有価証券報告書-第105期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/27 13:43
【資料】
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【項目】
145項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。
この連結財務諸表作成にあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりである。
なお、連結決算日における資産及び負債の貸借対照表上の金額及び当連結会計年度における収益及び費用の損益計算書上の金額の算定には、将来に関する判断、見積りを行う必要があり、当社グループは過去の実績等を勘案し、合理的に判断しているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
(2)財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、現金・預金、営業債権、有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末比526億10百万円増加の9,857億71百万円となった。
有利子負債は、四川昭鋼炭素有限公司を連結子会社としたこと等により前連結会計年度末比114億25百万円増加し、3,536億86百万円となった。負債合計は、営業債務の増加等もあり217億65百万円増加し、6,399億61百万円となった。
純資産は、当期純利益の計上、為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末比308億44百万円増加の3,458億11百万円となった。
(3)経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、主に前連結会計年度の設備不具合が解消した石油化学セグメントの増収により、前連結会計年度に比べ1,082億60百万円増加し8,480億71百万円となった。
売上原価は、売上の増加に伴い前連結会計年度に比べ1,103億89百万円増加し7,390億17百万円となった。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ僅かに増加の831億1百万円となった。
営業利益は、石油化学、化学品、アルミニウムの各セグメントは増益となったものの他のセグメントは減益となり、前連結会計年度に比べ21億54百万円減少し259億53百万円となった。
経常利益は、営業利益は減少したものの為替差益の計上等により前連結会計年度に比べ40百万円増加し234億88百万円となった。
特別利益は、投資有価証券売却益等の増加により前連結会計年度に比べ54億56百万円増加し62億69百万円となった。
特別損失は、前連結会計年度に計上した減損損失や投資有価証券評価損が当連結会計年度は大幅に減少したこと等により前連結会計年度に比べ72億49百万円減少し57億24百万円となった。
これにより、税金等調整前当期純利益は240億33百万円となり、当期純利益は前連結会計年度に比べ3億3百万円減少し90億65百万円となった。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加等により、前連結会計年度に比べ102億55百万円の収入増加となり、635億65百万円の収入となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出の増加等により、前連結会計年度に比べ65億29百万円の支出増加となり、467億38百万円の支出となった。
この結果、フリー・キャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ37億26百万円の収入増加となり、168億27百万円の収入となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債が、前連結会計年度は減少したのに対し、当連結会計年度は増加したこと等により、前連結会計年度に比べ133億45百万円の支出減少となり、68億5百万円の支出となった。
この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、為替変動の影響等も含め、前連結会計年度末に比べ169億21百万円増加し、681億75百万円となった。