四半期報告書-第82期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/10 15:18
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国経済をはじめとした海外景気の減速懸念等により世界経済の先行きは不透明な状況が続いているものの、雇用情勢や所得環境の改善もみられ景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間の売上高は248億94百万円と前年同四半期に比べ10億56百万円(4.1%)の減収となりましたが、営業利益は12億11百万円と前年同四半期に比べ1億43百万円(13.4%)の増益、経常利益は13億17百万円と前年同四半期に比べ1億45百万円(12.4%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億86百万円と前年同四半期に比べ90百万円(13.0%)の増益となりました。
セグメント別業績の概要は次のとおりであります。
ガス関連事業
ガス関連事業におきましては、溶解アセチレンは公共工事向けに、酸素は造船・鉄鋼向けに、窒素はエレクトロニクス・半導体向けの需要が減少し、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の大幅な下落の影響を受け売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は133億77百万円と前年同四半期に比べ18億74百万円(12.3%)減少いたしましたが、営業利益は前年同四半期に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったこと等により、13億69百万円と前年同四半期に比べ1億39百万円(11.3%)の増加となりました。
器具器材関連事業
器具器材関連事業におきましては、溶接切断器具及び生活関連器具の需要が増加したこと等により売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は79億18百万円と前年同四半期に比べ64百万円(0.8%)の増加、営業利益は1億24百万円と前年同四半期に比べ9百万円(8.5%)の増加となりました。
その他事業
その他事業におきましては、機械等の受注は減少いたしましたが、自動車関連産業への設備投資需要が大幅に増加したことにより売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は35億98百万円と前年同四半期に比べ7億53百万円(26.5%)の増加、営業利益は2億62百万円と前年同四半期に比べ17百万円(7.2%)の増加となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、287億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億42百万円増加いたしました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が増加(2億78百万円)、有形固定資産が増加(8億54百万円)したことによるものであります。
負債は、161億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億26百万円増加いたしました。この主な要因は、借入金が減少(3億33百万円)しましたが、支払手形及び買掛金が増加(5億55百万円)したことによるものであります。
純資産は、126億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億15百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加(6億46百万円)したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は55百万円であります。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、ガス関連事業の仕入実績が著しく変動いたしました。
その事情及び内容等については、「(1) 経営成績の分析」をご覧ください。