半期報告書-第130期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2025/11/14 16:09
【資料】
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【項目】
23項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの当中間連結会計期間における連結売上高は、バイオCDMO、半導体材料、ビジネスソリューション、イメージング等を中心に売上を伸ばし、1,572,363百万円(前年同期比3.8%増)となりました。営業利益は、158,486百万円(前年同期比16.9%増)となりました。税金等調整前中間純利益は、161,914百万円(前年同期比15.3%増)、当社株主帰属中間純利益は120,232百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
当中間連結会計期間末では、総資産は有形固定資産の増加等により283,884百万円増加し、5,533,792百万円(前年度末比5.4%増)となりました。負債は社債及び長期借入金の増加等により141,850百万円増加し、2,039,076百万円(前年度末比7.5%増)となりました。純資産は当社株主帰属中間純利益の計上等により142,034百万円増加し、3,494,716百万円(前年度末比4.2%増)となりました。
事業セグメント別の業績は次のとおりであります。
(事業セグメント別の連結売上高)
セグメント前中間
連結会計期間
(百万円)
当中間
連結会計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
ヘルスケア484,244499,18514,9413.1
エレクトロニクス205,630209,4663,8361.9
ビジネスイノベーション567,677572,1874,5100.8
イメージング257,198291,52534,32713.3
連結合計1,514,7491,572,36357,6143.8

(事業セグメント別の営業利益)
セグメント前中間
連結会計期間
(百万円)
当中間
連結会計期間
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
ヘルスケア23,03523,6816462.8
エレクトロニクス38,77841,9723,1948.2
ビジネスイノベーション25,27631,3646,08824.1
イメージング66,18780,39214,20521.5
全社費用等△17,672△18,923△1,251-
連結合計135,604158,48622,88216.9

※当中間連結会計期間より、AF(アドバンストファンクショナル)材料事業に含まれていたケミカル試薬をエレクトロニクスセグメントからヘルスケアセグメントへ移管しております。前中間連結会計期間のセグメント情報は、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。
① ヘルスケア部門
本部門の連結売上高は、499,185百万円(前年同期比3.1%増)となりました。営業利益は、23,681百万円(前年同期比2.8%増)となりました。
メディカルシステム事業では、日本・米国・欧州をはじめとする主要市場で販売が好調に推移した内視鏡や、医用画像情報システム(PACS)「SYNAPSE」を中心としたシステム・サービス販売が日本・米国・中東等で好調に推移した医療ITの他、血液生化学検査「富士ドライケム」機器・材料の販売が堅調に推移した体外診断(IVD)等で売上が伸長するも、中国における医療材料の需要減や為替円高影響等により、事業全体では売上が減少しました。2025年8月には、手軽に持ち運べる携帯型X線撮影装置の新モデルの開発を発表しました。AI技術を活用して開発した、撮影時に患者のポジショニングを支援する機能により、在宅医療のほか、山間部・離島等幅広いシーンにおいて簡便なX線検査をサポートします。
バイオCDMO事業では、前年度に稼働開始したデンマーク拠点の大型製造設備による売上寄与、及び前年同期に稼働調整を実施していたテキサス拠点の中小型製造設備における稼働回復等により、売上が増加しました。2025年9月には、米国ノースカロライナ州に新規の大型製造工場を開設しました。2025年中に、米国新拠点の第一次投資設備である20,000リットル動物細胞培養タンク8基の稼働を開始し、急速に拡大する抗体医薬品の製造委託ニーズに対応することで、事業成長を一段と加速していきます。
LS(ライフサイエンス)ソリューション事業*1では、ライフサイエンス事業における市況回復に伴う培地・試薬の販売伸長や、医薬品事業におけるCOVID-19国産ワクチンの治験薬受託製造の増加等により、売上が増加しました。
*1 ライフサイエンス事業・医薬品事業・コンシューマーヘルスケア事業・CRO事業から構成
② エレクトロニクス部門
本部門の連結売上高は、209,466百万円(前年同期比1.9%増)となりました。営業利益は、41,972百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
半導体材料事業では、世界トップシェアの銅配線用CMPスラリー等が、生成AI用先端半導体向けを中心に伸長し、売上が増加しました。また、先端パッケージング市場の拡大に伴い、ポリイミドに対する顧客からの引き合いが増加しました。2025年7月には、環境配慮型の先端半導体向け材料として、PFAS*2を一切使わないネガ型ArF液浸レジストを発表しました。また、2025年9月には、前工程向け銅配線用CMPスラリーを、先端パッケージング向けに進化させた新製品の販売を開始しました。本製品はAI半導体の性能向上の鍵を握る製造技術ハイブリッドボンディング*3に使用され、大手半導体デバイスメーカーに採用されています。
AF材料事業は、新規ディスプレイ材料の採用が進んだ一方で、OLED向け反射防止材料やデータテープの販売減少等により、事業全体では売上が減少しました。
*2 PFASとは、ペルフルオロアルキル化合物、ポリフルオロアルキル化合物及びこれらの塩類の総称。具体的には、OECD(経済協力開発機構)が2021年に公表した“Reconciling Terminology of the Universe of Per- and Polyfluoroalkyl Substances: Recommendations and Practical Guidance”で示す化合物のことを指す。
*3 半導体の先端パッケージング技術の一つであり、主にチップ同士、又はウエハー同士を直接接合するための高度な接続技術を指す。
③ ビジネスイノベーション部門
本部門の連結売上高は、572,187百万円(前年同期比0.8%増)となりました。営業利益は、31,364百万円(前年同期比24.1%増)となりました。
ビジネスソリューション事業では、国内におけるWindows10サポート終了に伴う買い替え需要を梃子にしたDX関連ソリューションや自治体向けサービスの販売伸長等により、売上が増加しました。
オフィスソリューション事業では、中国の景気減速や低採算機種の販売終了を背景としたアジア・パシフィック地域における販売減少等により、売上が減少しました。2025年7月にはアジア・パシフィック地域における資源循環の取組みを強化するため、フィリピン・ラグナ州に再生機の製造拠点「Circular Manufacturing Center」開設を発表しました。
グラフィックコミュニケーション事業では、デジタルプリンターの欧米向け販売が増加するも、アナログ印刷分野における刷版材料の欧米向けの販売減少や製版材料の低採算品の販売終了等により、売上が減少しました。
④ イメージング部門
本部門の連結売上高は、291,525百万円(前年同期比13.3%増)となりました。営業利益は、80,392百万円(前年同期比21.5%増)となりました。
コンシューマーイメージング事業では、累計販売台数1億台を突破したインスタントフォトシステム「instax」の伸長により、売上が増加しました。主力機種である「instax mini 12」や「instax mini Evo」等に加え、前年度に発売した「instax WIDE 400」、「instax Link 3」、「instax WIDE Evo」等の多彩な製品や、2025年4月に発売したクラシックデザインのエントリーモデル「instax mini 41」が幅広いユーザーから人気を集める等、販売が引き続き好調に推移しています。また、生産設備増強によるフィルムの供給量拡大も売上の増加に寄与しました。今後も、撮影したその場でプリントを楽しめる「instax」の魅力を広げるとともに、写真の価値と楽しさを伝えていきます。
プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売伸長により、売上が増加しました。前年度に発売した機種に加え、当年度第1四半期に発売した「FUJIFILM GFX100RF」、「X half(製品名:FUJIFILM X-HF1)」、及び2025年8月に発売した新製品「FUJIFILM X-E5」等の販売が好調に推移しています。今後も「GFX シリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「X シリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現することに加えて、「FUJIFILM GFX100RF」や「X half」のような新しいコンセプトのカメラを生み出すことで、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。
(2) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」と記載します。)は、前連結会計年度末より11,233百万円減少し、当中間連結会計期間末においては160,878百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は199,147百万円となり、前中間連結会計期間と比較して5,811百万円減少(前年同期比2.8%減)しておりますが、これは受取債権の減少額が減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は268,400百万円となり、前中間連結会計期間と比較して6,200百万円減少(前年同期比2.3%減)しておりますが、これは投資有価証券の売却及び満期償還による収入や事業の売却による収入が増加したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は60,369百万円となり、前中間連結会計期間と比較して21,231百万円減少(前年同期比26.0%減)しておりますが、これは長期債務による調達額が減少したこと等によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、77,305百万円(前年同期比4.1%減)であります。
なお、当中間連結会計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員の状況
① 連結会社の状況
当中間連結会計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当中間連結会計期間において、提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(7) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当中間連結会計期間にヘルスケア セグメントの設備投資計画の金額を次のとおり変更しております。
なお、設備投資計画に伴う所要資金は、自己資金、社債発行資金、借入金等により賄う予定であります。
セグメントの名称当連結会計年度設備等の主な内容・目的
計画金額(百万円)
ヘルスケア364,000生産能力の増強、製造設備合理化・省力化・環境保全

(注)労務費・資材費高騰等により、バイオCDMOの設備投資計画の金額を変更しております。
(8) 重要な会計上の見積り
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ④重要な会計上の見積り」の記載について重要な変更はありません。

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