四半期報告書-第62期第2四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 9:17
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善、設備投資の持ち直しが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。世界経済は、北朝鮮情勢の地政学的リスクが依然として懸念されているものの、米国・欧州を中心に回復がみられました。
このような状況のもと当社グループは、最終年度となる中期経営計画「新領域へのチャレンジ~新たなKITAGAWAの確立~」に基づき、引き続き3つの重点項目「真空プレス技術の新分野・新市場への拡大・浸透」「収益力強化と価格競争力向上による強固な経営基盤の確立」「活力溢れる組織の実現」に積極的に取り組み、経営基盤の強化を図るとともに、今後の大きな飛躍への土台造りにも取り組んでおります。
この結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高2,389百万円(前年同四半期比60.1%増)、営業利益198百万円(前年同四半期比90.9%増)、経常利益184百万円(前年同四半期比83.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益172百万円(前年同四半期比39.0%増)となりました。
なお、当社グループは、主要製品が個別受注生産によるため、製品の受注金額・納期にバラツキがあり、大型案件になるほど売上までに相当期間を要し、月単位での売上高が大きく変動するという特徴があります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
イ.産業機械事業
プリント基板用及び基板関連プレス装置の海外向け大型案件が好調に推移したことと、車載基板等の成形用プレス装置や自動車部品成形用搬送ライン・樹脂成形装置などの多様な売上があったため、売上高2,101百万円(前年同四半期比95.0%増)、営業利益214百万円(前年同四半期比81.2%増)となりました。
ロ.建材機械事業
前連結会計年度と同様に、建材関連企業向け合板プレス・合板機械の売上が第4四半期連結会計期間に集中しているため、売上高227百万円(前年同四半期比31.1%減)、営業損失10百万円(前年同四半期は19百万円の損失)となりました。
ハ.その他
油圧機器の主要販売先への売上が一時的に減少しましたが経費削減等に努めた結果、売上高60百万円(前年同四半期比29.1%減)、営業利益は7百万円(前年同四半期比16.3%増)となりました。
(2)財政状態の状況
(資 産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は6,713百万円となり、前連結会計年度末に比べて346百万円の増加となりました。増加の主なものは、現金及び預金296百万円、商品及び製品133百万円、仕掛品126百万円、減少の主なものは、受取手形及び売掛金230百万円であります。
(負 債)
負債は5,012百万円となり、前連結会計年度末に比べて186百万円の増加となりました。増加の主なものは、長期借入金729百万円、流動負債その他に含まれる前受金211百万円、減少の主なものは、短期借入金771百万円であります。
(純資産)
非支配株主持分を含めた純資産は1,700百万円となり、前連結会計年度末に比べて160百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益172百万円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,491百万円となり、前連結会計年度末に比べ296百万円の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は408百万円(前年同四半期は185百万円の獲得)となりました。収入の主なものは、税金等調整前四半期純利益184百万円、売上債権の減少額241百万円、前受金の増加額211百万円、支出の主なものは、たな卸資産の増加額246百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は20百万円(前年同四半期は175百万円の使用)となりました。収入の主なものは、保険積立金の解約による収入34百万円、支出の主なものは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出26百万円、有形固定資産の取得による支出21百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は93百万円(前年同四半期は114百万円の使用)となりました。収入の主なものは、長期借入れによる収入1,000百万円、支出の主なものは、短期借入金の減少785百万円、長期借入金の返済による支出302百万円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たな発生はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、5百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。