四半期報告書-第65期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 9:17
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高1,267,217千円(前年同四半期比11.4%減)、営業損失52,372千円(前年同四半期は営業損失67,462千円)となりました。経常損益は、営業外損益において前期に計上された補助金収入13,072千円がなくなった反動と、子会社における情報漏洩に伴う損害賠償費用が雑損失として1,202千円計上されたことから経常損失59,745千円(前年同四半期は経常損失58,475千円)となりました。最終損益は、特別損益において前期に計上された子会社株式売却益20,881千円がなくなった反動と子会社が保有する投資有価証券について市場価格が大幅に下落したことに伴う投資有価証券評価損9,628千円の計上があったことから、親会社株主に帰属する四半期純損失70,877千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失38,455千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 飲料事業
主力の麦茶は、7月は増収となったものの、9月上旬の関東地方の記録的冷夏の影響を受け、通期では微減となりました。ごぼう茶は、競争環境の激化に伴う減収傾向に歯止めがかからず、減収幅が拡大しております。杜仲茶は昨年8月にテレビの健康番組で取り上げられた影響から大幅な増収が続き、反動による減収は生じておりませんが、放映から1年を経たことで増収効果が一巡いたしました。
以上の結果、飲料事業合計では売上高63,899千円(前年同四半期比7.3%減)となりました。
損益面では、工場稼働率の低下が続いたことから、飲料事業合計では、営業損失917千円(前年同四半期は営業利益630千円)と営業赤字に転落いたしました。
② 珍味事業
ビーフジャーキーは、自社ブランド商品が微減となったものの、OEM商品が増収となったことに加え、中国国内販売として日本企業の中国子会社店舗への販売が開始されたことが寄与し、珍味事業合計では売上高111,258千円(前年同四半期比30.6%増)となりました。
損益面では、工場稼働率は改善したものの、主原料である牛肉価格の国際的な高騰や、円安による採算悪化の影響から、珍味事業合計では営業損失10,637千円(前年同四半期は営業損失7,321千円)と赤字幅が拡大いたしました。
③ インターネット通信販売事業
自社会員制卸売サイトでの販売、大手インターネット通信販売サイトでの販売ともに減収となり、インターネット通信販売事業は売上高1,078,086千円(前年同四半期比14.8%減)と減収となっております。
損益面においては、粗利率の高い商品を優先的に取扱う体制としたことで売上総利益率は前期に比べ向上しており、配送費用や外注費用の削減も一定の効果を得ることができたものの、その他費用の負担が重く、営業利益7,766千円(前年同四半期比32.7%減)となりました。
④ その他
だしのもとの大幅な減収が続く中、業務用ナルト及びサプリメント商品とも当第2四半期会計期間において売上がなかったことから、売上高13,972千円(前年同四半期比766.8%増)、営業損失118千円(前年同四半期は営業利益16千円)と営業赤字に転落いたしました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により、総資産は879,720千円(前連結会計年度末は1,082,693千円)、負債は905,373千円(前連結会計年度末は1,037,356千円)、純資産は債務超過25,653千円(前連結会計年度末は45,337千円)、自己資本比率は△2.9%(前連結会計年度末は4.2%)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より153,517千円減少し、337,375千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは58,131千円の使用(前年同四半期は56,349千円の使用)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失の計上があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは2,001千円の使用(前年同四半期は39,226千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産等の取得による支出があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは93,617千円の使用(前年同四半期は2,217千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出があったこと及び長期並びに短期借入金の借入による収入があったこと等によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4,552千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。