四半期報告書-第10期第1四半期(令和3年3月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/07/15 15:08
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の流行が継続し、依然として幅広い産業にその影響が及んでおります。
当社グループが属する情報・サービス系の産業においては、企業向けのサービスを中心に業況の著しい悪化には至っておりませんが、経済活動全般の縮小に伴い取引需要そのものが減退する状況となりました。BtoB情報プラットフォーム市場の売上高規模は、2021年1月~4月の合計で1,370億円(前年同期比12%増加)となり、成長しております(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査(2021年6月公表)」の「データベース」及び「各種調査」を合計)。
当社グループを取り巻く環境としては、withコロナ時代における国内企業の情報収集活動や、新規事業開発・研究開発などの事業活動が活発であり、当社サービスへのニーズは引き続き高い状態が継続しております。
このような環境下において、当社グループの事業は、法人クライアント口座数の増加順調により「ビザスクinterview」が成長し、また、「ビザスクexpert survey」、「ビザスクlite」、「ビザスクpartner」などのサービスも順調に成長を続けております。
以上の結果、当第1四半期連結会計期間末時点で国内登録者数(注)は約15万人となり、また、当第1四半期連結累計期間における当社のアレンジしたフルサポート形式のスポットコンサルによる知見提供取引の件数(「ビザスクinterview」のみ)は6千件超となり、取扱高は知見プラットフォーム事業全体で908百万円(前年同期比88%増加)となりました。
また、当第1四半期連結累計期間における営業収益は563,670千円(前年同期比85%増)、営業利益119,835千円(前年同期比1,484%増加)、経常利益120,102千円(前年同期比4,921%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益96,634千円(前年同期比4,186%増加)となりました。
なお、当社グループは知見プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(注)「国内登録者数」は、当社日本語webサイトにて登録をした人数の合計であります。国内登録者は、知見を提供する個人(アドバイザー)と、これを求める個人(「ビザスクlite」における依頼者。また、「ビザスクlite」を活用するための契約を締結した法人に所属し、当該契約に基づき登録された個人を含む。)に分かれております。いずれの登録者もアドバイザーとしてフルサポート形式「ビザスク」及びセルフマッチング形式「ビザスクlite」で活動することができ、また、依頼者として「ビザスクlite」を利用することができます。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は2,070,996千円となり、前連結会計年度末より101,854千円増加しました。これは主に、事業規模の拡大により現金及び預金等が増加したこと等により流動資産合計が107,474千円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は947,088千円となり、前連結会計年度末より1,872千円減少しました。これは主に、事業規模の拡大により法人クライアントから収受する前受金が87,979千円増加した一方で、前連結会計年度末に計上していた未払法人税等が30,777千円、賞与引当金が33,440千円減少したこと等により流動負債合計が1,872千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は1,123,908千円となり、前連結会計年度末より103,726千円増加しました。これは当第1四半期連結累計期間に親会社株主に帰属する四半期純利益96,634千円を計上したことのほか、新株予約権(ストックオプション)の行使により資本金が5,830千円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。