四半期報告書-第194期第3四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、前連結会計年度末よりIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しており、前第3四半期連結累計期間の数値もIFRSベースに組み替えて比較・分析しております。
(1) 業績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、円高の影響があった一方、豪州塗料メーカーDuluxGroup Limited及びトルコ塗料メーカーBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiを子会社化したことにより、連結売上収益は4,951億19百万円(前年同期比4.3%増)となりました。連結営業利益は、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから664億79百万円(前年同期比0.5%減)となりました。連結税引前四半期利益は659億28百万円(前年同期比3.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は326億97百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして「オセアニア」を追加しております。
≪日本≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が前年同期を上回ったことに加えて、高意匠・高付加価値塗料の出荷が好調に推移したことなどから、前年同期を上回りました。工業用塗料の売上収益については、前年に発生した自然災害からの復旧に伴い需要が増加したことなどから、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、市況が堅調に推移するなか、リテール領域での拡販に努めたことなどから前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は1,365億1百万円(前年同期比2.2%増)となりました。また、連結営業利益は原材料価格の上昇に加えて、2019年4月に公表した企業買収に関連し株式取得関連費用を計上したことなどから328億16百万円(前年同期比8.8%減)となりました。この連結営業利益には海外グループ会社からの受取配当金135億85百万円(前年同期は140億12百万円)が含まれております。なお、この受取配当金は内部取引であるため、セグメント間取引消去その他の調整額として全額消去されます。
≪アジア≫
当地域では、自動車生産台数が中国及びインド、タイで前年同期を下回ったことから、自動車用塗料の売上収益は前年同期を大きく下回りました。アジアの主力事業である汎用塗料の売上収益については、シンガポールなどにおいて市況が低調に推移した一方で、中国において主力である住宅内装用塗料の販売促進活動に注力したことや、建築外装用塗料の売上が好調に推移したことから、前年同期を上回りました。
これらに加えて円高の影響があり、当地域セグメントの連結売上収益は2,710億63百万円(前年同期比1.1%減)、連結営業利益は原材料価格が下落した一方で、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから400億28百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
≪オセアニア≫
当地域では、2019年9月からのDuluxGroup Limitedの損益を当社グループの連結業績に反映しております。汎用塗料事業及び塗料周辺事業については、豪州の新築住宅市場が軟調に推移するなか、販促活動やシェア増加により、堅調に推移しました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は131億48百万円、連結営業利益は28億97百万円となりました。
≪米州≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて自動車生産台数が低調に推移したことなどから前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益については、高付加価値商品の拡販や店舗数の拡大により前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は569億11百万円(前年同期比0.4%増)、連結営業利益は人員増などにより販管費が増加したため39億74百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
≪その他≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益について、域内の自動車生産台数が低調に推移したことに加えて円高の影響があり、前年同期を下回りました。また、2019年7月からのBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの損益を当社グループの連結業績に反映しており、同社の業績は堅調に推移しました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は174億93百万円(前年同期比70.1%増)、連結営業利益は3億52百万円(前年同期比936.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末と比較して4,635億33百万円増加し、1兆4,175億22百万円となりました。流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して618億45百万円増加しておりますが、主な要因は、現金及び現金同等物が減少した一方で、営業債権及びその他の債権が増加したことなどによるものです。また、非流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して4,016億87百万円増加しております。主な要因は、IFRS第16号の適用に伴う有形固定資産の増加やDuluxGroup Limited及びBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの買収により、有形固定資産や無形資産が増加したことなどによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して4,588億77百万円増加し、7,652億47百万円となりましたが、主な要因は、DuluxGroup Limited及びBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの買収に伴う借入金の増加などによるものです。
資本につきましては、前連結会計年度末と比較して46億56百万円増加し、6,522億74百万円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が減少した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上により利益剰余金が増加したことなどによるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の54.5%から37.1%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当期は営業活動により587億93百万円の収入、投資活動により3,351億67百万円の支出、財務活動により2,740億52百万円の収入があり、結果として現金及び現金同等物(以下「資金」という)は1,249億41百万円となり、前連結会計年度末と比較して46億92百万円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、587億93百万円(前年同期比158億33百万円増)となりました。主な要因は、税引前利益に減価償却費及び償却費等の非資金支出費用等を加味したキャッシュ・フロー収入(運転資本の増減を除く)が902億36百万円あった一方で、運転資本の増加による資金の減少144億52百万円、法人税等の支払いなど169億90百万円あったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による支出は、3,351億67百万円(前年同期比3,319億70百万円増)となりました。主な要因は、子会社株式の取得による3,186億55百万円の支出、有形固定資産の取得による151億15百万円の支出があったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による収入は、2,740億52百万円(前年同四半期は241億81百万円の支出)となりました。主な要因は、短期借入金の増加による3,150億96百万円の収入、長期借入金の返済による212億円の支出、配当金の支払いによる156億59百万円の支出があったことなどによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は130億89百万円であります。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、DuluxGroup Limited及びその子会社を連結子会社としたことに伴い、「オセアニア」セグメントの従業員数は3,668名となりました。また、Betek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketi及びその子会社を連結子会社としたことなどに伴い、「その他」セグメントの従業員数は1,521名増加し、1,921名となりました。
(1) 業績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、円高の影響があった一方、豪州塗料メーカーDuluxGroup Limited及びトルコ塗料メーカーBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiを子会社化したことにより、連結売上収益は4,951億19百万円(前年同期比4.3%増)となりました。連結営業利益は、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから664億79百万円(前年同期比0.5%減)となりました。連結税引前四半期利益は659億28百万円(前年同期比3.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は326億97百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントとして「オセアニア」を追加しております。
≪日本≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が前年同期を上回ったことに加えて、高意匠・高付加価値塗料の出荷が好調に推移したことなどから、前年同期を上回りました。工業用塗料の売上収益については、前年に発生した自然災害からの復旧に伴い需要が増加したことなどから、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、市況が堅調に推移するなか、リテール領域での拡販に努めたことなどから前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は1,365億1百万円(前年同期比2.2%増)となりました。また、連結営業利益は原材料価格の上昇に加えて、2019年4月に公表した企業買収に関連し株式取得関連費用を計上したことなどから328億16百万円(前年同期比8.8%減)となりました。この連結営業利益には海外グループ会社からの受取配当金135億85百万円(前年同期は140億12百万円)が含まれております。なお、この受取配当金は内部取引であるため、セグメント間取引消去その他の調整額として全額消去されます。
≪アジア≫
当地域では、自動車生産台数が中国及びインド、タイで前年同期を下回ったことから、自動車用塗料の売上収益は前年同期を大きく下回りました。アジアの主力事業である汎用塗料の売上収益については、シンガポールなどにおいて市況が低調に推移した一方で、中国において主力である住宅内装用塗料の販売促進活動に注力したことや、建築外装用塗料の売上が好調に推移したことから、前年同期を上回りました。
これらに加えて円高の影響があり、当地域セグメントの連結売上収益は2,710億63百万円(前年同期比1.1%減)、連結営業利益は原材料価格が下落した一方で、前年同期に中国で環境規制に伴う工場退去の補助金収入などがあったことから400億28百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
≪オセアニア≫
当地域では、2019年9月からのDuluxGroup Limitedの損益を当社グループの連結業績に反映しております。汎用塗料事業及び塗料周辺事業については、豪州の新築住宅市場が軟調に推移するなか、販促活動やシェア増加により、堅調に推移しました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は131億48百万円、連結営業利益は28億97百万円となりました。
≪米州≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて自動車生産台数が低調に推移したことなどから前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益については、高付加価値商品の拡販や店舗数の拡大により前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は569億11百万円(前年同期比0.4%増)、連結営業利益は人員増などにより販管費が増加したため39億74百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
≪その他≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益について、域内の自動車生産台数が低調に推移したことに加えて円高の影響があり、前年同期を下回りました。また、2019年7月からのBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの損益を当社グループの連結業績に反映しており、同社の業績は堅調に推移しました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は174億93百万円(前年同期比70.1%増)、連結営業利益は3億52百万円(前年同期比936.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末と比較して4,635億33百万円増加し、1兆4,175億22百万円となりました。流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して618億45百万円増加しておりますが、主な要因は、現金及び現金同等物が減少した一方で、営業債権及びその他の債権が増加したことなどによるものです。また、非流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して4,016億87百万円増加しております。主な要因は、IFRS第16号の適用に伴う有形固定資産の増加やDuluxGroup Limited及びBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの買収により、有形固定資産や無形資産が増加したことなどによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して4,588億77百万円増加し、7,652億47百万円となりましたが、主な要因は、DuluxGroup Limited及びBetek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketiの買収に伴う借入金の増加などによるものです。
資本につきましては、前連結会計年度末と比較して46億56百万円増加し、6,522億74百万円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が減少した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上により利益剰余金が増加したことなどによるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の54.5%から37.1%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当期は営業活動により587億93百万円の収入、投資活動により3,351億67百万円の支出、財務活動により2,740億52百万円の収入があり、結果として現金及び現金同等物(以下「資金」という)は1,249億41百万円となり、前連結会計年度末と比較して46億92百万円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、587億93百万円(前年同期比158億33百万円増)となりました。主な要因は、税引前利益に減価償却費及び償却費等の非資金支出費用等を加味したキャッシュ・フロー収入(運転資本の増減を除く)が902億36百万円あった一方で、運転資本の増加による資金の減少144億52百万円、法人税等の支払いなど169億90百万円あったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による支出は、3,351億67百万円(前年同期比3,319億70百万円増)となりました。主な要因は、子会社株式の取得による3,186億55百万円の支出、有形固定資産の取得による151億15百万円の支出があったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による収入は、2,740億52百万円(前年同四半期は241億81百万円の支出)となりました。主な要因は、短期借入金の増加による3,150億96百万円の収入、長期借入金の返済による212億円の支出、配当金の支払いによる156億59百万円の支出があったことなどによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は130億89百万円であります。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、DuluxGroup Limited及びその子会社を連結子会社としたことに伴い、「オセアニア」セグメントの従業員数は3,668名となりました。また、Betek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketi及びその子会社を連結子会社としたことなどに伴い、「その他」セグメントの従業員数は1,521名増加し、1,921名となりました。