四半期報告書-第124期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、医薬原薬・中間体事業の受注の下期偏重や前第2四半期連結累計期間の子会社2社売却に加え、営業利益に関しては、創業100周年にかかる費用計上と原料価格上昇の影響を受けました。
この結果、売上高は前年同期比1.9%増の43,747百万円、営業利益は前年同期比0.3%増の2,328百万円にとどまりましたが、経常利益は前年同期比9.2%増の2,412百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比26.8%増の1,528百万円となりました。
なお、総資産は前連結会計年度末比2.4%増の120,338百万円となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりです。
(化学)
電子材料は、売上は堅調に推移しましたが、利益は原燃料の値上がりや製品の構成差の影響を受けました。
酸化チタンは、販売数量が微減となりましたが、原燃料の値上がりが続く中で価格是正に努めました。また、化粧品向け微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛は好調に推移しましたが、酸化亜鉛の工業用途向けについては亜鉛建値の下落により利益を落としました。
樹脂添加剤は、東南アジアを主とした海外向けを中心に堅調に推移しましたが、国内向けが多発した自然災害による生産調整や工事の遅れがあり、また原料価格上昇の影響を受けました。
衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上が堅調に推移するとともに、生産性も向上し収益が改善しました。
有機化学品は、チオ製品がコンクリート混和剤向けの輸出を減らし、医薬品中間体が受注量減により売上、利益ともに減少しました。
触媒は、脱硝触媒が中国でのごみ焼却炉向けに堅調に推移するとともに、石油樹脂の水素添加などに使用するニッケル触媒も拡販の実現により売上を大幅に伸ばしました。
また、受託ビジネスも堅調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は前年同期比5.3%増の39,302百万円となり、営業利益は前年同期比4.0%増の3,128百万円となりました。
(医療)
X線バリウム造影剤は、アジアへの輸出を伸ばしましたが、国内向けは減少が続きました。
消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、ジェネリック品1社の販売中止を受けて売上が回復しましたが、薬価引き下げや原料値上がりの影響を受けました。
医療機器は、機器本体の販売台数が増加し、またメンテナンス契約等の獲得もあり、堅調に推移しました。
美容整形外科向けに販売した日焼け止め対策サプリ「ソルプロプリュスホワイト」は好調に推移しました。
また、かぜ薬「改源」などのOTC医薬品は低調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は前年同期比10.1%減の4,445百万円となりましたが、新製品の治験終了による委託外注費の減少などにより、営業利益は前年同期比56.5%増の384百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローに関しては、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローは828百万円と前年同期に比べ1,131百万円減少しました。これは、主としてたな卸資産の増減額(△は増加)が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローは△2,737百万円と前年同期に比べ1,487百万円減少しました。これは、主として有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローは535百万円と前年同期に比べ2,233百万円増加しました。これは、主として短期借入金の純増減額(△は減少)が増加したことによるものです。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,408百万円減少し、12,440百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,539百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、医薬原薬・中間体事業の受注の下期偏重や前第2四半期連結累計期間の子会社2社売却に加え、営業利益に関しては、創業100周年にかかる費用計上と原料価格上昇の影響を受けました。
この結果、売上高は前年同期比1.9%増の43,747百万円、営業利益は前年同期比0.3%増の2,328百万円にとどまりましたが、経常利益は前年同期比9.2%増の2,412百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比26.8%増の1,528百万円となりました。
なお、総資産は前連結会計年度末比2.4%増の120,338百万円となりました。
セグメントの経営成績は、以下のとおりです。
(化学)
電子材料は、売上は堅調に推移しましたが、利益は原燃料の値上がりや製品の構成差の影響を受けました。
酸化チタンは、販売数量が微減となりましたが、原燃料の値上がりが続く中で価格是正に努めました。また、化粧品向け微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛は好調に推移しましたが、酸化亜鉛の工業用途向けについては亜鉛建値の下落により利益を落としました。
樹脂添加剤は、東南アジアを主とした海外向けを中心に堅調に推移しましたが、国内向けが多発した自然災害による生産調整や工事の遅れがあり、また原料価格上昇の影響を受けました。
衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上が堅調に推移するとともに、生産性も向上し収益が改善しました。
有機化学品は、チオ製品がコンクリート混和剤向けの輸出を減らし、医薬品中間体が受注量減により売上、利益ともに減少しました。
触媒は、脱硝触媒が中国でのごみ焼却炉向けに堅調に推移するとともに、石油樹脂の水素添加などに使用するニッケル触媒も拡販の実現により売上を大幅に伸ばしました。
また、受託ビジネスも堅調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は前年同期比5.3%増の39,302百万円となり、営業利益は前年同期比4.0%増の3,128百万円となりました。
(医療)
X線バリウム造影剤は、アジアへの輸出を伸ばしましたが、国内向けは減少が続きました。
消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、ジェネリック品1社の販売中止を受けて売上が回復しましたが、薬価引き下げや原料値上がりの影響を受けました。
医療機器は、機器本体の販売台数が増加し、またメンテナンス契約等の獲得もあり、堅調に推移しました。
美容整形外科向けに販売した日焼け止め対策サプリ「ソルプロプリュスホワイト」は好調に推移しました。
また、かぜ薬「改源」などのOTC医薬品は低調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は前年同期比10.1%減の4,445百万円となりましたが、新製品の治験終了による委託外注費の減少などにより、営業利益は前年同期比56.5%増の384百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローに関しては、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローは828百万円と前年同期に比べ1,131百万円減少しました。これは、主としてたな卸資産の増減額(△は増加)が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローは△2,737百万円と前年同期に比べ1,487百万円減少しました。これは、主として有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローは535百万円と前年同期に比べ2,233百万円増加しました。これは、主として短期借入金の純増減額(△は減少)が増加したことによるものです。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,408百万円減少し、12,440百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,539百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。