四半期報告書-第60期第2四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/15 14:44
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の各種政策効果の下支えもあり、総じて緩やかな回復基調が続きました。世界経済は、米国の金融政策正常化が進む中、欧州や中国をはじめとするアジア新興国等の経済動向、地政学リスクの高まり等、先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況のもと当社グループは、新中期経営計画「新領域へのチャレンジ」~新たなKITAGAWAの確立~をスタートさせました。前中期経営計画における事業構造改革による業績改善基調を一層盤石なものにするため、引き続きこの体制を強化するとともに、これまで培ってきたプレス技術を駆使し、今後の大きな飛躍への土台造りとして、新領域へもチャレンジしてまいります。
このため当社グループは、高品質・高付加価値製品の開発や、主要製品の営業強化、案件毎の原価管理、諸経費削減等、積極的に取り組んでまいりました。
なお、当社グループは、主要製品が個別受注生産によるため、売上計上までに相当期間を要し、製品の納期・受注金額にバラツキがあることから、月単位での売上高が大きく変動するという特徴があります。
この結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高1,167百万円(前年同四半期比47.0%減)、営業損失72百万円(前年同四半期は85百万円の利益)、経常損失114百万円(前年同四半期は115百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失82百万円(前年同四半期は130百万円の利益)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
イ.産業機械事業
前連結会計年度は第2四半期連結会計期間に大型案件の売上が集中しておりましたが、当連結会計年度は第3四半期会計期間以降にプリント基板成形用プレス機械を中心とした国内外の大型案件の売上が集中していること等から、売上高911百万円(前年同四半期比52.6%減)、営業損失25百万円(前年同四半期は110百万円の利益)となりました。
ロ.建材機械事業
前連結会計年度と同様に、合板プレス・合板機械の大型案件の売上が第4四半期連結会計期間に集中していること等から、売上高149百万円(前年同四半期比23.6%減)、営業損失55百万円(前年同四半期は33百万円の損失)となりました。
ハ.その他
油圧機器の売上が好調に推移し、売上高106百万円(前年同四半期比26.3%増)、営業利益11百万円(前年同四半期比11.7%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(資 産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は6,074百万円となり、前連結会計年度末に比べて507百万円の減少となりました。減少の主なものは、現金及び預金187百万円、受取手形及び売掛金709百万円、増加の主なものは、仕掛品381百万円であります。
(負 債)
負債は4,953百万円となり、前連結会計年度末に比べて394百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金169百万円、流動負債のその他に含まれる1年内返済予定の長期借入金106百万円の減少によるものであります。
(純資産)
非支配株主持分を含めた純資産は1,121百万円となり、前連結会計年度末に比べて112百万円の減少となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失82百万円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,024百万円となり、前連結会計年度末に比べ186百万円の減少となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は135百万円(前年同四半期は181百万円の獲得)となりました。収入の主なものは、売上債権の減少690百万円、支出の主なものは、税金等調整前四半期純損失113百万円、たな卸資産の増加373百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は5百万円(前年同四半期は49百万円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出9百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は314百万円(前年同四半期は124百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純減額169百万円、長期借入金の返済による支出238百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たな発生はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。