四半期報告書-第64期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/15 9:13
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高2,172百万円(前年同四半期比12.0%増)、営業損失84百万円(前年同四半期は営業損失131百万円)、経常損失79百万円(前年同四半期は経常損失134百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失65百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失140百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 飲料事業
飲料事業においては、麦茶はほぼ前年並み、杜仲茶は第2四半期においてテレビの健康番組で取り上げられた以降の好調を維持して大幅増収が続いているものの、ごぼう茶が競争環境の激化に伴い取扱い店舗が減少、商品規格の改訂や従来の箱型に加えてパック袋形態の商品を投入したものの競争力の回復に至らず、大幅な減収となっていることから、飲料事業合計では売上高120百万円(前年同四半期比3.1%減)となりました。
損益面では、減収に伴う工場稼働率の低下による損益悪化により、営業損失0百万円(前年同四半期は営業利益0百万円)となりました。
② 珍味事業
珍味事業においては、自社ブランド商品はほぼ前年並みを維持したものの、OEM商品が減収となったことから、売上高141百万円(前年同四半期比7.6%減)となりました。
損益面では、減収に伴う工場稼働率の低下による損益悪化により、営業損失8百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。
③ インターネット通信販売事業
インターネット通信販売事業においては、小売向事業について新型コロナウイルス感染拡大に伴うインターネット通信販売の利用拡大の影響を受けた増収がなお続いており、売上高1,898百万円(前年同四半期比32.3%増)となりました。
損益面では、前連結会計年度においてのれん等の減損を行ったことで償却費負担が軽減されているものの、出荷増に伴う委託業務の増加で外注費の増加等による採算悪化が続いており、黒字の計上はできているものの、大幅な計上にまでは至っておらず、営業利益16百万円(前年同四半期は営業損失53百万円)となりました。
④ 外食店舗事業
当社グループは第2四半期連結累計期間において外食店舗事業から撤退したため、当第3四半期連結会計期間に損益は発生しておりませんが、第1四半期連結会計期間に発生した売上高9百万円(前年同四半期比95.9%減)、営業損失28百万円(前年同四半期は営業損失11百万円)が計上されております。
⑤ その他事業
だしのもと、業務用ナルトともに増収となったことから、売上高2百万円(前年同四半期比14.9%増)、営業利益0百万円(前年同四半期は営業損失0百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により、総資産は716百万円(前連結会計年度末は755百万円)、負債は1,085百万円(前連結会計年度末は1,042百万円)、純資産は△369百万円(前連結会計年度末は△286百万円)となり、自己資本比率は△51.8%(前連結会計年度末は△38.1%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありませんが、近年は事業規模の縮小を受けて、既存商品の品質管理や商品表示に関する法律対応や商品バラエティ拡充の対応といった最低限度の基礎的支出に留まっており、大規模な研究開発活動が行えておりません。当該支出も研究開発職員の人件費や水道光熱費等の経費が主要な内容であり、各セグメントへの配分が困難な全社費用が大部分を占めております。