四半期報告書-第18期第3四半期(令和3年9月1日-令和3年11月30日)

【提出】
2022/01/14 15:30
【資料】
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【項目】
44項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は3,142,704千円となり、前連結会計年度末に比べ289,469千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が88,027千円増加、受取手形及び売掛金が12,266千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ262,175千円減少して2,705,390千円となりました。これは主に、有形固定資産が136,953千円減少、無形固定資産が73,555千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,089,781千円となり、前連結会計年度末に比べ28,198千円増加いたしました。これは主に、前受金が215,649千円増加、短期借入金が100,000千円減少したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ191,372千円増加して1,499,801千円となりました。これは主に、長期借入金が113,045千円増加、社債が98,000千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は2,258,512千円となり、前連結会計年度末に比べ192,275千円減少いたしました。これは主に、子会社株式の追加取得により非支配株主持分が45,758千円減少、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により80,314千円減少、剰余金の配当により63,943千円減少したことによるものであります。
b.経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年11月30日)につきましては、引き続きMT事業が堅調でしたが、メタバース事業において研究開発費等の先行投資による費用発生がございました。
結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は3,074,084千円(前年同期比4.3%増)、営業利益は145,475千円(同147.1%増)、経常利益は167,893千円(同511.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は80,314千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失58,680千円)となりました。
なお、メタバース事業以外の事業における売上高は3,072,388千円(前年同期比4.2%増)、営業利益は518,443千円(同332.2%増)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
第1四半期連結会計期間よりセグメント変更を行い、「クラウドソーシング事業」に計上していた株式会社Xtraの業績を「HT事業」に計上しております。前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は変更後の数値で分析しております。なお、当第3四半期連結会計期間より従来「GU事業」としていた報告セグメントの名称を「メタバース事業」に変更しております。この変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
①MT事業
MT事業におきましては、売上高は2,182,561千円(前年同期比6.4%増)となり、セグメント利益は406,218千円(前年同期比616.3%増)となりました。
②HT事業
HT事業におきましては、売上高889,826は千円(前年同期比0.7%減)となり、セグメント利益は124,376千円(前年同期比0.7%増)となりました。
③メタバース事業
メタバース事業におきましては、売上高は1,696千円となり、セグメント損失は372,968千円(前年同期は61,086千円のセグメント損失)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社は過去の会計処理に誤りがある可能性が判明したため、特別調査委員会を設置し、調査を行った結果、過去より当社のソフトウエア関連資産の残高が過大に計上されていたことが判明しました。当社は特別調査委員会からの提言も踏まえ、再発防止策を策定し、公表する予定です。今後、これらの施策を着実に実行すると共に、適正な内部統制の整備及び運用のさらなる強化に真摯に取り組み、再発防止に努めてまいります。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、193,783千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。