四半期報告書-第75期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社及び連結子会社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,099億57百万円増加し1兆2,224億65百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
流動資産は前連結会計年度末に比べ1,090億63百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が475億19百万円、受取手形及び売掛金が313億85百万円および有価証券が146億92百万円増加したことによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ8億94百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が17億53百万円、無形固定資産が13億69百万円減少したものの、投資その他の資産が40億17百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,086億96百万円増加し8,084億95百万円となりました。これは主に、未払法人税等が73億42百万円、賞与引当金が47億3百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が1,185億94百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ12億61百万円増加し4,139億69百万円となりました。これは主に、剰余金の配当の支払が67億78百万円あったものの、その他有価証券評価差額金の増加が16億93百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益を61億6百万円計上したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間は、世界的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が依然として衰えを見せず、各国の社会・経済に甚大な影響を与えました。日本国内における感染者数は一時落ち着きを見せ、段階的な経済活動の再開が進められていたものの、昨年末から全国各地で感染者数が急増するなど、依然として感染拡大の終息が見通せない情勢から、景気の先行きについては予断を許さない状況が続いております。
当社グループにおける新型コロナウイルス感染症対応については、お得意さまや当社グループ社員の健康に配慮したうえで、緊急事態宣言の拡大状況や感染者数の推移などを注視しつつ、感染予防対策に万全を期し、引き続き医薬品等の安定供給に取り組み、企業の社会的責任を果たしてまいります。
そのようななか、当社グループは、2023年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期成長戦略「May I“health”you? 5.0」を策定し、健康創造領域で社会に貢献する企業として、より一層、既存事業を進化させていくと同時に、日本が目指す新たなデジタル社会である「Society 5.0」において、社会の課題を解決できる新たな事業展開を目指し、更なる企業価値向上に取組んでおります。
当第3四半期連結累計期間においては、希少疾病薬や再生医療等製品を含むスペシャリティ医薬品の流通モデル構築、およびMS(※1)の活動による新たな収益モデル構築に向け、多様な企業との協業を進め、「取引」から「取組」によるフィー獲得モデルへの転換を進めております。
具体的には、医療流通プラットフォームの構築に向けて、スペシャリティ医薬品トレーサビリティシステムである「キュービックス」を全国の地域中核病院などへ導入し、医薬品の流通品質向上に取組んでおります。加えて、再生医療等製品の流通において、当社グループの持つ機能や医療流通プラットフォームを評価いただき、ノバルティスファーマ㈱の脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療用製品「ゾルゲンスマ®点滴静注」(※2)の日本国内における流通を受託いたしました。
また、新たに医療情報プラットフォームの構築に向け、2020年4月にUbie ㈱と資本業務提携を行うとともに、Ubie ㈱が開発した新型コロナウイルス感染症に対応した医療機関向け問診サービス「AI 問診Ubie」(※3)の共同展開を実施しております。5月にはサスメド㈱と資本業務提携を行い、データ改ざんやなりすまし防止といったブロックチェーン技術やAI自動分析システムなど同社のデジタル医療基盤を活用し、スズケングループが展開する治験薬物流やキュービックスCT(治験版キュービックス)の相互連携による新たな治験関連ビジネスの開発・展開を推進しております。加えて11月には、現場の医療者目線で「医療DXプラットフォーム」の構築および推進を行うドクターズ㈱と資本業務提携を行っております。
今後、既に提携している企業とともに、コラボレーションによるDX事業構築を更に加速させ、革新的なサービスや情報ビジネスを推進し、製薬企業や医療機関、保険薬局、患者さまへの新たな価値の提供を目指してまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響により 売上高伸長が抑制されたこと、コロナ禍におけるお得意さまの経営状況が厳しさを増すなか、医薬品卸売事業においてお得意さまからの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、更には、卸間の競争が激化したことなどにより、売上高は1兆6,071億38百万円(前年同期比4.7%減)、営業利益は62億40百万円(前年同期比73.0%減)、経常利益は127億17百万円(前年同期比57.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61億6百万円(前年同期比69.9%減)となりました。
※1 MS(Marketing Specialist)
:医薬品卸売業の営業担当者のこと。
医療機関・保険薬局等を訪問し、医薬品の紹介、商談、情報の提供や収集を行います。
※2 「ゾルゲンスマ®点滴静注」
:ゾルゲンスマは、脊髄性筋萎縮症(SMA)の原因遺伝子であるヒト運動神経細胞生存(Survival Motor
Neuron: SMN)タンパク質をコードする遺伝子を組み込んだ、野生型アデノ随伴ウイルス9型(AAV9)を
利用した遺伝子治療用ベクター製品です。2020年3月19日に、「SMA(臨床所見は発現していないが、遺
伝子検査によりSMAの発症が予測されるものも含む)ただし、抗AAV9抗体が陰性の患者に限る」を適応と
して、厚生労働省より製造販売承認を取得しています。
※3 「AI 問診Ubie」
:従来の医療機関が使用してきた紙の問診票のかわりにタブレットを活用した医療機関向け問診サービスで
す。約5万件の医学論文から抽出されたデータに基づき、約3,500種類の質問データからAIが最適な項目
を抽出し、タブレットで20個前後の質問を表示します。1,000近い病名から関連性のある複数の病名を病
名辞典より表示します。患者さまの入力データは即時に電子カルテに送信され、電子カルテに記載を行う
事務作業が大幅に削減されることから業務の効率化や医師の働き方改革にも繋がり、より患者さまに向き
合い、診療に集中できるようになります。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(医薬品卸売事業)
医療用医薬品市場は、抗悪性腫瘍剤の市場拡大やスペシャリティ医薬品等の新薬が寄与したものの、薬価改定および後発医薬品使用促進、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響などによりマイナス成長であったものと推測しております。
そのようななか、売上高は、スペシャリティ医薬品をはじめとする新薬の販売増加があったものの、市場縮小の影響などにより減収となりました。
営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響およびコロナ禍におけるお得意さまの経営状況が厳しさを増すなか、お得意さまからの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、さらに、卸間の競争が激化したことなどにより大幅な減益となりました。
これらの結果、売上高は1兆5,421億4百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は21億67百万円(前年同期比88.8%減)となりました。
なお、販売価格の未決定先については、お得意さまがご要望されている価格などを踏まえ見積計上しております。今後、価格決定に向けての厳しい価格交渉が予想されますが、当社提示価格で妥結できるよう粘り強く価格交渉するとともに、引続き適正利益の確保に向けた活動を徹底してまいります。
(医薬品製造事業)
売上高は、2型糖尿病治療剤「メトアナ配合錠」の早期売上最大化に向け取組むとともに、DPP-4阻害剤「スイニー錠」や高尿酸血症・痛風治療剤「ウリアデック錠」などを中心にWebを活用した販売促進に努めたものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響、および糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠」の特許切れに伴う後発医薬品の影響などにより減収となりました。
営業利益は、減収の影響があったものの、販売費及び一般管理費の抑制などにより増益となりました。
これらの結果、売上高は333億74百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は17億49百万円(前年同期比7.0%増)となりました。
なお、2020年8月25日、開発コードSK-1403について、血液透析下における二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬として、厚生労働省に製造販売承認申請いたしました。
(保険薬局事業)
売上高は、調剤報酬改定や薬価改定の影響および新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制による処方箋受付枚数の減少などにより減収となりました。
営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響などにより大幅な減益となりました。
これらの結果、売上高は675億56百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は6億28百万円(前年同期比36.3%減)となりました。
(医療関連サービス等事業)
売上高は、主に、メーカー支援サービス事業(医薬品メーカー物流受託・希少疾病薬流通受託)の受託が増加したことなどにより増収となりました。
営業利益は、メーカー支援サービス事業における増収効果や介護事業の利用者増加などにより増益となりました。
これらの結果、売上高は1,060億51百万円(前年同期比41.8%増)、営業利益は17億28百万円(前年同期比52.7%増)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2,444百万円であります。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の変更内容は、次のとおりであります。
当社の連結子会社である㈱三和化学研究所は、味の素製薬㈱(現EAファーマ㈱)からSK-1403を二次性副甲状腺機能亢進症治療薬として開発するべく導入し、第Ⅲ相試験を実施しておりましたが、本試験を終了し、2020年8月に製造販売承認申請をいたしました。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中でありました主要な設備の新設について、稼働したものは次のとおりであります。
医薬品卸売事業における㈱スズケン静岡東部事業所(静岡県駿東郡清水町)は2020年9月に稼働しております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,099億57百万円増加し1兆2,224億65百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
流動資産は前連結会計年度末に比べ1,090億63百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が475億19百万円、受取手形及び売掛金が313億85百万円および有価証券が146億92百万円増加したことによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ8億94百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が17億53百万円、無形固定資産が13億69百万円減少したものの、投資その他の資産が40億17百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,086億96百万円増加し8,084億95百万円となりました。これは主に、未払法人税等が73億42百万円、賞与引当金が47億3百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が1,185億94百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ12億61百万円増加し4,139億69百万円となりました。これは主に、剰余金の配当の支払が67億78百万円あったものの、その他有価証券評価差額金の増加が16億93百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益を61億6百万円計上したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間は、世界的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が依然として衰えを見せず、各国の社会・経済に甚大な影響を与えました。日本国内における感染者数は一時落ち着きを見せ、段階的な経済活動の再開が進められていたものの、昨年末から全国各地で感染者数が急増するなど、依然として感染拡大の終息が見通せない情勢から、景気の先行きについては予断を許さない状況が続いております。
当社グループにおける新型コロナウイルス感染症対応については、お得意さまや当社グループ社員の健康に配慮したうえで、緊急事態宣言の拡大状況や感染者数の推移などを注視しつつ、感染予防対策に万全を期し、引き続き医薬品等の安定供給に取り組み、企業の社会的責任を果たしてまいります。
そのようななか、当社グループは、2023年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期成長戦略「May I“health”you? 5.0」を策定し、健康創造領域で社会に貢献する企業として、より一層、既存事業を進化させていくと同時に、日本が目指す新たなデジタル社会である「Society 5.0」において、社会の課題を解決できる新たな事業展開を目指し、更なる企業価値向上に取組んでおります。
当第3四半期連結累計期間においては、希少疾病薬や再生医療等製品を含むスペシャリティ医薬品の流通モデル構築、およびMS(※1)の活動による新たな収益モデル構築に向け、多様な企業との協業を進め、「取引」から「取組」によるフィー獲得モデルへの転換を進めております。
具体的には、医療流通プラットフォームの構築に向けて、スペシャリティ医薬品トレーサビリティシステムである「キュービックス」を全国の地域中核病院などへ導入し、医薬品の流通品質向上に取組んでおります。加えて、再生医療等製品の流通において、当社グループの持つ機能や医療流通プラットフォームを評価いただき、ノバルティスファーマ㈱の脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療用製品「ゾルゲンスマ®点滴静注」(※2)の日本国内における流通を受託いたしました。
また、新たに医療情報プラットフォームの構築に向け、2020年4月にUbie ㈱と資本業務提携を行うとともに、Ubie ㈱が開発した新型コロナウイルス感染症に対応した医療機関向け問診サービス「AI 問診Ubie」(※3)の共同展開を実施しております。5月にはサスメド㈱と資本業務提携を行い、データ改ざんやなりすまし防止といったブロックチェーン技術やAI自動分析システムなど同社のデジタル医療基盤を活用し、スズケングループが展開する治験薬物流やキュービックスCT(治験版キュービックス)の相互連携による新たな治験関連ビジネスの開発・展開を推進しております。加えて11月には、現場の医療者目線で「医療DXプラットフォーム」の構築および推進を行うドクターズ㈱と資本業務提携を行っております。
今後、既に提携している企業とともに、コラボレーションによるDX事業構築を更に加速させ、革新的なサービスや情報ビジネスを推進し、製薬企業や医療機関、保険薬局、患者さまへの新たな価値の提供を目指してまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響により 売上高伸長が抑制されたこと、コロナ禍におけるお得意さまの経営状況が厳しさを増すなか、医薬品卸売事業においてお得意さまからの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、更には、卸間の競争が激化したことなどにより、売上高は1兆6,071億38百万円(前年同期比4.7%減)、営業利益は62億40百万円(前年同期比73.0%減)、経常利益は127億17百万円(前年同期比57.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61億6百万円(前年同期比69.9%減)となりました。
※1 MS(Marketing Specialist)
:医薬品卸売業の営業担当者のこと。
医療機関・保険薬局等を訪問し、医薬品の紹介、商談、情報の提供や収集を行います。
※2 「ゾルゲンスマ®点滴静注」
:ゾルゲンスマは、脊髄性筋萎縮症(SMA)の原因遺伝子であるヒト運動神経細胞生存(Survival Motor
Neuron: SMN)タンパク質をコードする遺伝子を組み込んだ、野生型アデノ随伴ウイルス9型(AAV9)を
利用した遺伝子治療用ベクター製品です。2020年3月19日に、「SMA(臨床所見は発現していないが、遺
伝子検査によりSMAの発症が予測されるものも含む)ただし、抗AAV9抗体が陰性の患者に限る」を適応と
して、厚生労働省より製造販売承認を取得しています。
※3 「AI 問診Ubie」
:従来の医療機関が使用してきた紙の問診票のかわりにタブレットを活用した医療機関向け問診サービスで
す。約5万件の医学論文から抽出されたデータに基づき、約3,500種類の質問データからAIが最適な項目
を抽出し、タブレットで20個前後の質問を表示します。1,000近い病名から関連性のある複数の病名を病
名辞典より表示します。患者さまの入力データは即時に電子カルテに送信され、電子カルテに記載を行う
事務作業が大幅に削減されることから業務の効率化や医師の働き方改革にも繋がり、より患者さまに向き
合い、診療に集中できるようになります。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(医薬品卸売事業)
医療用医薬品市場は、抗悪性腫瘍剤の市場拡大やスペシャリティ医薬品等の新薬が寄与したものの、薬価改定および後発医薬品使用促進、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響などによりマイナス成長であったものと推測しております。
そのようななか、売上高は、スペシャリティ医薬品をはじめとする新薬の販売増加があったものの、市場縮小の影響などにより減収となりました。
営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響およびコロナ禍におけるお得意さまの経営状況が厳しさを増すなか、お得意さまからの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、さらに、卸間の競争が激化したことなどにより大幅な減益となりました。
これらの結果、売上高は1兆5,421億4百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は21億67百万円(前年同期比88.8%減)となりました。
なお、販売価格の未決定先については、お得意さまがご要望されている価格などを踏まえ見積計上しております。今後、価格決定に向けての厳しい価格交渉が予想されますが、当社提示価格で妥結できるよう粘り強く価格交渉するとともに、引続き適正利益の確保に向けた活動を徹底してまいります。
(医薬品製造事業)
売上高は、2型糖尿病治療剤「メトアナ配合錠」の早期売上最大化に向け取組むとともに、DPP-4阻害剤「スイニー錠」や高尿酸血症・痛風治療剤「ウリアデック錠」などを中心にWebを活用した販売促進に努めたものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響、および糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠」の特許切れに伴う後発医薬品の影響などにより減収となりました。
営業利益は、減収の影響があったものの、販売費及び一般管理費の抑制などにより増益となりました。
これらの結果、売上高は333億74百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は17億49百万円(前年同期比7.0%増)となりました。
なお、2020年8月25日、開発コードSK-1403について、血液透析下における二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬として、厚生労働省に製造販売承認申請いたしました。
(保険薬局事業)
売上高は、調剤報酬改定や薬価改定の影響および新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制による処方箋受付枚数の減少などにより減収となりました。
営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響などにより大幅な減益となりました。
これらの結果、売上高は675億56百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は6億28百万円(前年同期比36.3%減)となりました。
(医療関連サービス等事業)
売上高は、主に、メーカー支援サービス事業(医薬品メーカー物流受託・希少疾病薬流通受託)の受託が増加したことなどにより増収となりました。
営業利益は、メーカー支援サービス事業における増収効果や介護事業の利用者増加などにより増益となりました。
これらの結果、売上高は1,060億51百万円(前年同期比41.8%増)、営業利益は17億28百万円(前年同期比52.7%増)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2,444百万円であります。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の変更内容は、次のとおりであります。
当社の連結子会社である㈱三和化学研究所は、味の素製薬㈱(現EAファーマ㈱)からSK-1403を二次性副甲状腺機能亢進症治療薬として開発するべく導入し、第Ⅲ相試験を実施しておりましたが、本試験を終了し、2020年8月に製造販売承認申請をいたしました。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中でありました主要な設備の新設について、稼働したものは次のとおりであります。
医薬品卸売事業における㈱スズケン静岡東部事業所(静岡県駿東郡清水町)は2020年9月に稼働しております。