有価証券報告書-第42期(令和2年7月1日-令和3年6月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりによって国内外の経済活動が停滞し、先行き不透明な状況が一層高まりました。また、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、米中貿易摩擦などによるわが国経済への影響も引き続き懸念される状況となっています。
当社グループが属する情報サービス業界におきましては、EC市場の拡大を背景としたネット通販に関連したシステム基盤の構築や企業における業務の効率化及び生産性向上を目的とした投資需要、AIやIoT、クラウドサービスの利用領域の多様化等の流れに大きな変化はないものの、個々の企業の業績状況によっては予算の縮小が行われるなど、IT投資の勢いにばらつきが見られています。
このような状況の中で、当社グループにおきましては、ERP導入案件、システムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件等のクラウドサービス利用支援分野における新規及び既存顧客の受注、各種プロダクトの販売に注力した結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
ⅰ.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて714百万円増加し、6,662百万円となりました。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて129百万円増加し、3,669百万円となりました。
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて585百万円増加し、2,993百万円となりました。
ⅱ.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は14,431百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は931百万円(同23.3%増)、経常利益は954百万円(同34.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(同49.9%増)となりました。
セグメントごとの経営業績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高については、外部顧客への売上高を記載しております。
(ソリューション事業)
ERP導入案件及びシステムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件等のクラウドサービス利用支援分野の受注が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は12,066百万円(前年同期比8.5%増)、セグメント利益は2,905百万円(同11.2%増)となりました。
(アウトソーシング事業)
AI関連サービス等を含めたデータセンター業務等が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は1,780百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は558百万円(同11.3%増)となりました。
(プロダクト事業)
MOS(モバイル受発注システム)、就業役者(勤怠・作業管理システム)及びSHIFTEE(クラウド型シフト管理システム)等の販売は堅調に推移いたしましたが、建て役者(建築業向け工事情報管理システム)において顧客数は増加したもののカスタマイズの受注が減少し、当連結会計年度における売上高は555百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は295百万円(前年同期比3.1%減)となりました。
(その他事業)
北米で展開しているメディア関連事業等については、当連結会計年度における売上高は28百万円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は6百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ270百万円増加し、当連結会計年度末は2,199百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は709百万円(前年同期比33.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益930百万円、仕入債務の増加額178百万円、売上債権の増加額371百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は276百万円(同10.3%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出114百万円、無形固定資産の取得による支出106百万円、定期預金の預入による支出85百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は165百万円(同47.6%減)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出159百万円、配当金の支払額100百万円、長期借入れによる収入90百万円等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
ⅰ.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅱ.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅲ.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
ⅰ.経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、14,431百万円(前年同期比7.9%増)となりました。これは主にソリューション事業でERP導入案件、システムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件及びAWSやMicrosoft Azureといったクラウドサービス領域でのアライアンス強化による利用支援の増加等に伴い、既存及び新規のエンドユーザーとの取引が増加するなどしたためであり、同事業の売上高は12,066百万円(同8.5%増)となりました。
なお、当社グループは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業活動の停止等は生じておらず、また顧客業績悪化によるIT投資予算の縮小やプロジェクトの延期等は一部発生したものの、当社グループは特定顧客への依存割合は低く、かつ、顧客の業種も幅広いため、売上高への影響は軽微にとどまりました。
(売上原価及び売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は10,688百万円(前年同期比7.1%増)となりました。これは主に、採用活動が堅調に推移し社員数が増加したことによるものです。また、原価率について、高利益率であるServiceNowの受注拡大や在宅勤務に伴う固定費の減少等により0.6ポイント改善した結果、売上総利益は3,742百万円(同10.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費並びに営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は2,811百万円(前年同期比6.6%増)となりました。これは主に事業拡大に向けた体制強化に伴う採用費用や人件費、研究開発費用等の増加によるものです。これらの結果、営業利益は931百万円(同23.3%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は助成金収入の増加等により、47百万円(前年同期比1386.0%増)となりました。営業外費用は上場関連費用が発生しなかったこと及び支払利息の減少等により、23百万円(同48.5%減)となりました。これらの結果、経常利益は954百万円(同34.1%増)となりました。
(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別損失はソフトウエアの減損損失を計上したため24百万円(前年同期比55.3%減)となりました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(同49.9%増)となりました。
また、2022年6月期の目標とする経営指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照下さい。
ⅱ.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて714百万円増加し、6,662百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて687百万円増加し、5,319百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金371百万円、現金及び預金が310百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて26百万円増加し、1,342百万円となりました。これは主に、工具、器具及び備品(純額)が56百万円、繰延税金資産が40百万円増加し、「投資その他の資産」の「その他」に含まれる長期前払費用が40百万円、リース資産(純額)が17百万円、建物及び構築物(純額)が10百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて129百万円増加し、3,669百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて155百万円増加し、3,123百万円となりました。これは主に、買掛金が178百万円、未払法人税等が27百万円、未払金が27百万円増加し、1年内返済予定の長期借入金が40百万円、未払費用が33百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べて26百万円減少し、545百万円となりました。これは主に、長期借入金が37百万円、リース債務が12百万円減少し、役員退職慰労引当金が18百万円、退職給付に係る負債が6百万円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて585百万円増加し、2,993百万円となりました。これは主に利益剰余金が573百万円増加したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、労務費及び外注費等の製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資、新規及び機能の追加等によるソフトウエアの開発費用等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,002百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,199百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業運営等に関連する様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
⑤ 経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりによって国内外の経済活動が停滞し、先行き不透明な状況が一層高まりました。また、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、米中貿易摩擦などによるわが国経済への影響も引き続き懸念される状況となっています。
当社グループが属する情報サービス業界におきましては、EC市場の拡大を背景としたネット通販に関連したシステム基盤の構築や企業における業務の効率化及び生産性向上を目的とした投資需要、AIやIoT、クラウドサービスの利用領域の多様化等の流れに大きな変化はないものの、個々の企業の業績状況によっては予算の縮小が行われるなど、IT投資の勢いにばらつきが見られています。
このような状況の中で、当社グループにおきましては、ERP導入案件、システムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件等のクラウドサービス利用支援分野における新規及び既存顧客の受注、各種プロダクトの販売に注力した結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
ⅰ.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて714百万円増加し、6,662百万円となりました。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて129百万円増加し、3,669百万円となりました。
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて585百万円増加し、2,993百万円となりました。
ⅱ.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は14,431百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は931百万円(同23.3%増)、経常利益は954百万円(同34.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(同49.9%増)となりました。
セグメントごとの経営業績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高については、外部顧客への売上高を記載しております。
(ソリューション事業)
ERP導入案件及びシステムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件等のクラウドサービス利用支援分野の受注が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は12,066百万円(前年同期比8.5%増)、セグメント利益は2,905百万円(同11.2%増)となりました。
(アウトソーシング事業)
AI関連サービス等を含めたデータセンター業務等が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は1,780百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は558百万円(同11.3%増)となりました。
(プロダクト事業)
MOS(モバイル受発注システム)、就業役者(勤怠・作業管理システム)及びSHIFTEE(クラウド型シフト管理システム)等の販売は堅調に推移いたしましたが、建て役者(建築業向け工事情報管理システム)において顧客数は増加したもののカスタマイズの受注が減少し、当連結会計年度における売上高は555百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は295百万円(前年同期比3.1%減)となりました。
(その他事業)
北米で展開しているメディア関連事業等については、当連結会計年度における売上高は28百万円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は6百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ270百万円増加し、当連結会計年度末は2,199百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は709百万円(前年同期比33.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益930百万円、仕入債務の増加額178百万円、売上債権の増加額371百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は276百万円(同10.3%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出114百万円、無形固定資産の取得による支出106百万円、定期預金の預入による支出85百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は165百万円(同47.6%減)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出159百万円、配当金の支払額100百万円、長期借入れによる収入90百万円等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
ⅰ.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | 前年同期比(%) |
| ソリューション (千円) | 9,137,277 | 109.2 |
| アウトソーシング (千円) | 1,233,868 | 101.9 |
| プロダクト (千円) | 251,838 | 92.0 |
| 報告セグメント計(千円) | 10,622,983 | 107.8 |
| その他 (千円) | 24,931 | 98.8 |
| 合計 (千円) | 10,647,914 | 107.8 |
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅱ.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | |||
| 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) | |
| ソリューション | 12,220,139 | 112.6 | 541,226 | 139.5 |
| アウトソーシング | 1,772,109 | 105.6 | 2,661 | 24.3 |
| プロダクト | 543,452 | 98.9 | 32,330 | 72.8 |
| 報告セグメント計 | 14,535,701 | 111.2 | 576,218 | 130.0 |
| その他 | 28,689 | 118.2 | - | - |
| 合計 | 14,564,390 | 111.2 | 576,218 | 130.0 |
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ⅲ.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年7月1日 至 2021年6月30日) | 前年同期比(%) |
| ソリューション (千円) | 12,066,777 | 108.5 |
| アウトソーシング (千円) | 1,780,386 | 106.5 |
| プロダクト (千円) | 555,508 | 100.1 |
| 報告セグメント計(千円) | 14,402,671 | 107.9 |
| その他 (千円) | 28,689 | 118.2 |
| 合計 (千円) | 14,431,360 | 107.9 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
ⅰ.経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、14,431百万円(前年同期比7.9%増)となりました。これは主にソリューション事業でERP導入案件、システムの維持運用の効率化に向けたクラウドシステム導入案件及びAWSやMicrosoft Azureといったクラウドサービス領域でのアライアンス強化による利用支援の増加等に伴い、既存及び新規のエンドユーザーとの取引が増加するなどしたためであり、同事業の売上高は12,066百万円(同8.5%増)となりました。
なお、当社グループは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業活動の停止等は生じておらず、また顧客業績悪化によるIT投資予算の縮小やプロジェクトの延期等は一部発生したものの、当社グループは特定顧客への依存割合は低く、かつ、顧客の業種も幅広いため、売上高への影響は軽微にとどまりました。
(売上原価及び売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は10,688百万円(前年同期比7.1%増)となりました。これは主に、採用活動が堅調に推移し社員数が増加したことによるものです。また、原価率について、高利益率であるServiceNowの受注拡大や在宅勤務に伴う固定費の減少等により0.6ポイント改善した結果、売上総利益は3,742百万円(同10.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費並びに営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は2,811百万円(前年同期比6.6%増)となりました。これは主に事業拡大に向けた体制強化に伴う採用費用や人件費、研究開発費用等の増加によるものです。これらの結果、営業利益は931百万円(同23.3%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は助成金収入の増加等により、47百万円(前年同期比1386.0%増)となりました。営業外費用は上場関連費用が発生しなかったこと及び支払利息の減少等により、23百万円(同48.5%減)となりました。これらの結果、経常利益は954百万円(同34.1%増)となりました。
(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別損失はソフトウエアの減損損失を計上したため24百万円(前年同期比55.3%減)となりました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(同49.9%増)となりました。
また、2022年6月期の目標とする経営指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照下さい。
ⅱ.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて714百万円増加し、6,662百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて687百万円増加し、5,319百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金371百万円、現金及び預金が310百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて26百万円増加し、1,342百万円となりました。これは主に、工具、器具及び備品(純額)が56百万円、繰延税金資産が40百万円増加し、「投資その他の資産」の「その他」に含まれる長期前払費用が40百万円、リース資産(純額)が17百万円、建物及び構築物(純額)が10百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて129百万円増加し、3,669百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて155百万円増加し、3,123百万円となりました。これは主に、買掛金が178百万円、未払法人税等が27百万円、未払金が27百万円増加し、1年内返済予定の長期借入金が40百万円、未払費用が33百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べて26百万円減少し、545百万円となりました。これは主に、長期借入金が37百万円、リース債務が12百万円減少し、役員退職慰労引当金が18百万円、退職給付に係る負債が6百万円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて585百万円増加し、2,993百万円となりました。これは主に利益剰余金が573百万円増加したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、労務費及び外注費等の製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資、新規及び機能の追加等によるソフトウエアの開発費用等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,002百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,199百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業運営等に関連する様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
⑤ 経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。