四半期報告書-第91期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、中国の景気減速の継続や英国のEU離脱による欧州経済への影響懸念から、先行き不透明な状況が続きました。また、わが国経済は、個人消費や設備投資の停滞により、予断を許さない状況で推移しました。
当社グループ(当社及び連結子会社)の主要取引先であります鉄鋼業、化学工業、印刷業、紙加工業、電子部材メーカーなどの設備投資に向けた動きについても、不透明な景気動向を見据えて慎重なものとなりました。
このような情勢の下、当社グループは、引き続きいかなる環境下においても成長できる経営の実現を目指し、付加価値の高い製品・サービスの提供により顧客の抱える課題を解決するソリューション型ビジネスモデルへの変革に取り組んできました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高1,509百万円(前年同期比105.3%)、営業利益10百万円(前年同期比29.5%)、経常利益19百万円(前年同期比35.8%)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は12百万円(前年同期比34.3%)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① プロセス事業
当事業の主要取引先であります国内鉄鋼メーカーは、戦略的観点から海外新規設備投資に注力する一方、国内生産体制再構築のために老朽設備の修理や更新も積極的に進めました。また、海外鉄鋼メーカーは、一部高級鋼材メーカーを除き設備投資に向けた動きは限られたものとなりました。このような状況の下、当社グループは、国内鉄鋼メーカーに対し、老朽設備の修理、更新、部品販売といったメンテナンス需要の獲得に注力するとともに、鉄鋼製品の品質と生産効率の向上につながる製品の積極的な提案に努めました。また、海外鉄鋼メーカーに対し、ASEAN諸国を中心とした高級鋼材メーカーへ向けて、国内での長年にわたる実績をアピールすることにより新規需要の開拓に注力しました。
その結果、当事業の売上高は576百万円(前年同期比119.6%)、セグメント利益は74百万円(前年同期比72.1%)となりました。
② ウェブ事業
当事業の主要取引先であります高機能フィルム業界は、フラットパネルディスプレイ向け電子部材関連の設備投資に慎重な傾向が続きました。もう一方の主要取引先であります印刷業界は、商業印刷市場の縮小に伴い、設備投資についても引き続き厳しい環境となりました。このような状況の下、当社グループは、高機能フィルム業界並びに印刷業界の中でも需要の安定した軟包装や特殊印刷市場へ向けて、パターン認識技術を応用した耳端位置制御装置の新製品の販売、修理・部品販売等のメンテナンス需要の獲得に注力しました。
その結果、当事業の売上高は644百万円(前年同期比103.9%)、セグメント利益は103百万円(前年同期比182.1%)となりました。
③ 検査機事業
当事業の主要製品であります無地検査装置は、フラットパネルディスプレイや二次電池等の電子部材関連設備投資を主な対象に、引き続き豊富な製品ラインアップによる提案を進めました。
もう一つの主要製品であります選果装置は、国内老朽設備の更新需要を捉えることに加え、海外の新たなニーズの獲得に注力しました。
その結果、当事業の売上高は282百万円(前年同期比86.7%)、セグメント損失は16百万円(前年同期はセグメント利益16百万円)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は84百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の内容に重要な変更はありません。
(4)設備の新設、除却等の計画
当第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設について重要な変更はありません。