四半期報告書-第147期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 9:12
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26項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における日本経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調が続きました。一方で、世界経済は、成長が鈍化する新興国経済や先進諸国の政策動向など、先行きについては引き続き注視が必要な状況にあります。
そのような環境の中、当社グループでは、「21世紀型企業への変革!」を中期方針に掲げ、変化し続ける経営環境においても常にお客様のニーズに応え、安定した収益確保と継続的な成長を果たすため、“新規事業の創出”と“グローバル事業の拡大”を柱とした事業戦略を推進しております。併せて、企業発展の潜在力である人材力、開発力、環境対応力を高める経営を継続し、企業体質の強化に取り組んでおります。
当第1四半期の連結業績は、売上高293億71百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益27億円(同3.3%増)、経常利益28億43百万円(同0.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益21億17百万円(同3.6%増)となりました。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益とも、第1四半期として過去最高となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
車輌資材事業では、国内事業では、新車販売台数が堅調に推移する中、“革を超える新素材”「クオーレ®」や瞬間消臭機能の「イノドール®」、防汚機能の「エラッセ®」、ステアリング用の夏冬快適素材「クオーレモジュレ®S」など、快適な車輌の室内空間を実現する高付加価値商品群や、ビスコテックス加飾パネル等が順調に推移し、前年同期比で増収・増益となりました。海外事業においては、タイのエアバッグ事業が苦戦しましたが、米国と中国において「クオーレ®」をはじめとする差別化商品の販売が堅調に推移しました。一方で、受注増により、生産能力拡大が急務となったメキシコにおいて、生産効率改善および歩留まり改善に遅れが生じ、それによる原材料費や物流費などの経費増があり、海外事業全体では前年同期比で増収・減益となりました。当事業の売上高は175億79百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益16億22百万円(同1.2%増)となりました。
ハイファッション事業では、国内では、消費者の節約志向が継続する中、当社グループの主要顧客であるアパレルブランドにおいて厳しい環境が続いております。ファッション衣料向けテキスタイルおよび製品販売事業においては、お客様と店舗、そして糸から縫製までのグループ一貫機能をIoTで繋ぐ、独自のViscotecs®システムにより、小ロット・短納期・在庫レスでの差別化したものづくりを展開しております。特に、BtoC事業においては、消費者ニーズの多様性に対応した“あなただけの一着”をお届けする 「Viscotecs make your brand®」の店舗展開に先行費用を投じております。また、前期より拡大基調にあるインナー向けBtoB事業においては、引き続き、当社グループのニッティング技術と加工技術を駆使した差別化素材の販売が好調に推移し、今後さらに拡大する市場ニーズに対応すべく、国内および海外子会社のSaha Seiren Co., Ltd.(タイ)において生産能力の増強を進めております。セグメント全体においては、厳しい国内アパレル市場の影響を受けましたが、高付加価値品の開発や先行費用の効率化が進んだことにより、前年同期比で若干の減収ながらも増益となりました。当事業の売上高は62億18百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は3億5百万円(同233.1%増)となりました。
エレクトロニクス事業では、繊維と金属の複合化技術により差別化を高めた導電性素材「プラット®」は、より付加価値を高めるべく部品化・製品化にシフトしております。また、スマートフォン、タブレットやゲーム機への採用拡大を進めておりますが、当第1四半期においては前年同期比で若干の売上の減少がありました。KBセーレン㈱では、高性能ワイピングクロス「ザヴィーナ®」や導電糸「ベルトロン®」が堅調に推移し、スーパー繊維の「ゼクシオン®」および「グラディオ®」についても新たな用途展開が増えつつあります。当事業の売上高は18億73百万円(前年同期比10.7%減)、営業利益は4億53百万円(同8.1%減)となりました。
環境・生活資材事業では、新設住宅着工戸数が弱含みで推移する中、当セグメント主力のハウジング資材事業では、優れた省エネ性能をもつ遮熱型ハウスラップ材や遮熱・高止水型ルーフィング材をはじめ、当社グループ独自の差別化商品群が売上高を伸ばしました。また、新たな事業領域である環境・土木分野においては、独自の繊維技術により商品化した防草シート「グラスガード®」の業界認知度を増し、さらなる販路拡大に取り組んでおります。健康・介護事業では、快適機能性を高めた新製品の販売が順調に伸び、増収・増益となりました。当事業の売上高は19億31百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は2億47百万円(同9.7%増)となりました。
メディカル事業では、当社の独自技術で商品化した、繭から生まれた天然成分「ピュアセリシンTM」配合のコモエース化粧品は、自社サイトや百貨店に加え、セレクトショップなどの常設店舗における販売強化を進めております。また、新商品「como」シリーズを商品ラインナップに加えるなど、今後も新しい消費者層への提案を継続してまいります。卓越した消臭機能を持つアンダーウエアシリーズ「デオエスト®」は、顧客ニーズにマッチした新商品投入を継続しつつ、メディア展開を始めとするプロモーションに注力し販売拡大を進めております。また医療資材分野では、KBセーレン㈱の特殊原糸を軸に、グループ一貫機能を活かした差別化商品が売上高を伸ばしましたが、薬価改定の影響により、一部の医療用製品において売上高の減少がありました。当事業の売上高は15億47百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は3億58百万円(同19.9%減)となりました。
その他の事業では、㈱ナゴヤセーレンの不動産賃貸管理事業やセーレンコスモ㈱の人材派遣事業が堅調に推移しました。当事業の売上高は2億20百万円(前年同期比6.7%減)、営業利益は1億30百万円(同14.7%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して9億63百万円減少の1,212億53百万円となりました。これは主に、現金及び預金などの減少に加えて、円高に進んだことによる外貨建資産の評価額の減少などによるものです。負債の部は、賞与引当金の減少や借入金の純減などにより、12億43百万円減少し、431億40百万円となりました。純資産は、利益剰余金の増加がありましたが、為替変動による為替換算調整勘定の減少があり、全体で2億80百万円増加し、781億12百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は118億76百万円となり、前連結会計年度末より13億45百万円減少しました。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、17億31百万円の収入(前年第1四半期連結累計期間は19億98百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益28億45百万円、減価償却費11億25百万円などによるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、10億4百万円の支出(前年第1四半期連結累計期間は14億17百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出14億90百万円などによるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、15億18百万円の支出(前年第1四半期連結累計期間は57百万円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払9億69百万円や借入金の純減5億49百万円などによるものです。
(3) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境、及び対処すべき課題等について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12億67百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
Seiren Viscotec México S.A. de C.V.において、自動車内装材生産設備(セグメント区分「車輌資材」)を取得しました。

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