四半期報告書-第70期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/10 15:07
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善等が進み緩やかな回復傾向にあり、日経平均株価は2万円を回復するものの一進一退を繰り返す状況となっております。また欧州や米国などにおける政治不安や近隣諸外国の動向など、わが国の経済に影響を及ぼす可能性もあり先行き不透明な状況となっております。
当社を取巻く水産卸売業界においては、諸外国の漁獲規制や水産資源の減少、市場外流通の増大、市場内流通縮小による価格競争の激化等の構造的な諸問題、消費者の安全・低価格志向や魚離れ等、厳しい業界環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループの売上高は、181億86百万円(前年同期売上高177億12百万円)と増収となりましたが、販売コストの増加等により、営業損失は72百万円(前年同期営業損失3百万円)、豊洲市場への移転延期に伴う東京都からの補償金とその関連費用を営業外損益に計上したことにより、経常利益は1億19百万円(前年同期経常利益19百万円)、また豊洲市場に建設した豊洲冷蔵庫等に対する環境省と東京都からの補助金を特別利益に計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益4億49百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益17百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
水産物卸売業は、売上高は180億51百万円(前年同期は175億71百万円)、セグメント損失89百万円(前年同期は28百万円のセグメント損失)となりました。冷蔵倉庫業は、売上高は1億円(前年同期は1億5百万円)、セグメント損失3百万円(前年同期は1百万円のセグメント利益)となりました。不動産賃貸業は、売上高は38百万円(前年同期は39百万円)、セグメント利益は20百万円(前年同期は23百万円のセグメント利益)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は166億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億75百万円減少いたしました。流動資産は70億16百万円となり、14億43百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が減少したことによるものです。固定資産は94億89百万円となり、37百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産の減価償却によるものです。当第1四半期連結会計期間末の負債は104億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億96百万円減少いたしました。流動負債は37億57百万円となり、22億2百万円減少いたしました。これは主に短期借入金の返済によるものです。固定負債は66億74百万円となり、3億5百万円増加いたしました。これは主に豊洲市場における建物に対する資産除去債務の発生によるものです。当第1四半期連結会計期間末の純資産は61億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ、4億20百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の31.8%から37.2%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。