四半期報告書-第84期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/09 15:05
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善がみられるものの、米国の政策動向、欧州の政治リスク等により先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況下、当第2四半期連結累計期間の売上高は166億86百万円と前年同四半期に比べ1億55百万円(0.9%)の増収となりましたが、営業利益は7億16百万円と前年同四半期に比べ45百万円(6.0%)の減益、経常利益は7億61百万円と前年同四半期に比べ68百万円(8.3%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億34百万円と前年同四半期に比べ73百万円(14.5%)の減益となりました。
セグメント別業績の概要は次のとおりであります。
ガス関連事業
ガス関連事業におきましては、溶解アセチレンは公共工事向けの、水素は石英加工向けの需要が減少いたしましたが、窒素は半導体・エレクトロニクス向けの需要が増加し、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の上昇に伴う販売価格の値上げ等により売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は84億98百万円と前年同四半期に比べ4億66百万円(5.8%)増加いたしましたが、営業利益は多賀城工場の大規模定期修理に加え販売費の増加により6億80百万円と前年同四半期に比べ1億50百万円(18.1%)の減少となりました。
器具器材関連事業
器具器材関連事業におきましては、溶接切断器具及び溶接材料の需要が増加したことにより売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は53億9百万円と前年同四半期に比べ2億74百万円(5.4%)増加、営業利益は1億9百万円と前年同四半期に比べ30百万円(37.8%)の増加となりました。
自動車機器関連事業
自動車機器関連事業におきましては、自動車部品メーカーの設備投資需要が一巡したことにより売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は19億51百万円と前年同四半期に比べ4億66百万円(19.3%)減少、営業利益は1億12百万円と前年同四半期に比べ31百万円(21.9%)の減少となりました。
その他事業
その他事業におきましては、製氷・冷凍機械等の受注が減少したこと等により売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は9億27百万円と前年同四半期に比べ1億18百万円(11.3%)減少いたしましたが、利益率の改善に努めた結果、営業利益は1億77百万円と前年同四半期に比べ1億13百万円(175.8%)の増加となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、297億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億55百万円減少いたしました。この主な要因は、現金及び預金が増加(11億9百万円)いたしましたが、電子記録債権が減少(21億86百万円)したこと等によるものであります。
負債は、152億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億98百万円減少いたしました。この主な要因は、電子記録債務が減少(8億83百万円)したこと及び借入金が減少(5億21百万円)したこと等によるものであります。
純資産は、144億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億43百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加(2億24百万円)したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、60億48百万円となり、前連結会計年度末より11億9百万円(22.5%)増加いたしました。
なお、当第2四半期連結累計期間に係る各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果得られた資金は、20億83百万円となりました。仕入債務が減少いたしましたが、債権回収に伴う売上債権が減少したこと等により前年同四半期に比べ9億65百万円(86.4%)増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は、1億82百万円となりました。有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により前年同四半期に比べ3億4百万円(62.6%)減少しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は、7億91百万円となりました。借入れによる収入が減少したこと等により前年同四半期に比べ5億85百万円(285.5%)増加しております。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は22百万円であります。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、ガス関連事業及びその他事業の生産実績、自動車機器関連事業の仕入実績が著しく変動いたしました。
その事情及び内容等については、「(1) 業績の状況」をご覧ください。