四半期報告書-第125期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、医療事業および有機化学品、化粧品材料が堅調に推移したものの、米中貿易摩擦や中国景気減速の影響を受けて電子材料、酸化チタン、樹脂添加剤など主軸製品が低調に推移したため、売上高は前年同期比2.2%減の66,091百万円、利益面は、営業利益は前年同期比12.0%減の3,122百万円、経常利益は前年同期比11.2%減の3,302百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27.6%減の1,996百万円となりました。
なお、総資産は前連結会計年度末比4.2%増の125,093百万円となりました。
(化学)
売上高は前年同期比2.9%減の59,150百万円となり、営業利益は前年同期比14.2%減の4,122百万円となりました。
電子材料
積層セラミックスコンデンサ向け誘電体(チタン酸バリウム)および誘電体材料(高純度炭酸バリウム)は、米中貿易摩擦や中国景気減速等を背景とした在庫・生産調整の影響を受けて売上、利益ともに低調に推移しました。
酸化チタン・亜鉛製品
酸化チタンは、米中貿易摩擦や中国景気減速等の影響を受けて繊維向けの輸出が低調に推移するとともに、塗料や製紙向けの出荷も減少しました。
一方、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、スキンケア化粧品の需要の高まりにより、日焼け止め向けの国内および海外への販売が好調に推移し、売上・利益ともに伸ばしました。
樹脂添加剤
国内向けPVC安定剤は、厳しい市場環境の下、住宅や国内インフラに使用する管材用途およびIT関連設備用工業板用途が低調に推移し、売上・利益ともに落ち込みました。
また、海外向けについては、SIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD.の売上が加わったものの、PVC安定剤およびその原料となるハイドロタルサイトの中国への出荷が減少し、利益は減少しました。
衛生材料
紙おむつ市場は拡大基調にあるものの、顧客のエリア別調達方針の変更により通気性フィルムの出荷が減少し、前年同期並みにとどまりました。
有機化学品
チオ製品は、新興地域におけるメガネ需要の拡大や高屈折率レンズの普及を背景に、プラスチックレンズ向けの販売を増加させ、売上・利益ともに伸ばしました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、原薬を大きく伸ばし、利益が回復しました。
触 媒
ニッケル触媒は、水添石油樹脂用途で拡販活動に努めているものの、主要顧客の定期修繕および生産調整の影響が大きく、売上・利益ともに減少しました。
また、脱硝触媒は韓国で新規物件を獲得しましたが、中国向けの大幅な減少を補えず、売上・利益ともに減少しました。
受託加工
受託ビジネスは、一部の製品で中国景気減速の影響を受けましたが、売上は前年同期並みとなりました。しかし、新工場への設備移管期間に生産調整を行ったため、製造原価が上昇し利益は減少しました。
(医療)
売上高は前年同期比3.5%増の6,940百万円となり、営業利益は前年同期比39.0%増の692百万円となりました。
医療用医薬品
バリウム造影剤は、国内市場の厳しい環境のもと、韓国を中心に輸出拡大に取り組んだことから、国内向け販売の落ち込みを補い、前年同期を上回りました。
一方、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、後発品メーカーの撤退により、売上高・利益ともに回復しました。
医療機器
内視鏡洗浄消毒器は、増税前の駆け込み需要の反動が長引き販売台数は伸び悩んだものの、メンテナンス契約獲得および消耗品販売に注力し、前年同期並みとなりました。また、新発売の粘膜下注入剤「リフタルK」と粘膜下注入用穿刺針「リフテインニードル」は、基幹病院等での採用拡大に努め、売上が一部寄与しました。
一般用医薬品・その他
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、低採算品の終売を進めたことで販売は減少しました。一方、美容医療機関向け事業の拡大に注力し、日焼け対策サプリ「ソルプロ」シリーズは好調に推移しました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,267百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、医療事業および有機化学品、化粧品材料が堅調に推移したものの、米中貿易摩擦や中国景気減速の影響を受けて電子材料、酸化チタン、樹脂添加剤など主軸製品が低調に推移したため、売上高は前年同期比2.2%減の66,091百万円、利益面は、営業利益は前年同期比12.0%減の3,122百万円、経常利益は前年同期比11.2%減の3,302百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27.6%減の1,996百万円となりました。
なお、総資産は前連結会計年度末比4.2%増の125,093百万円となりました。
(化学)
売上高は前年同期比2.9%減の59,150百万円となり、営業利益は前年同期比14.2%減の4,122百万円となりました。
電子材料
積層セラミックスコンデンサ向け誘電体(チタン酸バリウム)および誘電体材料(高純度炭酸バリウム)は、米中貿易摩擦や中国景気減速等を背景とした在庫・生産調整の影響を受けて売上、利益ともに低調に推移しました。
酸化チタン・亜鉛製品
酸化チタンは、米中貿易摩擦や中国景気減速等の影響を受けて繊維向けの輸出が低調に推移するとともに、塗料や製紙向けの出荷も減少しました。
一方、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、スキンケア化粧品の需要の高まりにより、日焼け止め向けの国内および海外への販売が好調に推移し、売上・利益ともに伸ばしました。
樹脂添加剤
国内向けPVC安定剤は、厳しい市場環境の下、住宅や国内インフラに使用する管材用途およびIT関連設備用工業板用途が低調に推移し、売上・利益ともに落ち込みました。
また、海外向けについては、SIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD.の売上が加わったものの、PVC安定剤およびその原料となるハイドロタルサイトの中国への出荷が減少し、利益は減少しました。
衛生材料
紙おむつ市場は拡大基調にあるものの、顧客のエリア別調達方針の変更により通気性フィルムの出荷が減少し、前年同期並みにとどまりました。
有機化学品
チオ製品は、新興地域におけるメガネ需要の拡大や高屈折率レンズの普及を背景に、プラスチックレンズ向けの販売を増加させ、売上・利益ともに伸ばしました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、原薬を大きく伸ばし、利益が回復しました。
触 媒
ニッケル触媒は、水添石油樹脂用途で拡販活動に努めているものの、主要顧客の定期修繕および生産調整の影響が大きく、売上・利益ともに減少しました。
また、脱硝触媒は韓国で新規物件を獲得しましたが、中国向けの大幅な減少を補えず、売上・利益ともに減少しました。
受託加工
受託ビジネスは、一部の製品で中国景気減速の影響を受けましたが、売上は前年同期並みとなりました。しかし、新工場への設備移管期間に生産調整を行ったため、製造原価が上昇し利益は減少しました。
(医療)
売上高は前年同期比3.5%増の6,940百万円となり、営業利益は前年同期比39.0%増の692百万円となりました。
医療用医薬品
バリウム造影剤は、国内市場の厳しい環境のもと、韓国を中心に輸出拡大に取り組んだことから、国内向け販売の落ち込みを補い、前年同期を上回りました。
一方、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、後発品メーカーの撤退により、売上高・利益ともに回復しました。
医療機器
内視鏡洗浄消毒器は、増税前の駆け込み需要の反動が長引き販売台数は伸び悩んだものの、メンテナンス契約獲得および消耗品販売に注力し、前年同期並みとなりました。また、新発売の粘膜下注入剤「リフタルK」と粘膜下注入用穿刺針「リフテインニードル」は、基幹病院等での採用拡大に努め、売上が一部寄与しました。
一般用医薬品・その他
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、低採算品の終売を進めたことで販売は減少しました。一方、美容医療機関向け事業の拡大に注力し、日焼け対策サプリ「ソルプロ」シリーズは好調に推移しました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,267百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。