有価証券届出書(新規公開時)
沿革
当社は、2005年に、東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズ*を実用化することを目的に設立されました。
同研究室は、遠藤章博士(コレステロール低下薬スタチンの発見者、2008年ラスカー臨床医学研究賞、2017年ガードナー国際賞、1997年3月まで教授として在籍、現在 東京農工大特別栄誉教授)の研究の流れを汲むもので、微生物由来の生理活性物質の探索研究を中心とし、その作用解析、薬効評価などを行っています。血液凝固線溶
系*に作用する生理活性物質の探索の過程で、多数の新規化合物を発見しており、当社パイプライン*TMS-007及びTMS-008を含むSMTP化合物群はこの過程で見出されました。
当社の本書提出日までの変遷の概要は以下のとおりであります。
同研究室は、遠藤章博士(コレステロール低下薬スタチンの発見者、2008年ラスカー臨床医学研究賞、2017年ガードナー国際賞、1997年3月まで教授として在籍、現在 東京農工大特別栄誉教授)の研究の流れを汲むもので、微生物由来の生理活性物質の探索研究を中心とし、その作用解析、薬効評価などを行っています。血液凝固線溶
系*に作用する生理活性物質の探索の過程で、多数の新規化合物を発見しており、当社パイプライン*TMS-007及びTMS-008を含むSMTP化合物群はこの過程で見出されました。
当社の本書提出日までの変遷の概要は以下のとおりであります。
年月 | 概要 |
1996年10月 | SMTP化合物に関する最初の論文がThe Journal of Antibioticsに掲載 |
2000年3月 | TMS-007に関する最初の論文がThe Journal of Antibioticsに掲載 |
2005年2月 | 東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズを実用化することを目的として、東京都渋谷区に当社を設立(資本金10百万円) |
2005年6月 | 本店所在地を東京都港区に移転 |
2007年8月 | メルシャン株式会社(現日本マイクロバイオファーマ株式会社)とTMS-007の原薬製造に関する契約を締結し原薬製造を開始 |
2008年8月 | 本店所在地を東京都府中市幸町三丁目に移転 |
2011年6月 | 本店所在地を東京都稲城市に移転 |
2011年10月 | 独立行政法人科学技術振興機構(JST)「研究成果最適展開支援事業 フィージビリティスタディ 可能性発掘タイプ(シーズ顕在化)」に採択 |
2014年8月 | TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験*開始 |
2015年9月 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択 |
2015年10月 | TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験終了 |
2017年5月 | 本店所在地を東京都府中市宮町一丁目に移転 |
2017年11月 | TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験*開始 |
2018年6月 | TMS-007をバイオジェン社に導出するオプション契約を締結 |
2019年8月 | 日本マイクロバイオファーマ株式会社とTMS-008の原薬製造法の共同開発に関する契約を締結し原薬製造を開始 |
2020年11月 | TMS-007前期第Ⅱ相臨床試験の組入完了(90症例) |
2021年2月 | TMS-008のGLP*非臨床試験*を開始 |
2021年5月 | バイオジェン社がTMS-007に関するオプション権を行使、TMS-007を同社に導出 |
2021年8月 | TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験終了 |
2022年2月 | 本店所在地を東京都府中市府中町一丁目に移転 |