有価証券報告書-第92期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスによる深刻なダメージからの回復過程にありましたが、本年1月に再発令された緊急事態宣言により消費が落ち込み、また変異ウイルスの感染拡大などにより、内需の回復にブレーキとなっている懸念がある状況で推移いたしました。
橋梁・鉄骨業界におきましては、橋梁は工事の総発注量は前連結会計年度を上回りましたが、新設工事の発注量が減少し、保全補修工事の発注量が増加傾向にあります。新設工事から保全補修工事への発注が加速するなか、特に新設工事については熾烈な受注競争が続いております。一方、鉄骨は首都圏を中心に多数の再開発計画があるものの、発注の端境期が長引き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにもより発注量は前連結会計年度を下回っております。今後も、新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる発注時期の遅延、変更などが懸念されます。
このような厳しい事業環境のなか、鋭意受注活動に注力した結果、当連結会計年度の受注高は昨年4月1日付で連結子会社となったKHファシリテック株式会社の期首の手持ち工事残高を加えたことなどにより総額338億3千7百万円(前期比16.6%増)となりました。売上高はKHファシリテック株式会社の売上高を加算したものの、総額302億9千3百万円(同14.6%減)にとどまりました。
損益につきましては、大型橋梁工事の追加変更獲得などにより、営業利益4億5千6百万円(同719.9%増)となり、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業外収入があったことなどにより、それぞれ8億2千5百万円(同200.6%増)、7億7千6百万円(前期は3億1千7百万円の損失)を確保いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
― 橋梁事業 ―
当連結会計年度の受注高は、国土交通省中国地方整備局・令和2年度東広島バイパス海田西ランプ橋鋼上部他工事、宜野湾市・西普天間橋梁上部工工事他の工事で140億1千9百万円(前期比13.5%増)となりました。
売上高は、国土交通省中部地方整備局・平成31年度42号小日向谷川橋鋼上部工事、山形県・令和元年度(債務負担行為工事)道路改築事業(防災安全)主要地方道真室川鮭川線栗谷沢橋橋梁上部工工事(桁製作・架設)他の工事で131億6千7百万円(同14.4%減)となり、これにより受注残高は162億2百万円(同5.6%増)となっております。
― 鉄骨事業 ―
当連結会計年度の受注高は、虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事、(仮称)品川駅北周辺地区開発計画4街区(北棟)他の工事にKHファシリテック株式会社の期首の手持ち工事残高を加え192億9千7百万円(前期比18.4%増)となりました。
売上高は、大型再開発工事の進行基準工事の売上などで157億8千万円(同18.2%減)となり、これにより受注残高は183億5千5百万円(同23.7%増)となっております。
― インフラ環境事業 ―
風力発電等による環境事業、インフラを中心とした海外事業における当連結会計年度の受注高は、5億2千万円(前期比45.6%増)、売上高は8億1千5百万円(同257.2%増)となり、これにより受注残高は1千8百万円(同94.2%減)となっております
― 不動産事業 ―
当社グループは、大阪市西淀川区にある大阪事業所の未利用地部分等について賃貸による不動産事業を行っており、当連結会計年度における不動産事業の売上高は4億6百万円(前期比0.0%増)となっております。
― そ の 他 ―
当社グループは、その他の事業として印刷事業等を行っており、当連結会計年度におけるその他の売上高は、1億2千3百万円(前期比15.4%減)となっております。
当連結会計年度末における総資産は499億4千4百万円(前連結会計年度末比8億5百万円減少)となりました。
資産の部では、受取手形・完成工事未収入金が29億1千4百万円減少したことなどにより流動資産は287億3千2百万円(同41億5千9百万円減少)となりました。固定資産は212億1千1百万円(同33億5千4百万円増加)となりました。
負債の部では、支払手形・工事未払金が12億2千9百万円減少したことなどにより流動負債は117億9千6百万円(同34億1千6百万円減少)となりました。固定負債は101億6百万円(同11億7千万円増加)となり、負債合計は219億3百万円(同22億4千5百万円減少)となりました。
純資産の部では、その他有価証券評価差額金が7億9千5百万円増加したことなどにより純資産は280億4千万円(同14億4千万円増加)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ2億9千万円増加し89億2千7百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は34億9千1百万円(前連結会計年度22億8千万円の支出)となりました。仕入債務の減少22億5千8百万円があったものの売上債権の減少53億9千6百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は25億1千6百万円(前連結会計年度4億2千6百万円の支出)となりました。これは連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出18億7千6百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は6億8千6百万円(前連結会計年度5億2千1百万円の支出)となりました。これは社債発行による収入19億6千5百万円があったものの、社債償還による支出22億6千万円があったことなどによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
(注) 上記生産高は請負契約高に生産進捗率を乗じて算出しております。
b. 受注高及び受注残高
c. 販売実績
(注) 1.上記の当連結会計年度鉄骨事業には、2020年4月1日付で連結子会社となったKHファシリテック株式会社の金額を加えております。
2.売上高に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度
当連結会計年度
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として橋梁は工事の総発注量は前連結会計年度を上回りましたが、新設工事の発注量が減少し、保全補修工事の発注量が増加傾向にあります。新設工事から保全補修工事への発注が加速するなか、熾烈な受注競争が続いております。
一方、鉄骨は首都圏を中心に多数の再開発計画があるものの、発注の端境期が長引き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにもより発注量は前連結会計年度を下回っております。今後も、新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる発注時期の遅延、変更などが懸念されます。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
橋梁事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高140億1千9百万円、売上高131億6千7百万円、受注残高162億2百万円となっており、セグメント利益は6億3千3百万円、セグメント資産は123億4千万円であります。今後も安定した受注と収益率の向上を図ってまいります。
鉄骨事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高192億9千7百万円、売上高157億8千万円、受注残高183億5千5百万円となっており、セグメント利益は8億1千1百万円、セグメント資産は159億9千4百万円であります。今後も安定した受注と設備投資等による生産性の向上による収益率の向上を図ってまいります。
インフラ環境事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高5億2千万円、売上高8億1千5百万円、受注残高1千8百万円となっており、セグメント利益は6千万円、セグメント資産は10億5千9百万円であります。今後は受注の拡大と設備投資等による生産性の向上による収益率の向上を図ってまいります。
不動産事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり売上高4億6百万円となっており、セグメント利益は3億9百万円、セグメント資産は12億2千5百万円であります。今後も安定した収益が見込めますが、一部該当資産の老朽化対策が必要となります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金状況は、営業活動におけるキャッシュ・フローは34億9千1百万円の収入となりました。これは、仕入債務の減少などがあったものの売上債権の減少などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは25億1千6百万円の支出となりました。これは、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出18億7千6百万円があったことなどによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは6億8千6百万円の支出となりました。これは、社債の発行による収入があったものの、社債の償還による支出があったことによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は89億2千7百万円(前連結会計年度末比2億9千万円増加)となりました。
なお、当社は取引銀行5行と総額50億円のコミットメント契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、種々の見積りが必要になります。これらの見積りは当社グループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスによる深刻なダメージからの回復過程にありましたが、本年1月に再発令された緊急事態宣言により消費が落ち込み、また変異ウイルスの感染拡大などにより、内需の回復にブレーキとなっている懸念がある状況で推移いたしました。
橋梁・鉄骨業界におきましては、橋梁は工事の総発注量は前連結会計年度を上回りましたが、新設工事の発注量が減少し、保全補修工事の発注量が増加傾向にあります。新設工事から保全補修工事への発注が加速するなか、特に新設工事については熾烈な受注競争が続いております。一方、鉄骨は首都圏を中心に多数の再開発計画があるものの、発注の端境期が長引き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにもより発注量は前連結会計年度を下回っております。今後も、新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる発注時期の遅延、変更などが懸念されます。
このような厳しい事業環境のなか、鋭意受注活動に注力した結果、当連結会計年度の受注高は昨年4月1日付で連結子会社となったKHファシリテック株式会社の期首の手持ち工事残高を加えたことなどにより総額338億3千7百万円(前期比16.6%増)となりました。売上高はKHファシリテック株式会社の売上高を加算したものの、総額302億9千3百万円(同14.6%減)にとどまりました。
損益につきましては、大型橋梁工事の追加変更獲得などにより、営業利益4億5千6百万円(同719.9%増)となり、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業外収入があったことなどにより、それぞれ8億2千5百万円(同200.6%増)、7億7千6百万円(前期は3億1千7百万円の損失)を確保いたしました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
― 橋梁事業 ―
当連結会計年度の受注高は、国土交通省中国地方整備局・令和2年度東広島バイパス海田西ランプ橋鋼上部他工事、宜野湾市・西普天間橋梁上部工工事他の工事で140億1千9百万円(前期比13.5%増)となりました。
売上高は、国土交通省中部地方整備局・平成31年度42号小日向谷川橋鋼上部工事、山形県・令和元年度(債務負担行為工事)道路改築事業(防災安全)主要地方道真室川鮭川線栗谷沢橋橋梁上部工工事(桁製作・架設)他の工事で131億6千7百万円(同14.4%減)となり、これにより受注残高は162億2百万円(同5.6%増)となっております。
― 鉄骨事業 ―
当連結会計年度の受注高は、虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事、(仮称)品川駅北周辺地区開発計画4街区(北棟)他の工事にKHファシリテック株式会社の期首の手持ち工事残高を加え192億9千7百万円(前期比18.4%増)となりました。
売上高は、大型再開発工事の進行基準工事の売上などで157億8千万円(同18.2%減)となり、これにより受注残高は183億5千5百万円(同23.7%増)となっております。
― インフラ環境事業 ―
風力発電等による環境事業、インフラを中心とした海外事業における当連結会計年度の受注高は、5億2千万円(前期比45.6%増)、売上高は8億1千5百万円(同257.2%増)となり、これにより受注残高は1千8百万円(同94.2%減)となっております
― 不動産事業 ―
当社グループは、大阪市西淀川区にある大阪事業所の未利用地部分等について賃貸による不動産事業を行っており、当連結会計年度における不動産事業の売上高は4億6百万円(前期比0.0%増)となっております。
― そ の 他 ―
当社グループは、その他の事業として印刷事業等を行っており、当連結会計年度におけるその他の売上高は、1億2千3百万円(前期比15.4%減)となっております。
当連結会計年度末における総資産は499億4千4百万円(前連結会計年度末比8億5百万円減少)となりました。
資産の部では、受取手形・完成工事未収入金が29億1千4百万円減少したことなどにより流動資産は287億3千2百万円(同41億5千9百万円減少)となりました。固定資産は212億1千1百万円(同33億5千4百万円増加)となりました。
負債の部では、支払手形・工事未払金が12億2千9百万円減少したことなどにより流動負債は117億9千6百万円(同34億1千6百万円減少)となりました。固定負債は101億6百万円(同11億7千万円増加)となり、負債合計は219億3百万円(同22億4千5百万円減少)となりました。
純資産の部では、その他有価証券評価差額金が7億9千5百万円増加したことなどにより純資産は280億4千万円(同14億4千万円増加)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ2億9千万円増加し89億2千7百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は34億9千1百万円(前連結会計年度22億8千万円の支出)となりました。仕入債務の減少22億5千8百万円があったものの売上債権の減少53億9千6百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は25億1千6百万円(前連結会計年度4億2千6百万円の支出)となりました。これは連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出18億7千6百万円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は6億8千6百万円(前連結会計年度5億2千1百万円の支出)となりました。これは社債発行による収入19億6千5百万円があったものの、社債償還による支出22億6千万円があったことなどによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 橋 梁 事 業 | 13,199 | 85.8 |
| 鉄 骨 事 業 | 15,031 | 78.2 |
| インフラ環境事業 | 793 | 315.7 |
| 合 計 | 29,024 | 83.3 |
(注) 上記生産高は請負契約高に生産進捗率を乗じて算出しております。
b. 受注高及び受注残高
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 前期比(%) | ||
| 受注高 | 橋 梁 事 業 | 14,019 | 113.5 |
| 鉄 骨 事 業 | 19,297 | 118.4 | |
| インフラ環境事業 | 520 | 145.6 | |
| 合 計 | 33,837 | 116.6 | |
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (2021年3月31日現在) | ||
| 金額(百万円) | 前期比(%) | ||
| 受注残高 | 橋 梁 事 業 | 16,202 | 105.6 |
| 鉄 骨 事 業 | 18,355 | 123.7 | |
| インフラ環境事業 | 18 | 5.8 | |
| 合 計 | 34,576 | 113.4 | |
c. 販売実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| 橋 梁 事 業 | 13,167 | 85.6 |
| 鉄 骨 事 業 | 15,780 | 81.8 |
| インフラ環境事業 | 815 | 357.2 |
| 不 動 産 事 業 | 406 | 100.0 |
| そ の 他 | 123 | 84.6 |
| 合 計 | 30,293 | 85.4 |
(注) 1.上記の当連結会計年度鉄骨事業には、2020年4月1日付で連結子会社となったKHファシリテック株式会社の金額を加えております。
2.売上高に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度
| 相手先 | 金額(百万円) | 割合(%) |
| ㈱大林組 | 4,685 | 13.22 |
| 国土交通省 | 4,615 | 13.02 |
| 戸田建設㈱ | 3,854 | 10.87 |
当連結会計年度
| 相手先 | 金額(百万円) | 割合(%) |
| 清水建設㈱ | 4,359 | 14.39 |
| 国土交通省 | 4,278 | 14.12 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として橋梁は工事の総発注量は前連結会計年度を上回りましたが、新設工事の発注量が減少し、保全補修工事の発注量が増加傾向にあります。新設工事から保全補修工事への発注が加速するなか、熾烈な受注競争が続いております。
一方、鉄骨は首都圏を中心に多数の再開発計画があるものの、発注の端境期が長引き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにもより発注量は前連結会計年度を下回っております。今後も、新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる発注時期の遅延、変更などが懸念されます。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
橋梁事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高140億1千9百万円、売上高131億6千7百万円、受注残高162億2百万円となっており、セグメント利益は6億3千3百万円、セグメント資産は123億4千万円であります。今後も安定した受注と収益率の向上を図ってまいります。
鉄骨事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高192億9千7百万円、売上高157億8千万円、受注残高183億5千5百万円となっており、セグメント利益は8億1千1百万円、セグメント資産は159億9千4百万円であります。今後も安定した受注と設備投資等による生産性の向上による収益率の向上を図ってまいります。
インフラ環境事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり受注高5億2千万円、売上高8億1千5百万円、受注残高1千8百万円となっており、セグメント利益は6千万円、セグメント資産は10億5千9百万円であります。今後は受注の拡大と設備投資等による生産性の向上による収益率の向上を図ってまいります。
不動産事業の経営成績は(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおり売上高4億6百万円となっており、セグメント利益は3億9百万円、セグメント資産は12億2千5百万円であります。今後も安定した収益が見込めますが、一部該当資産の老朽化対策が必要となります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金状況は、営業活動におけるキャッシュ・フローは34億9千1百万円の収入となりました。これは、仕入債務の減少などがあったものの売上債権の減少などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは25億1千6百万円の支出となりました。これは、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出18億7千6百万円があったことなどによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは6億8千6百万円の支出となりました。これは、社債の発行による収入があったものの、社債の償還による支出があったことによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は89億2千7百万円(前連結会計年度末比2億9千万円増加)となりました。
なお、当社は取引銀行5行と総額50億円のコミットメント契約を締結しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、種々の見積りが必要になります。これらの見積りは当社グループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。