有価証券報告書-第22期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/31 15:53
【資料】
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【項目】
146項目
業績等の概要
(1) 業績
当連結会計年度(自2024年1月1日至2024年12月31日)におけるわが国経済は、社会・経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが見られました。しかし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループの属する小売・サービス業界は、アフターコロナにおいて消費者の購買行動が順調に回復する中でも、食材価格や労働不足による人件費上昇など、収益性の改善については厳しい状況は依然として続いております。また、2024年1月~12月の訪日外客数は約3,686万人となり、前年の年間訪日外客数を上回り(出典:日本政府観光局(JNTO))、インバウンド需要は順調に推移しております。
このような経済環境の下、当社は「日本のカルチャーを世界へ」を経営理念に「日本文化を感じるモノを作り販売する」インバウンドMD事業及びその他事業の強化に引き続き取り組みました。個人消費や国内観光の回復や訪日外客数が増加していることから来店客数が増加(前年同期比52.3%増)しております。
当連結会計年度においては来店客数が前年同期比52.3%と増加したため増収となりました。出退店につきましては、当連結会計年度において出店は7店舗、退店は4店舗であり、等連結会計年度末の店舗数は合計26店舗(前連結会計年度末比4店舗増)となりました。一方で、店舗関連費用の削減に取り組み、販売費及び一般管理費は1,005,531千円となりました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,094,946千円(前年同期比57.4%増)、営業利益416,586千円(前年同期比756.5%増)、経常利益389,016千円(前年同期比3,377.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益398,330千円(前年同期は13,465千円の損失)となりました。
各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(インバウンドMD事業)
インバウンドMD事業(アニメ・ゲームMD部門含む)においては、観光客の増加や催事25回行うことにより増収となりました。出店につきましては[北斎グラフィック]を6店舗と[箸や万作]を1店舗出店しました。当連結会計年度末における店舗数は、[かんざし屋wargo]8店舗(前連結会計年度末比±0)、[The Ichi]3店舗(同±0)、[北斎グラフィック]11店舗(同6店舗増)、[箸や万作]3店舗(同1店舗増)、[猫まっしぐら]0店舗(同2店舗減)、[1円着物wargo]1店舗(同1店舗減)、合計26店舗(同4店舗増)となりました。その他、ネット通販、OEMサービス等も行っております。
この結果、当連結会計年度におけるインバウンドMD事業の売上高は1,979,069千円(前年同期比56.2%増)、セグメント利益は577,892千円(前年同期比8.2%減)となりました。
(その他事業)
その他事業においては、子会社であるマイグレ株式会社により、静岡県を中心に空き家をリノベーションした不動産賃貸業及び宿泊施設を運営しています。
この結果、当連結会計年度におけるその他事業の売上高は134,836千円(前年同期比100.2%増)、セグメント利益は20,323千円(前年同期比84.7%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における資金は190,414千円(前年同期比93,725千円減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は197,852千円(前年同期は345,339千円の支出)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益421,083千円、棚卸資産の増減額△49,513千円、買掛金の増減額△25,400千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は192,411千円(前年同期比166,141千円減)となりました。この主な要因は、貸付金の貸付による支出113,300千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は99,166千円(前年同期は533,111千円の取得)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出114,264千円等によるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1) 生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2) 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
仕入高(千円)前年同期比(%)
インバウンドMD事業679,52931.4

(3) 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
受注高
(千円)
前年同期比
(%)
受注残高
(千円)
前年同期比(%)
インバウンドMD事業358,32033.921,837△28.6

(注) アニメ・ゲームMD部門で行っているOEM販売について集計しております。
(4) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
売上高(千円)前年同期比(%)
インバウンドMD事業1,962,86955.0
その他事業132,076104.5
合計2,094,94657.4

(注) 1.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
2.セグメント間取引については、相殺消去しております。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積もりとは乖離が生じる可能性があります。
なお、当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2) 財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて171,402千円増加し841,050千円となりました。これは主に短期貸付金が112,558千円、商品が46,289千円増加したことなどによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて79,357千円増加し434,414千円となりました。これは主に敷金が36,211千円、のれんが21,918千円増加したことなどによります。
その結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて250,760千円増加し1,275,465千円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて192,798千円減少し611,600千円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が94,146千円、預り金が54,945千円減少したことなどによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて18,179千円増加し95,509千円となりました。これは主にその他固定負債が14,093千円増加したことなどによります。
その結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて174,618千円減少し707,110千円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて425,379千円増加し568,354千円となりました。これは主に利益剰余金が1,297,378千円増加したことなどによります。
(3) 経営成績の分析
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当連結会計年度における売上高は2,094,946千円となりました。訪日外客数が増加したことから、来店客数が前年同期比52.3%となり増収となりました。出退店につきましては、当連結会計年度において、退店が3店舗、出店が7店舗、当連結会計年度末の店舗数は合計26店舗(前連結会計年度末比4店舗増)となりました。また、売上原価は672,828千円となりました。その結果、売上総利益は1,422,118千円となりました。
(販売費及び一般管理費並びに営業損失)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、店舗の閉鎖やコスト削減などにより1,005,531千円となりました。その結果、当連結会計年度における営業利益は416,586千円となりました。
(営業外損益及び経常損失)
営業外収益は、受取利息31千円、為替差益3,283千円、受取手数料4,438千円、償却債権取立益2,700千円、その他の営業外収益2,065千円により合計12,518千円となり、営業外費用は、支払利息6,101千円、株式交付費255千円、関係会社株式売却損43千円、持分法による投資損失26,702千円、その他の営業外費用6,984千円により合計40,088千円となりました。その結果、当連結会計年度における経常利益は389,016千円となりました。
(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
特別利益は、固定資産売却益5,412千円、持分変動利益27,785千円により合計33,198千円となりました。特別損失は固定資産除却損1,132千円により合計1,132千円となりました。また、法人税、住人税及び事業税20,748千円を計上しました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は398,330千円となりました。
(4) キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
運転資金及び設備投資資金など必要な資金需要に対応するため、金融機関からの借入及び資本市場からの資金調達などにより必要資金を確保する方針であります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、市場環境・競合・経済情勢等の様々なリスク要因があり、それらが当社の業績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しております。
(7) 経営戦略の現状と見通し
今後の見通しにつきましては、引続き個人消費の持ち直し、インバウンド需要の復調など経済活動が正常化に向かう一方、ウクライナや中東地域をめぐる情勢長期化による資源や原材料価格の高騰など依然として先行き不透明な状況が続くことが考えられます。また、客数が順調に回復する中でも、エネルギー価格や原材料の仕入価格高騰及び円安による物価上昇、人件費の高騰などが懸念されており、今後も厳しい状況が続くものと予想しております。
当社グループのインバウンドMD事業は主に店舗運営により行っておりますが、条件に合致する物件の調達が進まないため、出店計画の見直しを行っております。2025年12月期は10店舗の出店を予定しております。
2025年12月期の見通しにつきましては、インバウンドMD事業は、引き続き催事の強化を進めてまいりますとともに、出店に関しましては、立地条件、契約条件、競合、収益性等を精査しながら総合的かつ慎重に検討を行い、家賃減額交渉も継続しながら、周辺領域への新規展開も行うことで収益の多様化を図ってまいります。
コスト面につきましては、全店舗について家賃減額の交渉、人件費の削減、本社機能の縮小などを行ってまいりました。本社及び店舗の運営費用の削減等引き続き経費の削減に努力してまいります。
(8) 経営者の問題認識と今後の方針について
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり現在の事業環境並びに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善な経営戦略の立案、経営課題に対する施策の実施に努めております。また、当社が最も重要な経営資源と考える人材については、出店計画に応じて綿密に人員計画を策定することで採用活動を適時に行うほか、教育研修制度を充実させることで必要な人材の確保に努める方針であります。

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