四半期報告書-第26期第3四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)

【提出】
2022/07/14 9:10
【資料】
PDFをみる
【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは、「すべての人を、創造する人に。」のミッションのもと、勤怠管理の高度化、勤務状況の可視化、経費精算等各種業務フローのデジタル化を1つのサービス内で実現し、クラウド環境を通してお客様に提供するERPのフロントウェア「TeamSpirit」並びに「TeamSpirit EX(注1)」を提供しております。
当社グループが提供するサービス領域における短期的な事業環境といたしましては、残業時間上限規制等を定めた「働き方改革関連法」(2019年4月施行)の中小企業への適用が2020年4月から開始されたことによる、「勤怠管理」の高度化ニーズの高まりが継続しています。さらに昨今、従来通りのオフィスワークと在宅によるテレワークを混在したハイブリッドワーク等の多様な働き方に対応するため、労働時間の正確な把握だけでなく、仕事の見える化によるチームの活性化や非対面でのマネジメントの最適化を可能にする「工数管理」への需要も高まっています。
中長期的な事業環境といたしましては、今後、多くの企業において生産性向上に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組みがさらに加速することが予想されます。特にエンタープライズ企業(注2)では、2000年頃に一斉導入されたERP並びに、それに付随したデータのエントリー機能を担う「勤怠管理システム」や「経費精算システム」といったERPのフロントウェアシステムのリプレイス需要が高まっています。従来、これらのシステムは各社独自の仕様で構築されるケースが一般的でしたが、昨今は更新投資やシステム保守費をかけることなく最先端のサービスを利用することができるSaaS(注3)への関心が高まっています。当社グループは、このようなエンタープライズ企業におけるDXニーズに応えるため、エンタープライズ企業向けの「TeamSpirit EX」を2021年3月1日より本格的に販売しております。そして、「エンタープライズ市場開拓戦略(注4)」を成長戦略の柱に据えて、製品開発、マーケティング、営業の各領域に積極的な投資を行っております。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりです。
ライセンス受注状況に関しては、GBセグメント並びにMMセグメント(注5)の新規・追加受注が堅調に推移しました。エンタープライズ企業向け製品の「TeamSpirit EX」についても、複数の新規商談を受注し、エンタープライズ市場開拓戦略の加速に向けた手ごたえを感じ始めております。さらに、カスタマーサクセスの活動を通じて既存顧客の解約率が低位に推移したことで、当第3四半期連結会計期間における契約ライセンスの純増数は13,812ライセンス(当期の累計純増数は、47,285ライセンス)となりました。2022年5月末時点の契約ライセンス数は368,819ライセンス(前年同期比17.5%増)となり、ARR(注6)は2,806百万円(同15.9%増)となりました。なお、当第3四半期連結会計期間における契約社数の増加は23社となり、累計で1,617社となりました。
当第3四半期連結累計期間における売上高は2,403百万円(前年同期比11.6%増)となりました。内訳として、ライセンス売上高は1,993百万円(同14.6%増)、プロフェッショナルサービス売上高は前年同期に大口スポットサポート売上を計上した反動で409百万円(同0.7%減)となりました。営業損失は32百万円(前年同期は営業利益197百万円)となりました。製品機能強化のための外部リソースの積極活用に伴う業務委託費の増加、採用費の増加、展示会イベントへの出展やWebマーケティング強化による広告宣伝費の増加等が主な費用の増加要因です。親会社株主に帰属する四半期純損失は、一部の開発に伴う費用を損金不算入で処理しており、税務上の課税所得に対し法人税等を計上したことで60百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益144百万円)となりました。
なお、当社グループはSaaS事業の単一事業であるため、事業セグメント別の記載を省略しております。
(注1)TeamSpirit EX:2018年より一部のエンタープライズ企業のお客様に先行導入し機能拡張を行ってきた「TeamSpirit WSP(Workforce Success Platform)」を名称変更し、2021年3月1日より本格販売を開始したクラウドサービス。EXは、Enterprise Experience、Expansion、Extend、Exceedを連想させる略語。
(注2)企業規模毎の定義は以下のとおり。
名称定義
エンタープライズ企業従業員が1,000名以上の企業
ミッド企業従業員が100~999名の企業
スモール企業従業員が99名以下の企業

(注3)SaaS:Software as a Serviceの略称で、サービスとしてのソフトウェアを指す。クラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを経由して利用できるサービス。
(注4)エンタープライズ市場開拓戦略:エンタープライズ企業におけるERPのフロントウェア(勤怠管理、工数管理、経費精算、ワークフロー等)は、手組みのスクラッチシステムやオンプレ型のパッケージシステムなどの利用が大半であり、それらのシステムをリプレイスしていく戦略。
(注5)セグメントの定義は以下のとおり。
名称定義
GB/EBUセグメントGeneral Business/Enterprise Business Unit の略称で、1社あたりの契約ライセンス数が500ライセンス以上の企業から構成されるセグメント
EBUセグメントEnterprise Business Unit の略称で、1社あたりの契約ライセンス数が4,000ライセンス以上の企業から構成されるセグメント
GBセグメントGeneral Business の略称で、1社あたりの契約ライセンス数が500~3,999ライセンスの企業から構成されるセグメント
MMセグメントMid Market の略称で、1社あたりの契約ライセンス数が100~499ライセンスの企業から構成されるセグメント
SMBセグメントSmall and Medium Business の略称で、1社あたりの契約ライセンス数が99ライセンス以下の企業から構成されるセグメント

(注6)ARR:Annual Recurring Revenueの略で、集計基準日時点の「TeamSpirit」(関連製品を含む)及び「TeamSpirit EX」(関連製品を含む)のライセンス収入から得られる月間収益の合計を12倍したもの。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は3,304百万円となり、前連結会計年度末から132百万円増加しました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,841百万円となり、前連結会計年度末から87百万円増加しました。これは主に、前渡金の増加によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は463百万円となり、前連結会計年度末から45百万円増加しました。これは主に、繰延税金資産の増加によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,743百万円となり、前連結会計年度末から148百万円増加しました。これは主に、繰延収益の増加によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債はありません。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は1,561百万円となり、前連結会計年度末から16百万円減少しました。これは主に、会計方針の変更に伴い第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及した場合の累積的影響額を第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加算したことに加え、譲渡制限付株式報酬の付与及び新株予約権の権利行使による新株発行により資本金及び資本剰余金が増加したものの、四半期純損失の計上に伴い利益剰余金が減少し、結果として純資産が減少したものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員の状況
①連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの業容拡大に伴う採用により当社グループの従業員数は26名増加し159名になりました。
②提出会社の状況
当第3四半期累計期間において、業容拡大に伴う採用により当社の従業員数は21名増加し136名になりました。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。