四半期報告書-第129期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、価格改定は進んでいるものの、半導体市場の在庫調整局面が長引いている電子材料を中心に、多くの事業で販売数量が減少しました。その結果、売上高は前年同期比1.5%減の21,086百万円となり、営業利益は前年同期比49.0%減の932百万円、経常利益は前年同期比56.4%減の926百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比74.3%減の454百万円となりました。
総資産は前連結会計年度末比2.6%増の131,410百万円となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです。
なお、各セグメントの営業利益は全社費用等調整前の金額であります。
(化学事業)
売上高は前年同期比1.9%減の19,091百万円となり、営業利益は前年同期比37.2%減の1,441百万円となりました。
電子材料(成長事業)
積層セラミックスコンデンサ向け誘電体及び誘電体材料は、前期からの半導体市場での在庫調整の影響が依然継続しており、ともに出荷数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
化粧品材料(成長事業)
日焼け止め向けの超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、主に海外向け出荷数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
酸化チタン・亜鉛製品(効率化検討事業)
酸化チタンは、価格改定は進んでいるものの、景気後退の影響により前年同期に比べ出荷数量が大きく減少し、売上・利益ともに減少しました。
亜鉛製品は、自動車タイヤ向けが好調に推移し販売数量は増加したものの、高騰していた亜鉛建値が下落し、売上・利益ともに減少しました。
樹脂添加剤(効率化検討事業)
国内向け塩ビ安定剤は、昨年度好調であった半導体製造設備用PVC工業板用の荷動きの鈍化に加え、住宅関連向けなど全般的に低調に推移し、売上・利益ともに減少しました。一方海外については、タイ・ベトナム両現地法人ともに、非鉛系安定剤の出荷が好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
衛生材料(安定事業)
衛生材料事業は、商社業およびインドネシア現地法人の製造業ともに、おむつ・サニタリー用品および医療用関連向けの出荷が堅調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
有機化学品(安定事業)
チオ製品は、プラスチックレンズ向けの販売が堅調で価格改定も進み、売上は増加しました。しかし、原燃料価格の高騰の影響を受け、利益は減少しました。
リン製品は、価格改定が進んだものの、輸出向けで出荷数量が減少し、売上は減少しました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、原薬が好調に推移したため、売上・利益ともに増加しました。
触 媒(効率化検討事業)
水添石油樹脂向けなどで使用されるニッケル触媒は、出荷数量の減少により、売上・利益ともに減少しました。
火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、海外のごみ焼却場向け案件が一服したため販売数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
受託加工(安定事業)
加工顔料は、自動車関連向けが好調に推移しました。一方、焼成・混合・乾燥等の工程受託では一部好採算案件の需要が依然低調となっており、売上・利益ともに減少しました。
(医療事業)
売上高は前年同期比2.6%増の1,995百万円となりましたが、営業利益は前年同期比33.1%減の60百万円となりました。
医療用医薬品
バリウム造影剤は、堅調であった輸出向けが低調となり、原材料高の影響も受け、売上・利益ともに減少しました。
また、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、薬価引き下げの影響もあり、売上・利益ともに減少しました。
医療機器
内視鏡洗浄消毒器は、リニューアル品を上市しましたが、機種入れ替えのタイミングもあり、売上・利益ともに減少しました。
一般用医薬品・その他
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。また、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」など美容医療機関向け製品は好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は131,410百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,389百万円増加いたしました。
主な要因は、現金及び預金が2,426百万円増加、投資有価証券が649百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は45,939百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,635百万円増加いたしました。
主な要因は、短期借入金が4,867百万円減少したものの、転換社債型新株予約権付社債が3,000百万円増加、長期借入金が2,847百万円増加、支払手形及び買掛金が1,320百万円増加したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は85,471百万円となり、前連結会計年度末に比べ753百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は61.7%(前連結会計年度末は62.9%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、684百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、価格改定は進んでいるものの、半導体市場の在庫調整局面が長引いている電子材料を中心に、多くの事業で販売数量が減少しました。その結果、売上高は前年同期比1.5%減の21,086百万円となり、営業利益は前年同期比49.0%減の932百万円、経常利益は前年同期比56.4%減の926百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比74.3%減の454百万円となりました。
総資産は前連結会計年度末比2.6%増の131,410百万円となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです。
なお、各セグメントの営業利益は全社費用等調整前の金額であります。
(化学事業)
売上高は前年同期比1.9%減の19,091百万円となり、営業利益は前年同期比37.2%減の1,441百万円となりました。
電子材料(成長事業)
積層セラミックスコンデンサ向け誘電体及び誘電体材料は、前期からの半導体市場での在庫調整の影響が依然継続しており、ともに出荷数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
化粧品材料(成長事業)
日焼け止め向けの超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、主に海外向け出荷数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
酸化チタン・亜鉛製品(効率化検討事業)
酸化チタンは、価格改定は進んでいるものの、景気後退の影響により前年同期に比べ出荷数量が大きく減少し、売上・利益ともに減少しました。
亜鉛製品は、自動車タイヤ向けが好調に推移し販売数量は増加したものの、高騰していた亜鉛建値が下落し、売上・利益ともに減少しました。
樹脂添加剤(効率化検討事業)
国内向け塩ビ安定剤は、昨年度好調であった半導体製造設備用PVC工業板用の荷動きの鈍化に加え、住宅関連向けなど全般的に低調に推移し、売上・利益ともに減少しました。一方海外については、タイ・ベトナム両現地法人ともに、非鉛系安定剤の出荷が好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
衛生材料(安定事業)
衛生材料事業は、商社業およびインドネシア現地法人の製造業ともに、おむつ・サニタリー用品および医療用関連向けの出荷が堅調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
有機化学品(安定事業)
チオ製品は、プラスチックレンズ向けの販売が堅調で価格改定も進み、売上は増加しました。しかし、原燃料価格の高騰の影響を受け、利益は減少しました。
リン製品は、価格改定が進んだものの、輸出向けで出荷数量が減少し、売上は減少しました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、原薬が好調に推移したため、売上・利益ともに増加しました。
触 媒(効率化検討事業)
水添石油樹脂向けなどで使用されるニッケル触媒は、出荷数量の減少により、売上・利益ともに減少しました。
火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、海外のごみ焼却場向け案件が一服したため販売数量が減少し、売上・利益ともに減少しました。
受託加工(安定事業)
加工顔料は、自動車関連向けが好調に推移しました。一方、焼成・混合・乾燥等の工程受託では一部好採算案件の需要が依然低調となっており、売上・利益ともに減少しました。
(医療事業)
売上高は前年同期比2.6%増の1,995百万円となりましたが、営業利益は前年同期比33.1%減の60百万円となりました。
医療用医薬品
バリウム造影剤は、堅調であった輸出向けが低調となり、原材料高の影響も受け、売上・利益ともに減少しました。
また、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、薬価引き下げの影響もあり、売上・利益ともに減少しました。
医療機器
内視鏡洗浄消毒器は、リニューアル品を上市しましたが、機種入れ替えのタイミングもあり、売上・利益ともに減少しました。
一般用医薬品・その他
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。また、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」など美容医療機関向け製品は好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は131,410百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,389百万円増加いたしました。
主な要因は、現金及び預金が2,426百万円増加、投資有価証券が649百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は45,939百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,635百万円増加いたしました。
主な要因は、短期借入金が4,867百万円減少したものの、転換社債型新株予約権付社債が3,000百万円増加、長期借入金が2,847百万円増加、支払手形及び買掛金が1,320百万円増加したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は85,471百万円となり、前連結会計年度末に比べ753百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は61.7%(前連結会計年度末は62.9%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、684百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。