四半期報告書-第62期第2四半期(令和1年6月1日-令和1年8月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態および経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国向けを中心とした輸出の減少を背景に、企業の生産活動は弱含みで推移しました。世界経済では、米中貿易摩擦の激化が中国経済成長の鈍化を招き、世界の経済に様々な影響を及ぼしています。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は13,546百万円(前年同期比4.6%減)となりました。利益面では海外における特殊潤滑油およびホットメルト接着剤の売上減、原材料価格の上昇およびハードディスク表面潤滑剤の売上減少等により営業利益は648百万円(前年同期比44.1%減)、経常利益は733百万円(前年同期比42.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は341百万円(前年同期比56.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
①日本
(特殊潤滑油)
自動車部品輸出減少に起因するダイカスト業界の稼働率低下の影響を受け、ダイカスト用油剤の国内出荷数量は減少しましたが、少量塗布型離型剤の拡販により増収となりました。また切削油剤についても上記影響等により既存顧客への出荷は減少しましたが、それを上回る新規顧客の獲得が図れたことにより増収となりました。
(合成潤滑油)
高温用潤滑油は、自動車ベアリング用グリース基油用途での出荷が顧客での中国向け輸出の減少により、またハードディスク表面潤滑剤は、ハードディスクドライブ市場の縮小により、共に減収となりました。
(素材)
顧客での生産調整の影響による化粧品用途での流動パラフィンの出荷減少およびスルホネートの輸出減少等により、数量面では前年同期を若干下回った一方で、販売価格の引き上げにより売上は前年同期並みとなりました。
(ホットメルト接着剤)
主力の衛生材用途での売上は前年同期並みに推移しました。粘着用途での売上は既存顧客での増販および新規顧客の獲得により、またフィルター用途での売上はビル空調向けの出荷が好調であったことにより、共に前年同期を上回りました。
以上の結果、当セグメントの売上高は10,322百万円(前年同期比2.5%減)となり、原材料価格の上昇およびハードディスク表面潤滑剤の売上減少等によりセグメント利益は486百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
②中国
自動車生産台数が前年同期比減で推移する中で、ダイカスト用油剤が大幅な減収となりました。ホットメルト接着剤についても、顧客での稼働率低下により衛生材用途での売上が減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は1,442百万円(前年同期比17.2%減)となり、原材料価格の上昇も相まってセグメント利益は61百万円(前年同期比63.7%減)となりました。
③東南/南アジア
特殊潤滑油は、ハードディスクドライブ需要減少による筐体加工用切削油剤の出荷減少および米中貿易摩擦に起因する自動車部品の輸出減少の影響を受け、タイにおける売上は減少しました。ホットメルト接着剤についても、インドネシアからの輸出の減少等により売上は減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は2,195百万円(前年同期比5.4%減)となり、インドネシアルピアの対ドル相場下落等による原価率の上昇およびインド子会社における先行費用の発生により、セグメント利益は81百万円(前年同期比62.5%減)となりました。
④北米
主力のダイカスト用油剤は、SUV・ピックアップトラックへの需要シフトによる一部自動車メーカーでの稼働率低下の影響を受けたことにより減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は368百万円(前年同期比3.3%減)、セグメント損失は9百万円(前年同期は3百万円のセグメント損失)となりました。
財政状態は、次のとおりです。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて75百万円増加し、28,331百万円となりました。これは主に、インド子会社での工場建設により有形固定資産が増加した一方で、償却の進展に伴い無形固定資産が減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて21百万円増加し、10,502百万円となりました。これは主に、借入金が増加した一方で、仕入債務、未払金が減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて54百万円増加し、17,829百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が減少した一方で、利益剰余金および非支配株主持分が増加したことによります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて187百万円増加し、3,118百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは736百万円の収入(前年同期は1,269百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは1,287百万円の支出(前年同期は1,287百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは736百万円の収入(前年同期は24百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の借入れによる収入等によるものです。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、707百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
(新設)
前連結会計年度末に計画中であったMORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITEDのホットメルト接着剤製造設備および潤滑油製造設備の計画につきましては、2019年6月に完了しております。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は国内自動車生産は堅調に推移しているものの、内需の伸び悩みにより力強さに欠け、世界経済においても米中貿易摩擦の激化により下振れリスクが高まっており、とりわけ中国経済の減速は企業業績にも影響を及ぼしております。また中国における環境規制の強化により調達が難しくなってきている原材料も出てきております。主たる需要分野である自動車産業においては中国、アメリカでの生産台数の頭打ちが持続する一方、これまで堅調に推移してきた東南アジア、インド等の新興国においても生産台数は伸び悩みを見せております。
このような事業環境のなか、当社グループは中国、東南アジアにおける特殊潤滑油、ホットメルト接着剤の更なる拡販を図るべく、自動車部品メーカーや紙おむつメーカーの需要に応えるとともに、豊富な人口と今後高い成長により需要拡大の期待されるインドにおいて今年7月に工場を稼働させ、ホットメルト接着剤、特殊潤滑油の需要を獲得してまいります。北米においては、現地人材の活用により、日系企業に加えて、現地企業との取引拡大を図っていきます。
流動パラフィン等の素材事業では原料価格の上昇に対して製品価格の改訂を進めるとともに、製造工程の見直しによるコスト競争力の強化を図ります。
デバイス事業においては、有機EL用封止材やガス・水蒸気透過度測定装置を中国で拡販し事業基盤を固めてまいります。
新製品開発では環境負荷軽減に貢献できる少量塗布型水溶性ダイカスト離型剤により特殊潤滑油部門の増収を図るとともに、需要減に見舞われているハードディスク表面潤滑剤ではデータセンター向けに対応する次世代潤滑剤の開発により売上の拡大に努めます。またOPV(有機薄膜太陽電池)では量産化により販売先の拡大を図り、メディカル材料においても大学等との連携も進めながら、ビジネス化を目指します。
生産面では更なる生産効率の向上、品質の向上、BCPの充実を目指して、赤穂工場、千葉工場、国内外子会社等グループ一体となった生産体制の構築を目指してまいります。
原材料調達では、一部材料の供給が厳しくなる中で、材料の多様化、グローバル調達等により、安定調達とコストダウンを進めてまいります。
また働き方改革への取り組みが求められる中、昨年度「働き方改革宣言」を行い、多様な働き方の導入についての検討を進めておりその一部については試行をスタートするなど、労働生産性の向上と働きやすい職場を実現してまいります。
(1)財政状態および経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国向けを中心とした輸出の減少を背景に、企業の生産活動は弱含みで推移しました。世界経済では、米中貿易摩擦の激化が中国経済成長の鈍化を招き、世界の経済に様々な影響を及ぼしています。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、売上高は13,546百万円(前年同期比4.6%減)となりました。利益面では海外における特殊潤滑油およびホットメルト接着剤の売上減、原材料価格の上昇およびハードディスク表面潤滑剤の売上減少等により営業利益は648百万円(前年同期比44.1%減)、経常利益は733百万円(前年同期比42.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は341百万円(前年同期比56.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
①日本
(特殊潤滑油)
自動車部品輸出減少に起因するダイカスト業界の稼働率低下の影響を受け、ダイカスト用油剤の国内出荷数量は減少しましたが、少量塗布型離型剤の拡販により増収となりました。また切削油剤についても上記影響等により既存顧客への出荷は減少しましたが、それを上回る新規顧客の獲得が図れたことにより増収となりました。
(合成潤滑油)
高温用潤滑油は、自動車ベアリング用グリース基油用途での出荷が顧客での中国向け輸出の減少により、またハードディスク表面潤滑剤は、ハードディスクドライブ市場の縮小により、共に減収となりました。
(素材)
顧客での生産調整の影響による化粧品用途での流動パラフィンの出荷減少およびスルホネートの輸出減少等により、数量面では前年同期を若干下回った一方で、販売価格の引き上げにより売上は前年同期並みとなりました。
(ホットメルト接着剤)
主力の衛生材用途での売上は前年同期並みに推移しました。粘着用途での売上は既存顧客での増販および新規顧客の獲得により、またフィルター用途での売上はビル空調向けの出荷が好調であったことにより、共に前年同期を上回りました。
以上の結果、当セグメントの売上高は10,322百万円(前年同期比2.5%減)となり、原材料価格の上昇およびハードディスク表面潤滑剤の売上減少等によりセグメント利益は486百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
②中国
自動車生産台数が前年同期比減で推移する中で、ダイカスト用油剤が大幅な減収となりました。ホットメルト接着剤についても、顧客での稼働率低下により衛生材用途での売上が減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は1,442百万円(前年同期比17.2%減)となり、原材料価格の上昇も相まってセグメント利益は61百万円(前年同期比63.7%減)となりました。
③東南/南アジア
特殊潤滑油は、ハードディスクドライブ需要減少による筐体加工用切削油剤の出荷減少および米中貿易摩擦に起因する自動車部品の輸出減少の影響を受け、タイにおける売上は減少しました。ホットメルト接着剤についても、インドネシアからの輸出の減少等により売上は減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は2,195百万円(前年同期比5.4%減)となり、インドネシアルピアの対ドル相場下落等による原価率の上昇およびインド子会社における先行費用の発生により、セグメント利益は81百万円(前年同期比62.5%減)となりました。
④北米
主力のダイカスト用油剤は、SUV・ピックアップトラックへの需要シフトによる一部自動車メーカーでの稼働率低下の影響を受けたことにより減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は368百万円(前年同期比3.3%減)、セグメント損失は9百万円(前年同期は3百万円のセグメント損失)となりました。
財政状態は、次のとおりです。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて75百万円増加し、28,331百万円となりました。これは主に、インド子会社での工場建設により有形固定資産が増加した一方で、償却の進展に伴い無形固定資産が減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べて21百万円増加し、10,502百万円となりました。これは主に、借入金が増加した一方で、仕入債務、未払金が減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて54百万円増加し、17,829百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が減少した一方で、利益剰余金および非支配株主持分が増加したことによります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて187百万円増加し、3,118百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは736百万円の収入(前年同期は1,269百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益等によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは1,287百万円の支出(前年同期は1,287百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは736百万円の収入(前年同期は24百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の借入れによる収入等によるものです。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、707百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
(新設)
前連結会計年度末に計画中であったMORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITEDのホットメルト接着剤製造設備および潤滑油製造設備の計画につきましては、2019年6月に完了しております。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因および経営戦略の現状と見通し
わが国経済は国内自動車生産は堅調に推移しているものの、内需の伸び悩みにより力強さに欠け、世界経済においても米中貿易摩擦の激化により下振れリスクが高まっており、とりわけ中国経済の減速は企業業績にも影響を及ぼしております。また中国における環境規制の強化により調達が難しくなってきている原材料も出てきております。主たる需要分野である自動車産業においては中国、アメリカでの生産台数の頭打ちが持続する一方、これまで堅調に推移してきた東南アジア、インド等の新興国においても生産台数は伸び悩みを見せております。
このような事業環境のなか、当社グループは中国、東南アジアにおける特殊潤滑油、ホットメルト接着剤の更なる拡販を図るべく、自動車部品メーカーや紙おむつメーカーの需要に応えるとともに、豊富な人口と今後高い成長により需要拡大の期待されるインドにおいて今年7月に工場を稼働させ、ホットメルト接着剤、特殊潤滑油の需要を獲得してまいります。北米においては、現地人材の活用により、日系企業に加えて、現地企業との取引拡大を図っていきます。
流動パラフィン等の素材事業では原料価格の上昇に対して製品価格の改訂を進めるとともに、製造工程の見直しによるコスト競争力の強化を図ります。
デバイス事業においては、有機EL用封止材やガス・水蒸気透過度測定装置を中国で拡販し事業基盤を固めてまいります。
新製品開発では環境負荷軽減に貢献できる少量塗布型水溶性ダイカスト離型剤により特殊潤滑油部門の増収を図るとともに、需要減に見舞われているハードディスク表面潤滑剤ではデータセンター向けに対応する次世代潤滑剤の開発により売上の拡大に努めます。またOPV(有機薄膜太陽電池)では量産化により販売先の拡大を図り、メディカル材料においても大学等との連携も進めながら、ビジネス化を目指します。
生産面では更なる生産効率の向上、品質の向上、BCPの充実を目指して、赤穂工場、千葉工場、国内外子会社等グループ一体となった生産体制の構築を目指してまいります。
原材料調達では、一部材料の供給が厳しくなる中で、材料の多様化、グローバル調達等により、安定調達とコストダウンを進めてまいります。
また働き方改革への取り組みが求められる中、昨年度「働き方改革宣言」を行い、多様な働き方の導入についての検討を進めておりその一部については試行をスタートするなど、労働生産性の向上と働きやすい職場を実現してまいります。