有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2022/10/18 15:00
【資料】
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【項目】
127項目

沿革

当社は、2005年に、東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズ*を実用化することを目的に設立されました。
同研究室は、遠藤章博士(コレステロール低下薬スタチンの発見者、2008年ラスカー臨床医学研究賞、2017年ガードナー国際賞、1997年3月まで教授として在籍、現在 東京農工大特別栄誉教授)の研究の流れを汲むもので、微生物由来の生理活性物質の探索研究を中心とし、その作用解析、薬効評価などを行っています。血液凝固線溶
系*に作用する生理活性物質の探索の過程で、多数の新規化合物を発見しており、当社パイプライン*TMS-007及びTMS-008を含むSMTP化合物群はこの過程で見出されました。
当社の本書提出日までの変遷の概要は以下のとおりであります。
年月概要
1996年10月SMTP化合物に関する最初の論文がThe Journal of Antibioticsに掲載
2000年3月TMS-007に関する最初の論文がThe Journal of Antibioticsに掲載
2005年2月東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズを実用化することを目的として、東京都渋谷区に当社を設立(資本金10百万円)
2005年6月本店所在地を東京都港区に移転
2007年8月メルシャン株式会社(現日本マイクロバイオファーマ株式会社)とTMS-007の原薬製造に関する契約を締結し原薬製造を開始
2008年8月本店所在地を東京都府中市幸町三丁目に移転
2011年6月本店所在地を東京都稲城市に移転
2011年10月独立行政法人科学技術振興機構(JST)「研究成果最適展開支援事業 フィージビリティスタディ 可能性発掘タイプ(シーズ顕在化)」に採択
2014年8月TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験*開始
2015年9月国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択
2015年10月TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験終了
2017年5月本店所在地を東京都府中市宮町一丁目に移転
2017年11月TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験*開始
2018年6月TMS-007をバイオジェン社に導出するオプション契約を締結
2019年8月日本マイクロバイオファーマ株式会社とTMS-008の原薬製造法の共同開発に関する契約を締結し原薬製造を開始
2020年11月TMS-007前期第Ⅱ相臨床試験の組入完了(90症例)
2021年2月TMS-008のGLP*非臨床試験*を開始
2021年5月バイオジェン社がTMS-007に関するオプション権を行使、TMS-007を同社に導出
2021年8月TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験終了
2022年2月本店所在地を東京都府中市府中町一丁目に移転