半期報告書-第21期(2024/03/01-2025/02/28)

【提出】
2024/10/15 15:04
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は4,165,449千円となり、前連結会計年度末に比べ637,307千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が541,610千円増加、受取手形、売掛金及び契約資産が180,897千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ129,861千円増加して1,059,761千円となりました。これは主に、有形固定資産が172,490千円増加、無形固定資産が38,972千円減少したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は2,461,755千円となり、前連結会計年度末に比べ455,803千円増加いたしました。これは主に、短期借入金が100,000千円減少、前受金が87,980千円増加、未払法人税等が70,199千円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ135,339千円増加して905,958千円となりました。これは主に、長期借入金が110,360千円増加、社債が38,000千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は1,857,496千円となり、前連結会計年度末に比べ176,025千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が198,940千円増加したことによるものであります。
b.経営成績の状況
当中間連結会計期間(2024年3月1日~2024年8月31日)につきましては、AI事業は受注高及び営業利益は減少したものの、売上高は過去最高を更新し、HT事業においては対前年同期比における利益の減少が発生したものの、メタバース事業においては損失発生額が縮小いたしました。
結果、当中間連結会計期間における当社グループの売上高は2,124,642千円(前年同期比0.6%増)、営業利益は291,507千円(同25.4%減)、経常利益は282,507千円(同32.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は198,940千円(同14.6%減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
前連結会計年度より、報告セグメントごとの経営成績をより適正に評価するため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を変更しております。当中間連結会計期間の比較・分析は、変更後の測定方法に基づいております。
①AI事業
AI事業におきましては、受注高は1,624,839千円(前年同期比3.1%減)となりました。売上高は受託案件等の影響により1,661,660千円(前年同期比6.9%増)となり、セグメント利益は新規事業である「Metareal AI」への先行投資の影響により451,391千円(前年同期比7.4%減)となりました。短中期の成長施策として2024年2月期より開発・提供を開始した「Metareal AI」プロジェクトに関しましては、早期での業績寄与を目指し、大手のお客様を中心に生成AIを活用した様々な提案、営業を開始し大型受注にも繋がっております。
②HT事業
HT事業におきましては、売上高は462,312千円(前年同期比16.8%減)となり、セグメント利益は38,088千円(前年同期比47.1%減)となりました。
③メタバース事業
短中期の成長施策を「Metareal AI」プロジェクトにシフトし、メタバース事業は10±5年の長期視座として投資額を減らしたことにより、売上高は669千円(前年同期比68.7%減)となり、セグメント損失は97,173千円(前年同期は118,708千円のセグメント損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、3,619,948千円となり、前連結会計年度末に比べ541,483千円増加いたしました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは639,464千円の収入(前年同期は501,785千円の収入)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益の計上334,891千円、未払金の増加額274,707千円、売上債権及び契約資産の増加額171,710千円、減価償却費の計上125,214千円、前受金の増加額87,980千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは247,838千円の支出(前年同期は52,606千円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出193,864千円、無形固定資産の取得による支出76,096千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは149,712千円の収入(前年同期は69,419千円の支出)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入350,000千円、長期借入金の返済による支出172,996千円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発活動の金額は、95,450千円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。