四半期報告書-第90期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により企業収益の悪化が続くなど、極めて厳しい状況となりました。景気の先行きについても、各種政策の効果等による持ち直しの動きが期待されるものの、感染症拡大による社会経済活動への影響が内外経済を下振れさせるリスクを注視する必要があり、不透明感の長期化が懸念される状況にあります。
当社グループの事業については、金属チタン事業において航空機業界の生産活動低下によりスポンジチタンの需要が大幅に減少するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。
こうした中、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高257億28百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益21億99百万円(同15.6%減)となりました。経常利益は、2019年10月にスポンジチタンの生産を開始したサウジアラビアの合弁会社に係る持分法投資損失の計上等により3億76百万円(前年同期比84.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損益は1億45百万円の損失(前年同期は15億99百万円の利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 金属チタン事業
当第3四半期連結累計期間における金属チタンの販売については、半導体用途向けは堅調であったものの、新型コロナウイルス感染症の影響等により航空機向けが落ち込み、一般工業向けも低調であったことから、全体としては前年同期を大きく下回る水準で推移しました。
スポンジチタンの生産に関しては、需要の減少を受け国内拠点において2020年5月より減産する操業体制としました。
また、原料となるチタン鉱石価格は高止まりが継続しております。
こうした状況のもと、同期間の金属チタン事業は、売上高は123億17百万円(前年同期比44.9%減)、営業利益は96百万円(同90.9%減)となりました。
② 触媒事業
当第3四半期連結累計期間の触媒事業の販売については、主要製品であるプロピレン重合用触媒の市場において、自動車用途向けポリプロピレンの需要に弱さが見られたものの、包装用途・医療用途向けが好調に推移したことなどにより、前年同期並みの水準となりました。
こうした状況のもと、同期間の触媒事業は、売上高は52億54百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は20億68百万円(同4.4%減)となりました。
③ 化学品事業
当第3四半期連結累計期間の化学品事業の販売については、主要製品であるニッケル粉に関して、前半において車載向け等の需要減速の影響を受けましたが、その後の回復に加え通信関連用途需要が立ち上がり、前年同期を上回る水準となりました。
こうした状況のもと、同期間の化学品事業は、売上高は81億55百万円(前年同期比44.2%増)、営業利益は22億7百万円(同84.0%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、売掛債権等の減少はありましたが、たな卸資産の増加等により、前連結会計年度末比48億69百万円増の919億87百万円となりました。
負債の部は、借入金の増加を主因に、前連結会計年度末比59億9百万円増の447億64百万円となりました。
純資産の部は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払い等により、前連結会計年度末比10億39百万円減の472億23百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の55.2%から51.2%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、当第3四半期連結累計期間において、2020年5月に公表した中長期基本方針を踏まえ、2020年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定しました。
セグメント別の課題と施策は、以下の通りです。
・金属チタン事業…中核課題:コロナ禍からの早期回復と収益力の抜本的改善
・触媒事業…中核課題:更なる事業拡大の追求、市場の伸びを上回る成長の実現
・化学品事業…中核課題:更なる事業拡大の追求、市場の伸びを上回る成長の実現
・新規事業、技術開発
当社グループは、かかる課題に取り組み、もって持続的な成長と企業価値の向上を実現して参ります。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12億91百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により企業収益の悪化が続くなど、極めて厳しい状況となりました。景気の先行きについても、各種政策の効果等による持ち直しの動きが期待されるものの、感染症拡大による社会経済活動への影響が内外経済を下振れさせるリスクを注視する必要があり、不透明感の長期化が懸念される状況にあります。
当社グループの事業については、金属チタン事業において航空機業界の生産活動低下によりスポンジチタンの需要が大幅に減少するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。
こうした中、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高257億28百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益21億99百万円(同15.6%減)となりました。経常利益は、2019年10月にスポンジチタンの生産を開始したサウジアラビアの合弁会社に係る持分法投資損失の計上等により3億76百万円(前年同期比84.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損益は1億45百万円の損失(前年同期は15億99百万円の利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 金属チタン事業
当第3四半期連結累計期間における金属チタンの販売については、半導体用途向けは堅調であったものの、新型コロナウイルス感染症の影響等により航空機向けが落ち込み、一般工業向けも低調であったことから、全体としては前年同期を大きく下回る水準で推移しました。
スポンジチタンの生産に関しては、需要の減少を受け国内拠点において2020年5月より減産する操業体制としました。
また、原料となるチタン鉱石価格は高止まりが継続しております。
こうした状況のもと、同期間の金属チタン事業は、売上高は123億17百万円(前年同期比44.9%減)、営業利益は96百万円(同90.9%減)となりました。
② 触媒事業
当第3四半期連結累計期間の触媒事業の販売については、主要製品であるプロピレン重合用触媒の市場において、自動車用途向けポリプロピレンの需要に弱さが見られたものの、包装用途・医療用途向けが好調に推移したことなどにより、前年同期並みの水準となりました。
こうした状況のもと、同期間の触媒事業は、売上高は52億54百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は20億68百万円(同4.4%減)となりました。
③ 化学品事業
当第3四半期連結累計期間の化学品事業の販売については、主要製品であるニッケル粉に関して、前半において車載向け等の需要減速の影響を受けましたが、その後の回復に加え通信関連用途需要が立ち上がり、前年同期を上回る水準となりました。
こうした状況のもと、同期間の化学品事業は、売上高は81億55百万円(前年同期比44.2%増)、営業利益は22億7百万円(同84.0%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、売掛債権等の減少はありましたが、たな卸資産の増加等により、前連結会計年度末比48億69百万円増の919億87百万円となりました。
負債の部は、借入金の増加を主因に、前連結会計年度末比59億9百万円増の447億64百万円となりました。
純資産の部は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や配当金の支払い等により、前連結会計年度末比10億39百万円減の472億23百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の55.2%から51.2%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、当第3四半期連結累計期間において、2020年5月に公表した中長期基本方針を踏まえ、2020年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定しました。
セグメント別の課題と施策は、以下の通りです。
・金属チタン事業…中核課題:コロナ禍からの早期回復と収益力の抜本的改善
| 個別課題 | 施策 |
| コスト競争力強化 | ・AI、IoT活用による生産コスト低減 ・低品位鉱石使いこなし技術開発の促進 |
| 販路拡大による収支改善 | ・主要顧客とのアライアンス強化による販売数量確保 ・中国市場等、新規顧客開拓 ・高純度金属事業の強化・拡大 |
| 溶解事業の全体最適化 | ・各拠点での生産体制見直し ・海外顧客ニーズに合わせたインゴットの供給体制構築 |
| サウジアラビア合弁会社の早期収益化 | ・稼働率の早期引き上げ ・生産性改善によるコスト削減 |
・触媒事業…中核課題:更なる事業拡大の追求、市場の伸びを上回る成長の実現
| 個別課題 | 施策 |
| ポリプロピレン需要増への対応 | ・既存設備での増産対応、新工場建設後の垂直立ち上げ |
| 顧客ニーズへの対応 | ・製品改良・新製品の商業化 ・高付加価値触媒、環境対応型触媒の開発促進 |
・化学品事業…中核課題:更なる事業拡大の追求、市場の伸びを上回る成長の実現
| 個別課題 | 施策 |
| 拡販に向けた取り組み | ・ニッケル粉新工場建設の着実な実行と早期戦力化 ・主要顧客との関係深化、新規顧客へのアプローチ |
| 生産能力確保 | ・次期増強に向けた具体案と既存工場改修の検討 |
・新規事業、技術開発
| 個別課題 | 施策 |
| 次世代の発展に向けた礎作り | ・当社開発案件の評価・棚卸 ・JX金属(株)との共同開発案件推進 ・M&A、スタートアップ企業等への出資検討 |
| 技術力を背景としたさらなる変革と 創造の実践 | ・高度IT技術導入加速 ・衛生志向社会対応市場の捕捉(新型コロナ感染症対応) |
当社グループは、かかる課題に取り組み、もって持続的な成長と企業価値の向上を実現して参ります。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12億91百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。