有価証券報告書-第47期(平成28年3月21日-平成29年3月20日)
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が平成28年3月29日に国会で成立したことに伴い、平成28年4月1日以後に開始する連結会計年度から法人税率等の引下げが行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、平成29年3月21日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異については30.7%に、平成31年3月21日に開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異については30.5%となります。
この税率変更による連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 (平成28年3月20日) | 当連結会計年度 (平成29年3月20日) | |
繰延税金資産 | ||
投資有価証券 | 146,900千円 | 124,857千円 |
関係会社事業損失引当金 | 44,044千円 | 41,849千円 |
退職給付に係る負債 | 32,647千円 | 31,529千円 |
役員退職慰労引当金 | 64,975千円 | 60,598千円 |
減損損失 | 90,281千円 | 131,885千円 |
たな卸資産 | 62,594千円 | 44,887千円 |
賞与引当金 | 196,590千円 | 193,131千円 |
税務上の繰越欠損金 | 160,950千円 | 204,713千円 |
繰延ヘッジ損益 | 124,763千円 | ― 千円 |
その他 | 182,391千円 | 257,904千円 |
繰延税金資産小計 | 1,106,138千円 | 1,091,356千円 |
評価性引当額 | △454,013千円 | △573,408千円 |
繰延税金資産合計 | 652,124千円 | 517,948千円 |
繰延税金負債 | ||
退職給付に係る資産 | △561,994千円 | △591,636千円 |
その他有価証券評価差額金 | △87,823千円 | △141,307千円 |
繰延ヘッジ損益 | ― 千円 | △69,530千円 |
その他 | △6,771千円 | △36,176千円 |
繰延税金負債合計 | △656,589千円 | △838,651千円 |
繰延税金資産の純額 | △4,464千円 | △320,703千円 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
前連結会計年度 (平成28年3月20日) | 当連結会計年度 (平成29年3月20日) | |
法定実効税率 | 35.5% | 32.9% |
(調整) | ||
交際費等永久に損金に 算入されない項目 | 1.1% | 1.1% |
住民税均等割 | 1.4% | 1.8% |
法人税特別控除額 | △2.2% | △1.5% |
評価性引当額の増加額 | 2.4% | 7.0% |
持分法による投資利益等 | △0.8% | 4.2% |
その他 | 0.3% | △0.5% |
税効果会計適用後の 法人税等の負担率 | 37.7% | 45.0% |
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成28年法律第13号)が平成28年3月29日に国会で成立したことに伴い、平成28年4月1日以後に開始する連結会計年度から法人税率等の引下げが行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、平成29年3月21日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異については30.7%に、平成31年3月21日に開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異については30.5%となります。
この税率変更による連結財務諸表に与える影響は軽微であります。