四半期報告書-第83期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/10 15:08
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善がみられるものの、中国経済をはじめとする新興国の減速懸念や英国のEU離脱問題、米国の政権交代等により先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間の売上高は271億77百万円と前年同四半期に比べ22億82百万円(9.2%)の増収、営業利益は14億71百万円と前年同四半期に比べ2億59百万円(21.4%)の増益、経常利益は15億61百万円と前年同四半期に比べ2億43百万円(18.5%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億12百万円と前年同四半期に比べ1億26百万円(16.0%)の増益となりました。
セグメント別業績の概要は次のとおりであります。
なお、第2四半期連結会計期間より、従来「その他事業」に含まれていた「自動車機器関連事業」について、量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
ガス関連事業
ガス関連事業におきましては、溶解アセチレンは公共工事向けの、酸素は電炉・鉄鋼向けの、窒素は半導体・エレクトロニクス向けの、アルゴンは大型工事の終了に伴い需要が減少し、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の下落の影響を受け売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は128億5百万円と前年同四半期に比べ5億71百万円(4.3%)の減少、営業利益は13億62百万円と前年同四半期に比べ7百万円(0.5%)の減少となりました。
器具器材関連事業
器具器材関連事業におきましては、溶接材料及び溶接切断器具の需要が増加したこと等により売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は79億98百万円と前年同四半期に比べ79百万円(1.0%)の増加、営業利益は1億46百万円と前年同四半期に比べ21百万円(17.6%)の増加となりました。
自動車機器関連事業
自動車機器関連事業におきましては、自動車部品メーカーの設備投資需要が増加したことにより売上高は大幅に増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は51億38百万円と前年同四半期に比べ28億40百万円(123.6%)の増加、営業利益は4億31百万円と前年同四半期に比べ3億22百万円(296.1%)の増加となりました。
その他事業
その他事業におきましては、製氷・冷凍機械等の受注は前年同四半期並みに推移しましたが、完成引渡し時期等の影響により売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は12億34百万円と前年同四半期に比べ65百万円(5.1%)の減少、営業利益は52百万円と前年同四半期に比べ1億円(65.7%)の減少となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、314億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ34億円増加いたしました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が増加(10億79百万円)、電子記録債権が増加(21億94百万円)したこと等によるものであります。
負債は、177億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億26百万円増加いたしました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が増加(8億71百万円)、電子記録債務が増加(16億24百万円)したこと等によるものであります。
純資産は、136億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億73百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加(7億37百万円)したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は42百万円であります。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、自動車機器関連事業の仕入実績及び販売実績、その他事業の仕入実績が著しく変動いたしました。
その事情及び内容等については、「(1) 経営成績の分析」をご覧ください。