有価証券報告書-第40期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用及び所得環境の改善が継続し、株価もバブル崩壊後の戻り高値を更新するなど全体として緩やかな回復基調で推移しました。設備投資も首都圏を中心として活発化しており、個人消費も緩やかに回復しつつあります。但し、今後人手不足の顕在化が各企業の成長戦略の足かせになるのではないかとの懸念があります。一方、海外においてはブレグジット(イギリスのEU離脱)やアメリカ大統領選後の不安定な政治情勢、あるいは北朝鮮の核開発問題など地政学的なリスクが経済の先行きを不透明なものにしております。
当社グループが属する家具インテリア業界は、都市部においてオフィス、ホテルや商業ビルの着工、竣工が増加し、各企業が本社の移転やオフィスの集約などを活発におこなったり、新しいサービスや価値を提供するホテルや商業ビルが次々とオープンしており、法人向けの家具マーケットは順調に拡大してきております。また、2020年に開催される東京オリンピックに向けた各種施設の建設プロジェクトが本格化し、施設内に設えるインテリア商材の設置計画も具体化しつつあります。一方、個人住宅向けの家具マーケットは不動産価格の高騰により、家具インテリアに振り向ける資金的余裕が小さくなりつつある一方で、超高額マンションを購入される方々は、商品の質と独自性に着目し、気に入った商品には出費を惜しまないなど二極化の傾向が更にすすみつつあります。
このような経営環境の中、当社グループはお客様に洗練された、夢のある暮らしやライフスタイルを提案していくという使命を実現するために、単に商品のデザインや機能というモノの価値だけではなく、それらを組み合わせ、あるいは今までにない使い方を提案することで、さらに快適なオフィス空間、豊かで充実した住空間や刺激的なときを過ごせる商業向けやエンターテインメント用の空間をお客様に提供しております。
当連結会計年度のトピックスとしては、2018年10月にカッシーナ・イクスシー大阪店及びカッシーナ・イクスシー名古屋店を改装し、子会社である㈱エスエムダブリュ・ジャパンが取り扱うドイツジーマティック社製のシステムキッチンとイタリアカッシーナ社製家具を組み合わせた売り場を展開し、キッチンから、ダイニングルーム、リビングルーム更にベッドルームまでをトータルコーディネートした展示を行い、ご来店いただいたお客様に全く新しい世界観をお楽しみいただけるようになりました。また、両店ともに売り場面積を拡張し、キッチンや家具だけではなく、照明、ラグ、テキスタイル、雑貨やアートなども更に充実した展示を行うことで、お客様が満足のいくまでじっくりご検討いただけるようラインナップを充実させております。一方、設計事務所、デザイン事務所に対するプロジェクト営業を担うコントラクト営業部門では、空港ロビーやオフィスなどに対する大型の受注に成功し、前期に比べて大きく売上を伸ばすことができました。英国発のライフスタイルショップ「ザ・コンランショップ」を展開する㈱コンランショップ・ジャパンは、当社グループ入りしてから丸4年が経過致しました。毎年売上を伸ばし、また粗利率も改善しておりますが、注力しているオリジナルの家具販売が計画通りには進捗していないことが響き、収益的には赤字を脱却することはできませんでした。今後は、メーカーとのコラボレーションの強化なども視野に入れ、早急に黒字化させるため、あらゆる方策を検討してまいります。ジーマティック社製システムキッチンの販売を手掛ける㈱エスエムダブリュ・ジャパンは、南青山に移転したショールームを最大限に活用して、個人住宅向けの受注を獲得していくという計画が十分な成果を上げるまでに時間がかかってしまった関係で赤字計上となりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
① 財政状態
当連結会計年度の末の資産合計は、前連結会計年度に比べ182百万円増加し、9,351百万円となりました。
当連結会計年度の末の負債合計は、前連結会計年度に比べ120百万円減少し、4,703百万円となりました。
当連結会計年度の末の純資産合計は、前連結会計年度に比べ302百万円増加し、4,648百万円となりました。
②経営成績
当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高12,435百万円(前期比6.8%増)、営業利益694百万円(前期比21.4%増)、経常利益679百万円(前期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(前期比1.6%減)となりました。
なお、当社グループは家具インテリア事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ156百万円減少し、2,025百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは615百万円の増加(前連結会計年度は628百万円の増加)となりました。増加の主な要因は減価償却費195百万円によるものであり、減少の主な要因はたな卸資産の増加額63百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは495百万円の減少(前連結会計年度は392百万円の減少)となりました。主な要因は有形固定資産の取得375百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは275百万円の減少(前連結会計年度は66百万円の減少)となりました。主な要因は長期借入金の借入により600百万円増加した一方、長期借入金の返済により760百万円減少したことによるものであります。
(3) 生産、受注及び販売の状況
①生産実績
当連結会計年度における生産実績は1,293,364千円(前期比9.7%増)であります。
金額は製造原価によっており、消費税等は含まれておりません。
②仕入実績
当連結会計年度における仕入実績は6,000,096千円(前期比3.4%増)であります。
金額は仕入価格によっており、消費税等は含まれておりません。
③受注実績
当社グループは見込生産をおこなっているため、該当事項はありません。
④販売実績
当連結会計年度における販売実績は12,435,676千円(前期比6.8%増)であります。
金額には消費税等は含まれておりません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態の分析
当連結会計年度末の資産合計と負債及び純資産合計は9,351百万円となり、前連結会計年度末に比べて182百万円の増加となりました。その内訳と増減要因については、次の通りであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて14百万円増加し、6,867百万円となりました。主な変動要因は、商品及び製品が91百万円、原材料及び貯蔵品が73百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が156百万円減少したことによるものです。商品及び製品は、主としてカッシーナ・イクスシーが次連結会計年度に納品予定の空港ロビー用ベンチシートを在庫計上したことに伴い増加しました。原材料及び貯蔵品は、主としてカッシーナ・イクスシーが次連結会計年度における売上を見込んで在庫を積み増したことに伴い増加しました。現金及び預金は、長期借入金の返済に充当したため減少しました。固定資産は、前連結会計年度末に比べ167百万円増加し2,483百万円となりました。主な変動要因は、有形固定資産が218百万円増加した一方で、無形固定資産が31百万円減少したことによるものです。有形固定資産は、カッシーナ・イクスシーにおいて大阪店及び名古屋店に改装投資を行ったことにより増加したものです。無形固定資産は、減価償却によって減少しました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて48百万円増加し、3,183百万円となりました。主な変動要因は、前受金が81百万円、賞与引当金が48百万円、未払金が22百万円それぞれ増加した一方で、支払手形及び買掛金が148百万円減少したことによるものです。前受金の増加は、カッシーナ・イクスシー、コンランショップ・ジャパン、エスエムダブリュ・ジャパンの3社において未売上の取引に対応する入金額が増加したことによるものです。また、賞与引当金の増加は、カッシーナ・イクスシーの社員に支給する決算賞与の支給予定金額が増加したことによるものです。支払手形及び買掛金の減少は、エスエムダブリュ・ジャパンの売上の減少に伴い対応する仕入れも減少したことによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に比べて169百万円減少し、1,519百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が162百万円減少したことによるものです。長期借入金の減少は、カッシーナ・イクスシーにおいて現金及び預金とのバランスを勘案して長期借入金の返済をすすめたことによるものです。
この結果、負債は前連結会計年度末に比べて120百万円減少し、4,703百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末に比べて302百万円増加し、4,648百万円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を417百万円計上した一方、カッシーナ・イクスシーの配当金支払により113百万円減少したことなどによるものです。
2)経営成績の分析
当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高12,435百万円(前期比6.8%増)、営業利益694百万円(前期比21.4%増)、経常利益679百万円(前期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(前期比1.6%減)となりました。その内訳と増減要因については、次の通りであります。
(売上高)
当社グループを構成する3社の売上高は、カッシーナ・イクスシーが前期比12.7%増、コンランショッ プ・ジャパンが前期比2.4%増、エスエムダブリュ・ジャパンが前期比19.2%減となっております。カッシーナ・イクスシーにつきましては、首都圏におけるオフィスビルや商業施設の竣工に伴う家具需要の高まりや、消費者向けについても富裕層からの引き合いが堅調に推移したことにより増収になりました。コンランショップにつきましては、法人営業部門やインターネット経由の販売は伸長しましたが、新宿本店と丸の内店の旗艦店2店が減収となったため小幅な増収に留まりました。エスエムダブリュ・ジャパンにつきましては、戸建て住宅向けのリテール事業は前期比で大幅な増収となりましたが、一方で集合住宅向けのコントラクト事業が受注不足により大幅な減収となったため、全体としても減収となりました。
(営業利益、経常利益)
当社グループを構成する3社の営業利益及び経常利益は、カッシーナ・イクスシーが営業利益前期比33.6%増、経常利益28.2%増、コンランショップ・ジャパンが営業損失及び経常損失がそれぞれ14百万円、12百万円減少、エスエムダブリュ・ジャパンが前期の利益から損失計上となり、営業損益で117百万円、経常損益で119百万円悪化しました。3社の営業利益、経常利益の増減の主な要因は、売上の増減理由と同じとなります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益及び経常利益が前連結会計年度に比べて増加した一方で、6百万円の減少(前期比1.6%減)となりました。この要因は、前連結会計年度に特別利益として負ののれん発生益52百万円、投資有価証券売却益44百万円が発生したことによる反動減となります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備の新設のための設備投資であります。
これらの資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金、必要に応じて取引銀行からの借入等により資金を調達しております。なお、設備投資額及び設備投資予定額につきましては、「第3 設備の状況」に記載のとおりであります。
資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、取引銀行との間で当座貸越契約を締結しており、事業活動のために必要な資金の確保と流動性を維持しております。
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用及び所得環境の改善が継続し、株価もバブル崩壊後の戻り高値を更新するなど全体として緩やかな回復基調で推移しました。設備投資も首都圏を中心として活発化しており、個人消費も緩やかに回復しつつあります。但し、今後人手不足の顕在化が各企業の成長戦略の足かせになるのではないかとの懸念があります。一方、海外においてはブレグジット(イギリスのEU離脱)やアメリカ大統領選後の不安定な政治情勢、あるいは北朝鮮の核開発問題など地政学的なリスクが経済の先行きを不透明なものにしております。
当社グループが属する家具インテリア業界は、都市部においてオフィス、ホテルや商業ビルの着工、竣工が増加し、各企業が本社の移転やオフィスの集約などを活発におこなったり、新しいサービスや価値を提供するホテルや商業ビルが次々とオープンしており、法人向けの家具マーケットは順調に拡大してきております。また、2020年に開催される東京オリンピックに向けた各種施設の建設プロジェクトが本格化し、施設内に設えるインテリア商材の設置計画も具体化しつつあります。一方、個人住宅向けの家具マーケットは不動産価格の高騰により、家具インテリアに振り向ける資金的余裕が小さくなりつつある一方で、超高額マンションを購入される方々は、商品の質と独自性に着目し、気に入った商品には出費を惜しまないなど二極化の傾向が更にすすみつつあります。
このような経営環境の中、当社グループはお客様に洗練された、夢のある暮らしやライフスタイルを提案していくという使命を実現するために、単に商品のデザインや機能というモノの価値だけではなく、それらを組み合わせ、あるいは今までにない使い方を提案することで、さらに快適なオフィス空間、豊かで充実した住空間や刺激的なときを過ごせる商業向けやエンターテインメント用の空間をお客様に提供しております。
当連結会計年度のトピックスとしては、2018年10月にカッシーナ・イクスシー大阪店及びカッシーナ・イクスシー名古屋店を改装し、子会社である㈱エスエムダブリュ・ジャパンが取り扱うドイツジーマティック社製のシステムキッチンとイタリアカッシーナ社製家具を組み合わせた売り場を展開し、キッチンから、ダイニングルーム、リビングルーム更にベッドルームまでをトータルコーディネートした展示を行い、ご来店いただいたお客様に全く新しい世界観をお楽しみいただけるようになりました。また、両店ともに売り場面積を拡張し、キッチンや家具だけではなく、照明、ラグ、テキスタイル、雑貨やアートなども更に充実した展示を行うことで、お客様が満足のいくまでじっくりご検討いただけるようラインナップを充実させております。一方、設計事務所、デザイン事務所に対するプロジェクト営業を担うコントラクト営業部門では、空港ロビーやオフィスなどに対する大型の受注に成功し、前期に比べて大きく売上を伸ばすことができました。英国発のライフスタイルショップ「ザ・コンランショップ」を展開する㈱コンランショップ・ジャパンは、当社グループ入りしてから丸4年が経過致しました。毎年売上を伸ばし、また粗利率も改善しておりますが、注力しているオリジナルの家具販売が計画通りには進捗していないことが響き、収益的には赤字を脱却することはできませんでした。今後は、メーカーとのコラボレーションの強化なども視野に入れ、早急に黒字化させるため、あらゆる方策を検討してまいります。ジーマティック社製システムキッチンの販売を手掛ける㈱エスエムダブリュ・ジャパンは、南青山に移転したショールームを最大限に活用して、個人住宅向けの受注を獲得していくという計画が十分な成果を上げるまでに時間がかかってしまった関係で赤字計上となりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
① 財政状態
当連結会計年度の末の資産合計は、前連結会計年度に比べ182百万円増加し、9,351百万円となりました。
当連結会計年度の末の負債合計は、前連結会計年度に比べ120百万円減少し、4,703百万円となりました。
当連結会計年度の末の純資産合計は、前連結会計年度に比べ302百万円増加し、4,648百万円となりました。
②経営成績
当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高12,435百万円(前期比6.8%増)、営業利益694百万円(前期比21.4%増)、経常利益679百万円(前期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(前期比1.6%減)となりました。
なお、当社グループは家具インテリア事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ156百万円減少し、2,025百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは615百万円の増加(前連結会計年度は628百万円の増加)となりました。増加の主な要因は減価償却費195百万円によるものであり、減少の主な要因はたな卸資産の増加額63百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは495百万円の減少(前連結会計年度は392百万円の減少)となりました。主な要因は有形固定資産の取得375百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは275百万円の減少(前連結会計年度は66百万円の減少)となりました。主な要因は長期借入金の借入により600百万円増加した一方、長期借入金の返済により760百万円減少したことによるものであります。
(3) 生産、受注及び販売の状況
①生産実績
当連結会計年度における生産実績は1,293,364千円(前期比9.7%増)であります。
金額は製造原価によっており、消費税等は含まれておりません。
②仕入実績
当連結会計年度における仕入実績は6,000,096千円(前期比3.4%増)であります。
金額は仕入価格によっており、消費税等は含まれておりません。
③受注実績
当社グループは見込生産をおこなっているため、該当事項はありません。
④販売実績
当連結会計年度における販売実績は12,435,676千円(前期比6.8%増)であります。
金額には消費税等は含まれておりません。
(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
1)財政状態の分析
当連結会計年度末の資産合計と負債及び純資産合計は9,351百万円となり、前連結会計年度末に比べて182百万円の増加となりました。その内訳と増減要因については、次の通りであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて14百万円増加し、6,867百万円となりました。主な変動要因は、商品及び製品が91百万円、原材料及び貯蔵品が73百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が156百万円減少したことによるものです。商品及び製品は、主としてカッシーナ・イクスシーが次連結会計年度に納品予定の空港ロビー用ベンチシートを在庫計上したことに伴い増加しました。原材料及び貯蔵品は、主としてカッシーナ・イクスシーが次連結会計年度における売上を見込んで在庫を積み増したことに伴い増加しました。現金及び預金は、長期借入金の返済に充当したため減少しました。固定資産は、前連結会計年度末に比べ167百万円増加し2,483百万円となりました。主な変動要因は、有形固定資産が218百万円増加した一方で、無形固定資産が31百万円減少したことによるものです。有形固定資産は、カッシーナ・イクスシーにおいて大阪店及び名古屋店に改装投資を行ったことにより増加したものです。無形固定資産は、減価償却によって減少しました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて48百万円増加し、3,183百万円となりました。主な変動要因は、前受金が81百万円、賞与引当金が48百万円、未払金が22百万円それぞれ増加した一方で、支払手形及び買掛金が148百万円減少したことによるものです。前受金の増加は、カッシーナ・イクスシー、コンランショップ・ジャパン、エスエムダブリュ・ジャパンの3社において未売上の取引に対応する入金額が増加したことによるものです。また、賞与引当金の増加は、カッシーナ・イクスシーの社員に支給する決算賞与の支給予定金額が増加したことによるものです。支払手形及び買掛金の減少は、エスエムダブリュ・ジャパンの売上の減少に伴い対応する仕入れも減少したことによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に比べて169百万円減少し、1,519百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が162百万円減少したことによるものです。長期借入金の減少は、カッシーナ・イクスシーにおいて現金及び預金とのバランスを勘案して長期借入金の返済をすすめたことによるものです。
この結果、負債は前連結会計年度末に比べて120百万円減少し、4,703百万円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末に比べて302百万円増加し、4,648百万円となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を417百万円計上した一方、カッシーナ・イクスシーの配当金支払により113百万円減少したことなどによるものです。
2)経営成績の分析
当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高12,435百万円(前期比6.8%増)、営業利益694百万円(前期比21.4%増)、経常利益679百万円(前期比16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(前期比1.6%減)となりました。その内訳と増減要因については、次の通りであります。
(売上高)
当社グループを構成する3社の売上高は、カッシーナ・イクスシーが前期比12.7%増、コンランショッ プ・ジャパンが前期比2.4%増、エスエムダブリュ・ジャパンが前期比19.2%減となっております。カッシーナ・イクスシーにつきましては、首都圏におけるオフィスビルや商業施設の竣工に伴う家具需要の高まりや、消費者向けについても富裕層からの引き合いが堅調に推移したことにより増収になりました。コンランショップにつきましては、法人営業部門やインターネット経由の販売は伸長しましたが、新宿本店と丸の内店の旗艦店2店が減収となったため小幅な増収に留まりました。エスエムダブリュ・ジャパンにつきましては、戸建て住宅向けのリテール事業は前期比で大幅な増収となりましたが、一方で集合住宅向けのコントラクト事業が受注不足により大幅な減収となったため、全体としても減収となりました。
(営業利益、経常利益)
当社グループを構成する3社の営業利益及び経常利益は、カッシーナ・イクスシーが営業利益前期比33.6%増、経常利益28.2%増、コンランショップ・ジャパンが営業損失及び経常損失がそれぞれ14百万円、12百万円減少、エスエムダブリュ・ジャパンが前期の利益から損失計上となり、営業損益で117百万円、経常損益で119百万円悪化しました。3社の営業利益、経常利益の増減の主な要因は、売上の増減理由と同じとなります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益及び経常利益が前連結会計年度に比べて増加した一方で、6百万円の減少(前期比1.6%減)となりました。この要因は、前連結会計年度に特別利益として負ののれん発生益52百万円、投資有価証券売却益44百万円が発生したことによる反動減となります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備の新設のための設備投資であります。
これらの資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金、必要に応じて取引銀行からの借入等により資金を調達しております。なお、設備投資額及び設備投資予定額につきましては、「第3 設備の状況」に記載のとおりであります。
資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、取引銀行との間で当座貸越契約を締結しており、事業活動のために必要な資金の確保と流動性を維持しております。