四半期報告書-第18期第2四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/11/30 17:00
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は2,823,397千円となり、前連結会計年度末に比べ29,837千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が119,828千円減少、受取手形及び売掛金が19,997千円減少した一方で、その他(流動資産)が104,293千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ94,393千円減少して2,873,172千円となりました。これは主に、有形固定資産が83,899千円減少、無形固定資産が10,786千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,025,484千円となり、前連結会計年度末に比べ36,099千円減少いたしました。これは主に、前受金が212,845千円増加、その他(流動負債)が127,765千円減少、1年内返済予定の長期借入金が54,869千円減少、未払法人税等が42,428千円減少したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ29,673千円減少して1,278,755千円となりました。これは社債が22,000千円減少、リース債務が13,083千円減少、長期借入金が5,410千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は2,392,330千円となり、前連結会計年度末に比べ58,457千円減少いたしました。これは主に、子会社株式の追加取得により非支配株主持分が45,758千円減少したこと、及び利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により54,879千円増加した一方で、剰余金の配当により63,943千円減少したことによるものであります。
b.経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年8月31日)につきましては、引き続きMT事業が堅調でしたが、GU事業において研究開発費等の先行投資による費用発生がございました。
結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は2,049,746千円(前年同期比5.3%増)、営業利益は87,236千円(同12.2%増)、経常利益は108,106千円(同241.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は54,879千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益4,714千円)となりました。
なお、GU事業以外の事業における売上高は2,049,645千円(前年同期比5.3%増)、営業利益は344,405千円(同343.0%増)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
第1四半期連結会計期間よりセグメント変更を行い、「クラウドソーシング事業」に計上していた株式会社Xtraの業績を「HT事業」に計上しております。前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は変更後の数値で分析しております。
①MT事業
MT事業におきましては、売上高は1,448,043千円(前年同期比6.1%増)となり、セグメント利益は270,944千円(前年同期比493.8%増)となりました。
②HT事業
HT事業におきましては、売上高は601,601千円(前年同期比3.5%増)となり、セグメント利益は92,776千円(前年同期比23.1%増)となりました。
③GU事業
GU事業におきましては、売上高は100千円となり、セグメント損失は257,169千円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、2,169,145千円となり、前連結会計年度末に比べ118,869千円減少いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは313,528千円の収入(前年同期は673,065千円の収入)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上82,995千円、減価償却費の計上284,270千円、前受金の増加額212,845千円、未払費用の減少額73,328千円、法人税等の支払額105,517千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは231,563千円の支出(前年同期は396,896千円の支出)となりました。
これは主に、無形固定資産の取得による支出227,764千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは200,452千円の支出(前年同期は1,048,501千円の収入)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入200,000千円、長期借入金の返済による支出249,459千円、配当金の支払額63,943千円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出50,000千円によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
第2四半期連結累計期間において、当社は過去の会計処理に誤りがある可能性が判明したため、特別調査委員会を設置し、調査を行った結果、過去より当社のソフトウエア関連資産の残高が過大に計上されていたことが判明しました。当社は特別調査委員会からの提言も踏まえ、再発防止策を策定し、公表する予定です。今後、これらの施策を着実に実行すると共に、適正な内部統制の整備及び運用のさらなる強化に真摯に取り組み、再発防止に努めてまいります。
(7) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、145,460千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。