四半期報告書-第65期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/10 9:25
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第3四半期会計期間末における総資産は前事業年度末比3,723百万円増加し、29,983百万円となりました。
その主な要因は、売掛金が537百万円、有形固定資産が3,295百万円増加した一方、グループ預け金が700百万円減少したことによるものであります。
負債は、前事業年度末比4,182百万円増加の17,412百万円となりました。
その主な要因は、仕入債務が1,124百万円、長期借入金が6,350百万円増加した一方、設備関係電子記録債務が2,858百万円減少したことによるものであります。
純資産は、四半期純損失を計上したこと等により前事業年度末比459百万円減少の12,570百万円となり、自己資本比率は41.9%となりました。
②経営成績の状況
当第3四半期累計期間における二次電池業界は、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中ではあるものの世界的な環境規制の厳格化から温暖化ガス排出のゼロを目指し、各国が競って政策を打ち出すなど脱炭素社会の進展が見られております。こうした状況下、欧州ではEVの販売が急伸するなど環境対応車(新エネルギー車)の本格的な普及期が到来し、その流れが加速しております。一方で次世代電池の技術開発や鉱物資源の安定調達など官民挙げての競争が激化しており、独自のサプライチェーン構築の動きが活発化しております。
このような市場環境の下、当社といたしましては、中長期的にはさらに伸長すると予測されている環境対応車用途の需要に対応するため、前々事業年度から当事業年度にかけてリチウムイオン及びニッケル水素電池向け製品の増産体制を構築すべく、インフラを含めた設備増強投資や組織人員体制の強化を図ってきております。
足下の業績をみると、世界的なコロナ禍の影響を受け、二次電池を搭載した車載用途、民生用途ともに最終製品の需要減少や顧客の生産工場の操業停止といった事態を招いた結果、期初想定より販売は減少、生産調整を余儀なくされましたが、当第3四半期後半より緩やかながらも需要は回復基調にあります。また、第2四半期間において、Northvolt社との前駆体製造技術支援契約に基づくライセンス及び技術支援の進捗に応じた売上高10億円を計上しております。一方でコスト面をみると、中期的な増産に向けた設備投資や組織人員体制の強化に伴い主に減価償却費や労務費が増加しており、業績採算面では依然として厳しい状況が続いております。
今後の先行きについては、新型コロナウイルス感染症の収束時期を含め同感染症が経済社会へ与える影響を予測することは困難ですが、マクロ経済は短期的に下振れするものと考えられます。こうした中、当社が属する二次電池業界においては、世界各国で厳格化が加速しつつある環境規制への対応が急務であることや、各国の経済復興策によりEV普及が後押しされているといった背景から、電池需要の落ち込みは一時的で、2021年以降は再び成長基調に回帰するものと仮定しております。
以上の結果、売上高15,777百万円(前年同四半期比1.9%増)、営業損失77百万円(前年同四半期は営業損失763百万円)、経常損失148百万円(前年同四半期は経常損失787百万円)、四半期純損失は462百万円(前年同四半期は四半期純損失913百万円)となりました。
主要な製品用途別の販売数量の概況は以下のとおりです。なお、当社は二次電池事業の単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておりません。
「リチウムイオン電池向け製品」
前年同四半期比で6.6%の増加となりました。用途別の増減は次のとおりです。
・車載用途は、コロナ禍の影響で販売減少があったものの、前年同四半期に一時的に減少していた主要顧客への販売が回復したことから、前年同四半期比で22.7%の増加となりました。
・民生用途は、コロナ禍の影響で最終製品の需要減少や顧客の生産工場の操業停止の影響により前年同四半期比で12.2%の減少となりました。
「ニッケル水素電池向け製品」
前年同四半期比で7.4%の増加となりました。用途別の増減は次のとおりです。
・車載用途は、コロナ禍の影響によるHV車需要の減少を背景に主要顧客からの受注減少で推移しておりましたが、当第3四半期にかけて需要が回復してきたことから、前年同四半期比で11.3%の増加となりました。
・民生用途は、市場縮小から数量自体が少量ですが、前年同四半期比で34.0%の減少となりました。
(ご参考)
(ニッケル国際相場:円換算) (単位:円/kg)
4~6月平均7~9月平均10~12月平均1~3月平均
2021年3月期1,3241,5251,681-
2020年3月期1,3601,6911,6861,400

(コバルト国際相場:円換算) (単位:円/kg)
4~6月平均7~9月平均10~12月平均1~3月平均
2021年3月期3,6593,5273,663-
2020年3月期4,0283,7294,1864,199

※ ニッケル LME(ロンドン金属取引所)月次平均×TTS月次平均
コバルト LMB(ロンドン発行メタルブリテン誌)月次平均×TTS月次平均
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は485百万円(売上高比3.1%)となっております。(四半期損益計算書上は試作品売却収入65百万円を控除した420百万円を計上しております。)
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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