四半期報告書-第44期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、従来型に比べて感染力が高い新型コロナウイルスの変異種の感染拡大により、一部地域で緊急事態宣言が発令されるなど、依然として不透明な状況が続いております。
しかしながら、当社グループは、地方都市及び都市郊外で営業活動を行っているため、人口の多い都市部を中心に講じられている新型コロナウイルス感染防止対策の影響は、都市部に比べて限定的になっております。
また、当社グループは、中低所得者層を主な顧客層として「新築」「中古」「賃貸」に代わる「第四の選択肢」を提供することを目指し、商品化が難しい築古の戸建物件を取扱い、そのままでは住むことが出来ない状態の物件にリフォームで価値を足して販売しております。
販売面においては、現在、賃貸住宅にお住まいのファミリー層を中心に「低価格で高品質の住宅に住みたい」「在宅時間の増加により住環境を改善したい」というニーズは底堅く、お客様からの問い合わせ数も高い水準が継続しており、販売環境は堅調に推移いたしました。当社グループにおいては、販売が先行し在庫が減少傾向にあったことやリフォーム中契約比率の増加によりお客様への引渡しに至らない物件もあったものの、売上は安定した成長を継続しております。
仕入面においては、2020年10月以降から仕入促進のためのプロモーションを強化しながら、営業活動を仕入に注力した結果、回復基調にあり、販売用不動産及び仕掛販売用不動産は前連結会計年度末から増加しております。
利益面においては、リフォーム中契約の増加に伴い値下げや値引きが抑制されたことにより、売上総利益率は前第1四半期連結累計期間比2.3ポイント向上いたしました。販売費及び一般管理費は、売上高が増加したことにより仲介手数料が増加しました。また、今後の安定成長に向けての人材投資や社員のモチベーション向上のための施策を継続的に行っているため、人件費等も増加しております。なお、その他の費用については引き続きコスト意識を高く持ち運営を行っております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績については、販売件数は1,496件(前年同四半期比5.6%増)、売上高は24,337百万円(前年同四半期比8.2%増)、営業利益は3,181百万円(前年同四半期比31.6%増)、経常利益は3,131百万円(前年同四半期比33.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,109百万円(前年同四半期比37.5%増)となりました。
なお、当社グループは中古住宅再生事業を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については量的重要性が乏しいため、記載を省略しております。
② 財政状態
a. 流動資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、52,810百万円となり、前連結会計年度末の53,467百万円から657百万円の減少となりました。これは主に、販売用不動産及び仕掛販売用不動産が1,113百万円増加した一方、現金及び預金が2,203百万円減少したことによります。
b. 固定資産
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、1,792百万円となり、前連結会計年度末の2,053百万円から260百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産が4百万円、無形固定資産が49百万円及び投資その他の資産が206百万円それぞれ減少したことによります。
c. 流動負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、6,773百万円となり、前連結会計年度末の8,615百万円から1,841百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が1,617百万円減少したことによります。
d. 固定負債
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は、18,664百万円となり、前連結会計年度末の18,662百万円から2百万円の増加となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が4百万円増加したことによります。
e. 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、29,164百万円となり、前連結会計年度末の28,243百万円から921百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を2,109百万円計上した一方、剰余金の配当1,233百万円を行ったことによります。この結果、自己資本比率は53.1%となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(参考情報)
当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算出された調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益及び調整後1株当たり四半期(当期)純利益を重要な経営指標として位置づけており、各指標の推移は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
(注)1.関東信越国税局の税務調査立会等に係るアドバイザリー費用
2.関東信越国税局からの税務調査により更正決定された金額等
3.調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益は、当社グループが投資家にとって当社グループの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、非経常的損益項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目、あるいは競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目)の影響を除外しております。
4.調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益は、四半期(当期)純利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要な制限があることから、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があります。
5.調整後1株当たり四半期(当期)純利益=調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益÷期中平均株式数
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、従来型に比べて感染力が高い新型コロナウイルスの変異種の感染拡大により、一部地域で緊急事態宣言が発令されるなど、依然として不透明な状況が続いております。
しかしながら、当社グループは、地方都市及び都市郊外で営業活動を行っているため、人口の多い都市部を中心に講じられている新型コロナウイルス感染防止対策の影響は、都市部に比べて限定的になっております。
また、当社グループは、中低所得者層を主な顧客層として「新築」「中古」「賃貸」に代わる「第四の選択肢」を提供することを目指し、商品化が難しい築古の戸建物件を取扱い、そのままでは住むことが出来ない状態の物件にリフォームで価値を足して販売しております。
販売面においては、現在、賃貸住宅にお住まいのファミリー層を中心に「低価格で高品質の住宅に住みたい」「在宅時間の増加により住環境を改善したい」というニーズは底堅く、お客様からの問い合わせ数も高い水準が継続しており、販売環境は堅調に推移いたしました。当社グループにおいては、販売が先行し在庫が減少傾向にあったことやリフォーム中契約比率の増加によりお客様への引渡しに至らない物件もあったものの、売上は安定した成長を継続しております。
仕入面においては、2020年10月以降から仕入促進のためのプロモーションを強化しながら、営業活動を仕入に注力した結果、回復基調にあり、販売用不動産及び仕掛販売用不動産は前連結会計年度末から増加しております。
利益面においては、リフォーム中契約の増加に伴い値下げや値引きが抑制されたことにより、売上総利益率は前第1四半期連結累計期間比2.3ポイント向上いたしました。販売費及び一般管理費は、売上高が増加したことにより仲介手数料が増加しました。また、今後の安定成長に向けての人材投資や社員のモチベーション向上のための施策を継続的に行っているため、人件費等も増加しております。なお、その他の費用については引き続きコスト意識を高く持ち運営を行っております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績については、販売件数は1,496件(前年同四半期比5.6%増)、売上高は24,337百万円(前年同四半期比8.2%増)、営業利益は3,181百万円(前年同四半期比31.6%増)、経常利益は3,131百万円(前年同四半期比33.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,109百万円(前年同四半期比37.5%増)となりました。
なお、当社グループは中古住宅再生事業を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については量的重要性が乏しいため、記載を省略しております。
② 財政状態
a. 流動資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、52,810百万円となり、前連結会計年度末の53,467百万円から657百万円の減少となりました。これは主に、販売用不動産及び仕掛販売用不動産が1,113百万円増加した一方、現金及び預金が2,203百万円減少したことによります。
b. 固定資産
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、1,792百万円となり、前連結会計年度末の2,053百万円から260百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産が4百万円、無形固定資産が49百万円及び投資その他の資産が206百万円それぞれ減少したことによります。
c. 流動負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、6,773百万円となり、前連結会計年度末の8,615百万円から1,841百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が1,617百万円減少したことによります。
d. 固定負債
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は、18,664百万円となり、前連結会計年度末の18,662百万円から2百万円の増加となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が4百万円増加したことによります。
e. 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、29,164百万円となり、前連結会計年度末の28,243百万円から921百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を2,109百万円計上した一方、剰余金の配当1,233百万円を行ったことによります。この結果、自己資本比率は53.1%となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(参考情報)
当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算出された調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益及び調整後1株当たり四半期(当期)純利益を重要な経営指標として位置づけており、各指標の推移は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
2021年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2022年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2021年3月期 | ||
親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益 | ① | 1,533 | 2,109 | 7,440 |
(調整額) | ||||
アドバイザリー費用(注1) | - | - | 3 | |
消費税等差額(注2) | 45 | - | 48 | |
法人税等調整額 | - | - | △28 | |
調整額合計 | ② | 45 | - | 23 |
調整後親会社株主に帰属する四半期(当期) 純利益(③=①+②)(注3)(注4) | ③ | 1,579 | 2,109 | 7,464 |
対売上高比率 | 7.0% | 8.7% | 7.6% | |
調整後1株当たり四半期(当期)純利益(円) (注5) | 20.59 | 27.36 | 97.16 |
(注)1.関東信越国税局の税務調査立会等に係るアドバイザリー費用
2.関東信越国税局からの税務調査により更正決定された金額等
3.調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益は、当社グループが投資家にとって当社グループの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、非経常的損益項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目、あるいは競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目)の影響を除外しております。
4.調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益は、四半期(当期)純利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要な制限があることから、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があります。
5.調整後1株当たり四半期(当期)純利益=調整後親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益÷期中平均株式数