖され、アクセス数が全盛期から半減する程度まで減少しております。これまでの業界を挙げての対応が一部で実を結んできており、引き続き、業界団体や政府等の関係各所と連携しながら対策を進めてまいります。他方、当第1四半期累計期間においては、3年ぶりの自粛要請のない大型連休があったことで、外出や対面サービスといったフィジカル体験の充実といった消費行動変化も一部でみられました。
このような事業環境のもと、2022年4月に公表した新たな中期経営計画で掲げた目標の実現に向けて、業務効率化の推進や次世代基幹システムの構築といった流通カロリーを一層抑制するための諸活動に取り組みました。また、足もとでは、自社運営書店「コミなび」を株式会社クレディセゾンと資本業務提携によって刷新し「まんがセゾン」とすることで、自社運営から他社との協業による大胆な新規顧客層開拓策の実行や事業ポートフォリオの最適化を図るなどしております。
その結果、売上高は24,727百万円(前年同期比11.5%減)、セグメント利益は1,355百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
(戦略投資事業)
戦略投資事業については、特に株式会社トーハンとの連携ビジネスの深化及び縦スクロールコミック提供に向けた施策に注力いたしました。
トーハンとの連携ビジネスにおいては、紙・電子、フィジカル・デジタルの垣根を越えたDXを推進することで業界変革に寄与していくことを目指しております。
2021年10月より開始したNFTデジタル特典付き出版物は、雑誌への付与を皮切りに当第1四半期累計期間においても着実にタイトル数を増加させるとともに、コミック誌連載マンガやぬいぐるみといったタイトル・媒体の多様化も進展しております。また、この施策によってNFT特典付き出版物等の販売価格は通常版に比較して平均20%増となっているだけでなく、実売率も好調に推移しており、ひいては当社NFTプラットフォーム“FanTop”の会員増加にも寄与しております。
他方、縦スクロールコミックについては、プロダクトのバリューチェーンにおけるあらゆる機能を提供可能なポジション及びグループ会社を基盤として、今後増加していくであろう制作需要を見越して国内外の有力制作スタジオとの連携等を進めることで、プロダクト制作のケイパビリティの向上や既存機能の高度化を図っております。
今後も収益拡大や成長促進に向けた積極的な投資を行うことで、第二の収益軸の創出に向けた取り組みを進めてまいります。
その結果、売上高は1,540百万円(前年同期比224.6%増)、セグメント損失は411百万円(前年同期はセグメント損失301百万円)となりました。
② 財政状態
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、子会社株式の取得による支出等により現金及び預金が1,337百万円減少した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が553百万円増加したことに加え、のれん及びソフトウエア等の無形固定資産が954百万円増加したこと等により、前期末と比べ700百万円増加し、53,209百万円となりました。
負債合計は、納税により未払法人税等が527百万円減少した一方、支払手形及び買掛金が731百万円増加したことに加え、1年内に返済予定のものを含む長期借入金が1,289百万円増加したこと等により、前期末と比べ1,697百万円増加し、37,293百万円となりました。
純資産合計は、為替換算調整勘定等のその他の包括利益累計額が290百万円増加した一方、自己株式の消却等により資本剰余金が1,231百万円減少したこと等により、前期末と比べ997百万円減少し、15,915百万円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は軽微であるため、記載を省略しております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。