四半期報告書-第150期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/11 15:03
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルス感染症拡大による世界的な需要縮小ならびに経済活動の制約の影響が続き、依然として厳しい状況となりました。ワクチン接種の広がりにより、緩やかに持ち直しの動きが期待されるものの、緊急事態宣言の再発出や変異株の発生など、未だ収束の見通しが難しく、先行き不透明な状態が続くと予測されます。
このような環境のもと、当社グループは、中期方針「未知の可能性への挑戦!」に基づき、変化し続けるお客様ニーズに応え、安定した収益確保と継続的な成長を果たすため、“イノベーションと顧客開発”および“企業体質の再建”を柱とした事業戦略を推進しております。併せて、企業の潜在力である人材力、開発力、環境対応力を高める経営を継続し、企業体質の強化に取り組んでおります。
当第1四半期の連結業績は、売上高274億45百万円(前年同期比29.8%増)、営業利益32億62百万円(同124.1%増、2.2倍)、経常利益33億82百万円(同255.5%増、3.6倍)、親会社株主に帰属する四半期純利益24億60百万円(同866.2%増、9.7倍)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(車輌資材事業)
前年同期は、新型コロナウイルス感染症の拡大によるロックダウン、操業停止等による落ち込みがありましたが、その後の自動車関連産業の堅調な回復により、当第1四半期は売上高・利益共に前年同期実績を大幅に上回りました。海外事業(2021年1月~3月)では、各国の新型コロナウイルスの影響からの回復基調の中でも、特に中国経済の景気回復が大きく、「クオーレ®」をはじめとする差別化商品の販売が堅調に推移し、海外事業全体では前年同期比で増収・増益となりました。国内事業(2021年4月~6月)では、新型コロナウイルスの影響からの回復の一方で、世界的な半導体不足による減産の影響は出ているものの、前期から継続する経費削減等の効果もあり、前年同期比で増収・増益となりました。当事業の売上高は163億9百万円(前年同期比47.0%増)、営業利益22億43百万円(同243.6%増)となりました。
(ハイファッション事業)
新型コロナウイルス感染症拡大による、衣料品の主力販売店舗の休業の影響を受け、ファッションアパレルは伸び悩みましたが、アウトドア人口増加の影響により、スポーツアパレル、インナーアパレルは売上高・利益共に前年同期実績を上回りました。しかしながら、淘汰が進むアパレル業界では、国内外で老舗ブランドや大手アパレルの大規模な店舗数削減の動きが見られ、生き残りをかけた競争は一層厳しさを増しています。近年、アパレル業界や消費者において、環境に配慮したモノづくりに関心が高まるなか、差別化商品を小ロット・短納期・在庫レスで製造する当社独自のデジタルプロダクションシステム「Viscotecs®」に注目が集まっております。このような環境のもと、今後、大きく変化していくであろうアパレル業界において、多彩な商品展開を在庫レスで実現し、バーチャル試着で好みの商品をオーダーすることができる「Viscotecs make your brand®」こそが、時代にマッチした衣料品の製造販売プラットフォームと考え、ファッション向けBtoB事業の拡大に注力してまいります。当事業の売上高は46億87百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益1億9百万円(前年同期比1億3百万円増)となりました。
(エレクトロニクス事業)
新型コロナウイルス感染症拡大による、リモートワークの急速な拡大や外出機会の減少による巣ごもり需要を背景に、ハードディスクやゲーム機器の需要が高まり、導電性素材「プラット®」やKBセーレン㈱のワイピングクロス「ザヴィーナ®」HDDテープにおいて特需がありましたが、一部のエレクトロニクス商品で、客先での販売不振や在庫調整の影響を受けました。今後は、スーパー繊維「ゼクシオン®」(LCP)の拡販と共に、次世代エンプラ繊維「グラディオ®」(PPS)の生産を本格化し、新規顧客開拓ならびに用途開発を進めてまいります。当事業の売上高は25億50百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益は4億61百万円(同29.7%増)となりました。
(環境・生活資材事業)
新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ前年に対する反動もあり、売上高・利益共に前年同期実績を上回りました。ハウジング資材関連は住宅着工数の回復、オフィス・インテリア資材関連は、病院・介護向けに機能性を高めた製品の受注増加等により、売上が回復しました。また、産業資材関連ではエクステリア等の新規顧客開拓があり、売上高を伸ばしました。当事業の売上高は20億42百万円(前年同期比17.8%増)、営業利益は2億76百万円(同33.3%増)となりました。
(メディカル事業)
新型コロナウイルス感染症の影響拡大後、外出自粛による化粧品消費の低迷などにより、前年度はコモエース化粧品の売上高が減少しましたが、直営店および自社ECサイトの回復、ならびに化粧品OEM受注により、売上高を伸ばしました。一方で、医療用資材では、病院の一般診療の減少に伴い、既存客先での売上高が戻らず、高付加価値商品が伸び悩みました。コロナ禍において発売した高性能抗ウイルスマスク「BYERUS®」の開発で培った抗ウイルス技術については、インテリア、介護分野等、異なる分野へ応用展開を進めております。当事業の売上高は16億18百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は3億70百万円(同9.2%減)となりました。
(その他の事業)
㈱ナゴヤセーレンの不動産賃貸管理事業やセーレン商事㈱の保険代理業が堅調に推移しました。当事業の売上高は2億35百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は1億41百万円(同9.5%増)となりました。
(2) 財政状態
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して27億50百万円増加の1,474億52百万円となりました。流動資産は、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末と比較して26億54百万円の増加となりました。固定資産は、投資有価証券の減少がありましたが、海外子会社の財務諸表の換算レートが円安になったことにより、有形固定資産が増加し、前連結会計年度末と比較して95百万円増加しました。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債の部は、支払手形及び買掛金の減少などにより、13億13百万円減少し、624億91百万円となりました。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、為替換算調整勘定の変動や、利益剰余金の増加などにより、全体で40億63百万円増加し、849億61百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は405億23百万円となり、前連結会計年度末より10億25百万円増加しました。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、16億53百万円の収入(前年第1四半期連結累計期間は19億3百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益32億8百万円、減価償却費11億20百万円などによるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、2億46百万円の支出(前年第1四半期連結累計期間は1億45百万円の収入)となりました。これは主に、有価証券・投資有価証券の売却・償還による収入が5億18百万円あった一方で、有形固定資産の取得による支出が9億98百万円あったことなどによるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、13億36百万円の支出(前年第1四半期連結累計期間は76億72百万円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払による支出9億65百万円などによるものです。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11億78百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は以下のとおりであります。
会社名所在地セグメントの名称設備の内容投資予定額(百万円)着手
年月
完成予定
年月
完成後の
増加能力
総額既支払額
世聯汽車内飾(蘇州)有限公司中国江蘇省
蘇州市
車輌資材自動車内装材生産設備7182021年
4月
2021年
12月
23万m/月
SEIREN Hungary Kft.ハンガリー
ペーチ
車輌資材土地及び自動車内装材生産工場・設備5,53942021年
4月
2022年
12月
40万m/月

なお、当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末におけ
る計画の著しい変更はありません。

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